カテゴリ:大工仕事( 540 )

b0003400_21024401.jpg
巾木(はばき)とは、壁と床の境目に用いられる部材です。
こちらでは、出隅部分で巾木が傷んでいました。
掃除機がぶつかったせいでしょうか。

巾木の役割の一つに、掃除の際にぶつかってくる、掃除機やモップなどの掃除道具から壁を保護することがあります。
そのことを考えると、こちらの巾木は役割を果たしているといえます。
ただし、壁を守ることはできたが、自分が傷ついてしまったということです。

今では巾木の出隅に取付ける、樹脂製のキャップのような部材があります。
そのような部材を取付けることを考えてもよさそうです。

[PR]
b0003400_15405315.jpg
屋根裏を見上げたところです。
材料には北洋材と銘打たれていました。
材料は屋根の下地材であり、野地板(のじいた)と呼ばれている12mm厚程度の板材です。
北洋材というのは、極東ロシア(旧ソ連)で伐採されたものです。
かつては、日本国内でよく使われていた材料なのですが、今現在ではかなり減ってきています。
減った原因については、wikiなどに書かれていますので、そちらをご参照ください。

当方が今現在普通に使っている北洋材となると、赤松のイニイッサン(30mm×40mm)ぐらいでしょうか。
材料としては、けっして悪いものではなく、無節のものなど仕上げ材として使用することが可能です。
あとは妥当な価格で、安定して供給されることです。






[PR]
b0003400_17531065.jpg
鎬(しのぎ)に削られた角材です。
けっして、鎬を削った角材ではありません。
大工さんの用語では、このように中央がなだらかに盛り上がっているような形状のことを、鎬といいます。
そして、鎬の形状に削り加工することを、鎬に削るというわけです。
このように鎬に削られた材料は、勾配屋根の頂部に用いられることになります。
ちなみに刀剣や陶器などにおいても、鎬という言葉が使われています。



[PR]
b0003400_18534483.jpg
ウッドデッキのラチスフェンスです。
築10年までは経っていないと思います。
ラチスの斜材を止めている、タッカーステープル(ホチキスの針)が飛び出していました。
ステンレス製のステープルなので、錆びていないのが目立っていました。
ステープルが飛び出してしまったのは、ラチスの斜材が伸びたり縮んだり、反ったりよじれたりしたためです。
また強風に押されたためでもあるでしょう。
このように部材の変化が激しくなりそうな部位では、タッカーステープルやビス止めではなく、ボルトナットで止めるのがよさそうです。

[PR]
b0003400_18262187.jpg
築10年以上の木造住宅です。
アルミサッシ周りがクロスを巻き込んで納めてありました。
四方に枠を回すのに比べて、サッシ周りがすっきり見えます。
ただし、アルミサッシに生じた結露水により、クロスがカビで黒ずみ、剥がれかかっていました。
サッシガラスはペアガラスなのですが、それだけでは結露は止まりません。
今現在、一般的に流通しているサッシで、グレードの高いものであっても、住まい方によっては結露が生ずる可能性があります。
クロスがカビで黒ずむのが嫌ならば、クロス巻き込みは止めておいたほうがよさそうです。

[PR]
b0003400_18464015.jpg

30mm厚の針葉樹合板(ラーチ合板)を用いた本棚です。
固定棚は方立(縦板)を掘り込んで固定しています。
可動棚も方立に溝掘りして、そこに差し込むようになっています。
厚さ30mmの合板を用いているため、全体的にごつくなっていますが、針葉樹の木目と相まって雰囲気はいいと思います。

都合のよい端材が出たならば、同じようなものを作ってみたいのですが、なかなかこれだけの端材は出てきません。
かといって、新品の厚物針葉樹合板の価格は、ホームセンターなどで販売されている組立家具よりも高価になってしまいます。
[PR]
b0003400_18454760.jpg

扉がうまく閉まらない。
閉まったとしても、すぐに開いてしまう。
お客さんより、以上のような話がありました。
状況を確認に行ったところ、写真のような状況でした。

なにが悪いのかというと、ラッチボルト(出っ張ったり引っ込んだりする部材)の向きが逆向きに取付けられているからです。
ラッチボルトは、閉まるほうに傾斜がついていて、扉を押せば閉まるようになっており、開けるときはレバーハンドルを回さないと開かないようになっています。
それなのに、こちらではラッチボルトが逆向きになっていたため、閉じるときはなかなか閉まらず、開けるときは簡単に開くようになっていたというわけです。

じつは、ラッチボルトの向きは、扉の開き勝手に応じて、簡単に変えることができます。
それゆえ、取付けの際に、簡単に間違えることもあるということです。
ちなみに、直すのも簡単です。
[PR]
b0003400_17563856.jpg

土台が基礎に接する部分がえぐれています。
これは、白アリや木材腐朽菌によるものではなく、ネズミが出入りのために齧って開けてしまったものです。
ネズミの出入りのためのものなので、これ以上広がることはないしょう。
これが白アリや木材腐朽菌によるものならば、この大きさでは納まりません。
ちなみにこの土台はヒバ材で、白アリや木材腐朽菌には強い樹種です。

とにかく、この出入口はふさがないといけないのですが、その前にネズミ退治が必要となります。
ネズミをそのままにしていては、再び同じことが起きるだけです。
[PR]
b0003400_21301967.jpg

石膏ボード下地の壁面に、ボードアンカーを用いてL型フックを設置しているところです。
L型フックには物干しハンガーが掛けられていました。

L型フックは、最初のうちは問題なく設置されていたようですが、しばらく経ってから斜めに傾いてしまったようです。
これは、物干しハンガーを掛けたり外したりしているうちに、ボードアンカー周辺の石膏ボードが壊れてきたためでしょう。
このままでは、L型フックは抜け落ちてしまうことでしょう。

このような場合には、耐力に余裕のあるボードアンカーを用いるか、ボードアンカーを用いずに下地板を貼り付けてしまうことです。
ここで、下地板を貼り付ける際には、ボードアンカーを用いてもかまいません。
[PR]
b0003400_17364487.jpg

1階から2階の床板と根太(ねだ)を見上げているところです。
よく見ると、根太がたわんでいるのがわかると思います。
さすがに、このままにして工事を進めるわけにはいきません。
なんらかの方法で、根太のたわみを減らすことを考えることになります。

根太のたわみを減らすには、根太の本数を増やすことや、根太の断面を大きくすることが考えられます。
作業方法としては、2階の床を解体撤去して、根太の本数を増やし、また床を貼ることが良いのですが、その方法では予算と時間がかかります。
今回はお客さんと相談のうえ、既存の根太に新たな材料を背負わせ、断面を増やす方法になりそうです。
[PR]