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擁壁工事#13 打ち放し用型枠

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正面に黄色く見えるのがコンクリート打ち放し用の型枠です。
一般にはパネコートと呼ばれていますが、正式名称は表面加工コンクリート型枠用合板でしょう。

コンクリート型枠用合板とはいわゆるコンパネ(コンクリートパネル)のことで、合板の中でも比較的湿気に強いタイプです。
接着の程度は1類合板に分類され、水分に比較的強い接着剤を使って、張り合わされている合板です。
ここで、接着の程度には特類、1類、2類とあって、もっぱら屋内に使われているのが1類、2類で、構造的に重要な部分で使われているのが特類、1類です。

また、ここでの表面加工とは、コンクリートを流し込む面にウレタン塗装などを施すことで、塗装された面が表面の平らで滑らかなコンクリートを生み出します。
当然ですが単なるコンクリート型枠用合板よりは高価ですね。
そして打ち放し面への使い回しが効かずに、他の面への使いまわしになりますが、これは通常の型枠用合板と同じことです。

擁壁の場合、正面はコンクリート打ち放し仕上げとすることがほとんどで、こちらでも正面には新品のパネコートを使っています。
一方、パネコートと対になる面は、他の現場からのパネコートの使いまわしです。

写真は打ち放し面の型枠が組みあがったところ。
このあと、返しの面を組んでいきます。
by safetycap01 | 2006-12-01 17:59 | 建築工事 | Comments(0)