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間柱と手すり

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間柱(まばしら)というのは、文字通り柱の間にある柱です。
通常の柱が3寸5分(105mm)角や4寸(120mm)角などの正方形断面なのに対して、間柱は3寸5分×1寸、4寸×1寸などと見つけ方向の幅が狭くなっています・・・奥行き方向は柱と同じ寸法です。

間柱の役割は、柱のように上部の荷重を支えるのではなく、壁をしっかりさせることにあります。
柱と柱の間に間柱が入っていない場合、そのまま柱間に壁の石膏ボードなどを張ってしまうと、石膏ボードが中間部でたわんでしまい、頼りない壁になってしまいます。
それを防ぐために、柱の間に入れる幅の狭い部材が間柱です。
もちろん柱と同じ寸法の部材を用いてもいいのですが、それでは費用がかかってしまいます。
また、組み立てるのもたいへんになってしまうんですよ。

間柱というのは柱の中間部に入れるものなのですが、その入れ方は均等割りではなく、柱の芯から1尺5寸(455mm)程度で入れていきます。
もちろん結果として均等割りになることが多いのですが、原則は均等割りではないと考えておいてください。
そしてわかりやすい柱の位置というと、壁の角になった部分や、建具やサッシの両脇などです。

ということで間柱の見つけ方です。
間柱の幅は1寸(30mm)程度。
これが計算どおりの位置に真っ直ぐに入っていればいいのですが、なかなかそうはいきません。
まずは、多少のブレがあるものとして、検討をつけた位置付近、もしくは入っていて欲しい位置付近を叩いてみてください。
空洞ではないような感じがしたら、そこには柱や間柱が入っている可能性があります。

そのあとは実際に用いる、ビスをもみ込んでみることです。
針などを刺して試すよりも、わかりやすく確実です。
壁に穴が開いてしまっても、下地板で隠れてしまいますから、外すことを恐れずに試してみてください。

今は下地を探知する機械が、ホームセンターなどで販売されています。
私も1000円程度の製品を購入して試してみました。
使い方も難しくなく、下地の探知精度も特に問題はありません。
このような機械を使ってもいいと思います。

写真は間柱の位置にビスをもみ込んだところです。
ビスをもみ込む際には、ビス位置がきれいに見えるように、鉛筆等で墨出しを行ってください。
また、ビス頭にはめ込む化粧キャップも販売されています。
by safetycap01 | 2007-01-26 17:56 | バリアーフリー | Comments(0)