人気ブログランキング |

和室を洋室へ その13

b0003400_142476.jpg

和室の出入口建具の、上部小壁を撤去したところです。
通常ならば、柱のほうに掘り込み、欠き込みがあるところ、この建物では掘り込みも欠き込みもなく、釘跡だけしかついていません。
これは、現造(げんぞう)と呼ばれている造作が行われていたためです。

現造というのは、現場造作の略でしょうか?
部材と部材を組み合わせる際に、通常ならばオスメスの加工を施して組み合わせるところ、オスメスの加工を施さずに、部材同士を突きつけて組み合わせる造作のことです。

この現造は、オスメスの加工を施さない分、簡単といえば簡単なのですが、面と面をつき合わせる際に隙間が開いてしまい、きれいに組み合わせることが難しい造作といえます。

さらに、現造では組んだ当初はきれいに見えても、時間が経つと材の伸び縮み狂い暴れなどで隙間が開いてくることがあります。
オスメス加工を施しても隙間が開いてはきますが、現造ほどではありません。

ここで、現造の語感はいかがでしょうか?
けっして優れているような感じはしないと思います。
現造というのは、オスメス加工を行う通常の造作よりも、一段低いものとして見られている造作です。
by safetycap01 | 2009-07-16 18:30 | バリアーフリー | Comments(0)