墨出し。
基礎の上に土台を敷きこむための基準墨を描いてきました。
きちんとした基礎を作っても土台をいいか加減に敷きこんだんじゃ意味がないですからね。
そのための基準墨です。
文字通り墨を使います。
墨を含ませた糸を基礎の上にはじいて直線を描きます。
きちんと張った糸をパチンとはじくと直線が描けます。
糸を垂直に引き上げないと直線になりません。
曲線になってしまいます。
やり直すと見難くなるし、だいいちみっともないです。
手を墨で黒くしながら覚えるんです。
手についた墨ってたわしでこすらないと落ちないし、
洋服についたら洗濯しても無理ですね。
画像は京都山科産の砥の粉です。
砥の粉は砥石の粉末、または黄土を焼いて粉にしたもので一袋300円程度です。
背景は和室の柱の上部です。砥の粉を塗ってあります。