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住まいの手入れ 畳の上げ方 その1

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畳の上げ方を紹介してみます。
方法さえ知っていればなんということもないのですが、まったく知らずに畳を上げようと思うと、どこから手をつけてよいかわからなかったり、無理やりこじり上げて畳を傷めてしまうことがあります。
今では自分で畳を上げるようなことはまずないとは思いますが、ちょっとした雑知識として頭の片隅にでも入れておいてもらえると、いいかもしれません。

畳屋さんが畳を上げる際に用いる道具は、先端がフック状に曲がった手カギです。
この手カギを畳と畳の間に差し込んで、フックを引っ掛けて畳を引き上げます。
一般の家庭にはこのような道具はないので、マイナスドライバーを使って畳を上げてみます。

マイナスドライバーを差し込むのは、畳の縁(へり)の部分です。
そして、差し込んだマイナスドライバーを倒すようにして畳を持ち上げます。
その際、縁の部分がドライバーの軸に押されて凹んでしまいますが、縁の凹みは気にしないでください。
ドライバーの軸に押されて凹んだ部分は、元に戻ってくれるはずです。
これが縁ではない部分だと、凹むだけではなく畳表(たたみおもて)のイグサが、ドライバーの軸で切断されてしまうことがあります。
さすがに切断された畳表は元に戻ってはくれません。

以上の作業で気をつけることは、ドライバーを差し込む際には、畳に遠慮せずにしっかりと畳の下の床面まで差し込むことです。
中途半端なところで差し込むのを止めてしまうと、ドライバーの先端が畳を引っ掛けて傷めてしまうことがあります。

これで畳が一枚上がりました。
じつは、この先にも注意すべきことがあります。
それについては別稿でお知らせします。
by safetycap01 | 2007-12-19 18:32 | ハウスキーピング | Comments(0)