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ブロック積み

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このように、ブロックを互い違いに積むような積み方を、レンガ積みといいます。

一般にブロックを積むときは、ブロックの継ぎ目を縦に通す、いも積みという積み方を行います。
そして、ブロックの継ぎ目のことを目地(めじ)といって、いも積みの場合の目地のことを、いも目地といいます。
いもの語源はよくわからないのですが、あまり良いイメージでないことはたしかです。
一方、レンガ積みの目地のほうはレンガ目地とはいわずに、馬乗り目地、破れ目地などといいます。

じつは、レンガ積みというのは建築用コンクリートブロックの場合のことで、これが土木用コンクリートブロックや石積みになると、このような積み方を布積み(ぬのづみ)といいます。
それでは、いも積みのほうはどうかというと、土木用コンクリートブロックや石積みでは、いも積みに相当する積み方は行われていません。
これは、整然と目地が通った積み方は、見栄えは良いのですが崩れやすいということで、土木用コンクリートブロックや石積みの世界では、いも積みは用いられないからです。

これはレンガを積むときにも同様です。
レンガを積む場合にも、いも積みに相当する積み方は行われずに、縦目地を通さないように積むことが普通です。
しかし、さすがにこの縦目地を通さない積み方のことは、レンガ積みとはいいいませんね。

写真で、白い線が引いてあるところに、鉄筋が通っていると思ってください。
鉄筋はブロックを組んだ後で上から差し込むのではなく、あらかじめ基礎から立ち上げます。

いも積みの場合は、鉄筋をブロックの継ぎ目のA部に通すので、たいした手間ではありませんが、レンガ積みでは鉄筋をブロックの中間部のB部を通す場面が出てきます。
ブロックの中間部に鉄筋を通すためには、ブロックを鉄筋よりも持ち上げないといけません。
これは、面倒といえば面倒ですね。
by safetycap01 | 2007-07-09 18:05 | 外構工事 | Comments(0)