吸い付き桟。
画像は先日お話した吸い付き桟が、板の反りに負けて外れてしまったところです。
こうなってしまうと無理やり平らに直そうとしてダメですね。
力ずくでは板が割れてしまいます。
とりあえず反りを直すのならば板の凹んだ面に水を吸わせることです。
水を吸った面が伸びることによって、ある程度は反りが収まるはずです。
とは言っても、遣り返しの側面の溝にはまるまでは直らないと思います。
新しく作り直したほうがよさそうでした。
今日は下小屋で作り終えた遣り返しの戸板の建て込みでした。
築50年ともなると建物には狂いが生じています。
可動部分は磨り減っています。
現地で採寸した寸法どうりに作っても、すんなり納まることのほうが少ないですね。
このような場合は現地での微調整が必要です。
遣り返しの戸板が4枚。
『平ナンナ』と『しゃくりカンナ』を使って、小1時間程度の仕事でした。