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網入りガラスの錆

網入りガラスの錆_b0003400_16412512.jpg

サッシガラスの中央付近についている茶色は、汚れではなく錆です。
この錆は、ガラスの中に入っている金網が錆びたものなので、ガラスの表面をいくら拭いても落とすことはできません。
この錆ばかりは、ガラスを交換するしか手はありません。

なぜにガラスの中の金網が錆びてしまったのかというと、ガラスの端部切断面において、金網に施されていた錆止めの効き目が、落ちてしまったからです。
一度ガラスの中で錆が発生してしまったら、どうにもならないものだと思ってください。
新しいガラスに交換したほうが、手っ取り早いことだいうことです。

ここで、なぜに網入りガラスを用いるのかということを述べてみます。

網の入っていない普通のガラスの場合、外部から火が迫ってきたとき、まず、熱でガラスが割れてしまいます。
ガラスの割れてしまった窓は、外部からの火を素通しにしてしまい、可燃物だらけの建物内部に火が侵入してくるということになります。

一方、網入りガラスというものは、ガラスが割れたときに、ガラスが崩れ落ちるのを金網が防いでくれるようになっています。
そのため、金網によってかろうじて残ったガラスが、火の侵入をある程度防いでくれるということです。
このように外部からの火災を防いでくれる金網ですが、時間が経つと錆びてしまうことがあるということです。
by safetycap01 | 2008-10-21 18:53 | 建築工事 | Comments(0)