擁壁の鉄筋

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こちらは擁壁の鉄筋です。
ちょっと見ると、住宅などで使われている布基礎の鉄筋に似ています。
ところが、擁壁の鉄筋では縦方向の鉄筋が主筋で、布基礎の鉄筋では横方向の一番上と一番下の鉄筋が主筋になります。
主筋というのは、文字通り鉄筋コンクリート構造物のメインとなる鉄筋で、ほかの鉄筋よりも重要な鉄筋といってよいと思います。

擁壁の場合には、背面からの土の圧力にあらがうことが一番の目的のため、土を止めるように主筋を縦方向に配置します。
これは、土が崩れ落ちてくるのを止めるために、地面に杭を打ち込んで、杭の内側に板を渡すようなことを考えてください。
地面に打ち込まれた杭が主筋です。

一方、布基礎の場合は、上に乗ってくる建物を支えることが一番の目的のため、基礎を梁としてとらえ、主筋を横方向に配置します。
これは、かつぎ棒の上に乗っているお神輿を想像してください。
かつぎ棒が、棒としてしっかりしていなければ、棒が折れてお神輿が落ちてしまいます。
棒としてしっかりさせるためには、主筋は横棒の方向に入れないと意味はありませんからね。

擁壁と布基礎では、同じように見える鉄筋でも、意味合いが違ってきます。
もちろん、両者が同じように見えてよいのは一般の方にとってであり、専門家にとっては別物に見えないとまずいんですよ。
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by safetycap01 | 2007-06-14 17:44 | 外構工事 | Comments(0)