和室を洋室へ その16
先日に続いて養生の話です。
こちらは出入口付近の、壁の角を養生しているところです。
養生している材料は、作業で発生した材料ではなく、あらかじめ持っていった材料です。
つまり、この養生は作業途中で行ったのではなく、作業を行う前に行ったということになります。
このような部位は材料や道具の搬入時に、いきなり傷をつけてしまうことがあるからで、さらに残材や道具を引き上げるときにも、傷をつけてしまうことがあるということです。
よって、この養生は最初に行って、最後まで残るということになります。
簡単に外れてしまっては困る養生ですが、取り付けたり外したりするのに手間がかかってはたいへんです。
注文の多い養生かもしれません。