床付け、砕石地業
こちらの作業は、根伐りが所定の深さまで行われているのかを確認しているところです。
所定の深さまで根伐りを行い、設計図書に要求されているような状態に、根伐り底(ねぎりぞこ)を整えることを床付け(とこづけ)といいます。
この後に砕石を敷き込むのですが、床付けがいい加減に行われていると、砕石の厚さがまちまちになってしまい、基礎の下部の地盤が均一ではなくなってしまいます。
ミリ単位のシビアな精度を望めるのもではありませんが、なかなか重要な作業なんですよ。
こちらは本日の作業です。
床付けが済んだ根伐り底に、砕石を敷いて転圧をしたところです。
この作業を砕石地業(じぎょう)といいます。
砕石を敷き込んで転圧するのは、地盤を突き固めるため。さらに建物の重さを地盤に均一に伝えてあげるためです。
土をじかに突き固めるよりも、砕石ごしに突き固めたほうが効果があるんです。
いまは0~40mm程度の砕石を使う例が多いのですが、割栗石(わりぐりいし)といって120~150mm(4~5寸)程度の石を使うこともあります。
というよりも割栗石を使うほうが本来の姿ですね。
この場合は割栗地業といいますが、割栗石の入手が困難なところでは、砕石地業となってしまいます。
どちらにしても充分な突き固めが必要になってきます。
画像の中央付近の砕石面が少し深くなっています。
この部分は駐車場に接する面で、基礎を深くしているため、砕石面が深くなっています。
この後は捨てコンクリート打ちです。