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和室天井

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和室天井の工事の様子です。
肩から上を天井裏に乗り出すように仕事をしています。
天井裏に余裕があればいいのですが、余裕がないと不自由な仕事になります。

1階の上に2階が乗っているような場合は、天井ふところがない上に、大きい断面の梁が架かっていることが多く、玄翁をまともに使えないことがあります。
そうゆうときには、玄翁を横に向けて玄翁の側面で釘を叩きます。
技術的に、特に難しいことはないんですが、なかなか苦しい仕事になりますね。

今日のような暖かい日には、上の方にあがってくる熱と、工事用照明器具の熱で暑さもたいへんです。
真夏にはやりたくない仕事ですよ。

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こちらは作業を終えたところです。
正面、向かって右側が床の間です。
一般に今回のような竿縁天井では、竿縁が床の間に向かっていかないような方向に竿縁を流します。
竿縁が床の間に向かっていくような天井は、床刺(とこざし)もしくは床挿といって不吉とされてきましたが、最近では気にされない方もいるようですね。
by safetycap01 | 2005-11-08 18:41 | 大工仕事 | Comments(1)
Commented by wyoshi at 2005-11-08 19:50 x
杉の源平が美しいですね。貼りものにはない味わい、うらやましい……。床の間の落としがけの高さは、どのように決めておられるのでしょう。長押がなく、天井までの高さがそんなにない場合、悩みますよね。「柱幅の●●倍」とかでしょうか……?