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和室を洋室へ その2

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手前が畳が敷き込まれていた部分で、奥が既存の洋室です。
畳が敷き込まれていた部分・・・和室だった部分と洋室の間には、敷居があって間仕切り建具が設けられています。
ここで考えるのは、和室だった部分と洋室の床の高さを、どのように設定するかということです。

和室だった部分は畳の分だけ床が高かったのですが、畳をなくしてしまうと洋室と床の高さは変わらなくなります。
それならば床の高さを同じにすればいいのかというと、ことはそれほど単純ではありません。

じつは和室だった部分と洋室とでは、床下地の組み方が違っているため、和室を洋室に転用するには、畳を洋室用床材に替えれば済むという話ではないのです。
これは和室の根太が1尺5寸(455mm)ピッチなのに対して、洋室の根太は1尺(303mm)ピッチであること。
洋室よりも和室の根太のピッチのほうが粗いため、和室にそのまま洋室用床材を張ってしまうと、床材がたわんでしまうことになります。

このことに対しては、和室だった部分の床をはがして根太を追加する方法があります。
ただ、この方法は手間と費用ががかかります。
そこで、この方法よりも簡便な方法として、既存の床の上に根太ピッチを密にして、もう一床組む方法です。
この方法ならば、床をはがすよりも手間も費用もかかりません。
しかし、この方法では床の高さが上がってしまうということです。

それから、もう一つ考えなければならないことに、床が下がることによって和室だった部分と洋室の取り合いは良くなるのですが、他の部分に不都合は出てこないかを考える必要があります。
特にサッシや建具周りなどが要チェックです。
by safetycap01 | 2009-06-24 18:19 | リフォーム | Comments(0)