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床下換気口

床下換気口_b0003400_182819.jpg

画像は床下換気口です。
現場では風窓(かざまど)と呼ばれていたりします。
築13~14年とは思えないぐらいきれいな状態です。

こちらのお宅は暴れ川のそばなので、地盤はけっして良くありません。
通常ならば地盤沈下によって床下換気口の下端から斜めにひびが入っているでしょう。
また、犬走り・・・基礎の外周のコンクリートと基礎との間に隙間が開いていてもおかしくないですね。
今回見た限りでは全く問題はありませんでした。

これは基礎工事に充分な費用と手間をかけたおかげだと思います。
基礎がこのように良好な状態に保たれていると、土台から上の状態も良いはずです。
こうゆうお宅のリフォーム工事は楽なんですよ。
建物の歪みや沈み込みの補修をしないで済みますからね。


じつは比較的新しい住宅にはこのような床下換気口が設けられていない例が多いんです。
基礎パッキン、床下換気扇などの違う方法で床下の換気を図っているか、基礎内部に防湿処理をしている場合などですね。

正直言って、どの方法が一番良いのかは判断が難しいですね。
というよりも判断、評価が定まっていません。
設計者、施工業者でいろいろな方法が採られています。

とはいえ、今現在の主流は基礎内部に防湿処理をしたうえで基礎パッキンで床下の換気を図ることです。
とりあえずこちらの方法がベターだとは思います。
by safetycap01 | 2005-05-23 19:24 | 住宅建築 | Comments(0)