塗装工事 #7 錆止め
今回使用した錆止め塗料です。
1液性変成エポキシ系錆止め塗料と呼ばれているものです。
かつては錆止め塗料というと、赤っぽい鉛系の製品がおもに使われていました。
鉛系の錆止め塗料は、歴史もあり安価な塗料なのですが、やはり鉛の問題が出てきます。
通常ならば鉛が溶け出すようなことはありませんが、塗装の塗替え時に、既存の塗装をはがす際に、鉛を飛び散らせてしまうことになります。
ただ、屋内などの塗料にとって条件のよい部位では、塗装の塗替えが不要なこともありえることで、そのような部位には鉛系の安価な塗料でも充分だといえます。
このあたりは適材適所ということで、必要以上に高価な塗料を使う必要はないと思います。
しかし、小規模な工事で、ここは鉛系、ここはエポキシ系などとやってしまうと、それはそれで費用がかかります。
そのような場合には、高価ではありますが、エポキシ系で統一すべきでしょう。
錆止め塗料には、ほかにもいろいろな種類があります。
塗装工事を依頼する際には、どのような錆止め塗料を使うのかも、しっかり注目してみてください。