屋根の重ね葺きと雨樋

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既存の屋根の上に、金属屋根を重ね葺き(かさねぶき)したものです。
屋根のほうは新しくなったのですが、雨樋(軒樋)のほうは古いままでした。
雨樋自体は古いままでもよいのですが、取付け位置を変更して、新しい屋根に合うように付け替えるべきでしょう。
場合によっては、取付け位置の変更では足りずに、取付け金物そのものの変更が必要になってきます。

以上のようにしないと、新しい屋根を流れ落ちる雨水が、雨樋を越えて直接地面に落ちてしまいます。
さらに、雨が激しくなると、雨水は隣地のほうに落ちてしまう可能性があります。
つまり、今の雨樋の位置では、降る雨の量が増えると、雨樋の役割を果たさなくなるということです。
なお、この場合、隣地からクレームが入ると負けてしまう可能性大です。

なぜに、このようなことになってしまうのかというと、屋根の重ね葺きの際に、足場を組まずに工事を行ってしまったからでしょう。
屋根工事だけならば、勾配が緩ければ足場がなくとも可能ですが、雨樋工事は足場がないとできません。
また、雨樋工事を行わなければ、その分、見積金額が安くなって契約を取りやすくなります。
そのようなことで、この建物では雨樋工事を行わなかったのではないでしょうか。
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by safetycap01 | 2011-10-04 18:13 | リフォーム | Comments(0)