戸車
木製引き戸の底の部分です。
中央に写っているのは、戸車(とぐるま)という金物です。
戸車というものは、引き戸の重さを支えながら動いているため、引き戸の中で一番早くダメになってしまう部品です。
引き戸の開け閉ての具合が悪くなったら、戸車の寿命を疑ってみる必要があります。
戸車の交換は、それほど難しいことではありません。
写真の場合だと、戸車を留めている2本のビスを外したうえで、マイナスドライバーのほうなものを使えば、戸車をほじくり出して外すことが出来ます。
あとは、外した戸車と同じ形状とサイズの戸車を探してきて、取り付ければOKです。
ただ、同じ形状とサイズの戸車であっても、樹脂製、ステンレス製、ステンレス製ベアリング付きの3種類が、販売されているはずです。
樹脂製は開閉音が静かではありますが、ステンレス製よりも丈夫さで劣ります。
ステンレス製ベアリング付きは、単なるステンレス製よりも丈夫ではありますが高価です。
ただ、高価とはいっても戸車2個で2~3千円程度のはずです。
戸車の選択にあたっては、今まで使ってきた戸車が、充分長持ちしてくれたのならば、今までと同じものを選べばよいでしょう。
今まで使ってきた戸車が、思いのほか早くダメになったのならば、新たな戸車にはステンレス製ベアリング付きを、選択したほうがよいと思います。