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間仕切り壁撤去リフォーム 床断熱材_b0003400_16212161.jpg

手前側、銀紙に包まれているのは、床下に入れられていた断熱材のグラスウールです。
グラスウールは、天井裏や外壁面に用いられることの多い断熱材ですが、床下に用いていけない断熱材ではありません。
ただ、一般に床下に用いる断熱材というと、板状になった断熱材です。

今回は、工事の都合で、一部引き抜いてしまったグラスウール断熱材の替わりに、板状になった断熱材を入れることにしました。
正直、一度引き抜いてしまった断熱材を、きれいに入れ直すことは、かなり難しい作業になります。
少しぐらい費用がかかっても、新しい断熱材を入れてしまったほうが、作業が順調に進みます。

また、グラスウール断熱材というのは、販売単位が大きいため、少しの利用では余りが多く出てしまいます。
そこにいくと、板状になった断熱材は、販売単位が小さいため、余ってしまっても高が知れています。
間仕切り壁撤去リフォーム フローリングの色_b0003400_1035780.jpg

リフォーム工事で困ってしまうことに、材料の色のことがあります。
かつて流行っていた色が、今では流行らなくなってしまい、入手できなくなることがあるからです。

写真はフローリングの場合です。
室内と廊下に同じフローリングが張られていました。
間仕切り壁の撤去にともなって、張り替えなければならないのは室内のフローリングで、廊下のフローリングはそのまま残します。

まずは、今までと同じフローリングを探すわけですが、主要メーカーには該当する製品はありませんでした。
そこで、同じような色の製品を探すわけですが、写真のような色の濃いフローリングは、今ではあまり出ないということで、限られた色しかありませんでした。

こうなると、廊下と室内のフローリングの色を変えることを、お客さんに相談です。
結果、今よりも明るい色になるのならば、そちらでかまわないということになりました。

今回は、廊下と室内ということで、色を変えることができましたが、続き部屋の場合は、そう簡単に色を変えるわけにはいきません。
そのような場合は、続き部屋全体のフローリングを張り替えるしかないでしょう。
このようなことを見積段階で見逃してしまうと、費用負担の件でもめることになってしまいます。
間仕切り壁撤去リフォーム 照明器具の位置_b0003400_1411729.jpg

画面、中央付近に開いている穴は、今まで照明器具が吊り下げられていた穴です。
今回は、間仕切壁が移動されたことによって、部屋の中心位置がずれてしまったため、照明器具を移動することになりました。

移動といっても、照明器具だけを付け替えて住むわけではありません。
照明器具の取付け位置まできている配線も移動する必要があります。

配線の移動は、配線の経路によって、面倒であったり、簡単であったりします。
今回は、スイッチと照明器具を結ぶ配線経路が、都合のよい位置を通っていたため、比較的簡単に移動することができました。

具体的には、新しい照明器具位置から、電線を天井裏に立ち上げます。
天井裏に立ち上がった電線を、隣室に設けた天井点検口より釣竿状の道具で引き寄せます。
引き寄せてきた新たな電線を、今までスイッチと照明器具を結んでいた電線と付け替えてしまえばOKです。

ここで、今までの配線経路が、手が届かないところを通っていると、このようなことはできません。
では、どうすればよいのかというと、天井を開けて配線しなおすのが手っ取り早い方法となります。
間仕切り壁撤去リフォーム 継ぎ手補強_b0003400_1412949.jpg

壁の下地材の継ぎ手に、補強材を入れたところです。
黄色く囲っているのが補強材で、材料は間柱(まばしら)の端材です。

この継ぎ手補強は、壁下地材の継ぎ手に入れたもので、この継ぎ手が入っていないと、壁継ぎ手付近を押したときに、引っ込んでしまうことがあるからです。
もちろん、壁下地材の長さが天地丈のものならば、中間に継ぎ手が発生しないため、継ぎ手補強も不要となります。

上部の継ぎ手補強に関しては、こちらでは入れても入れなくても問題はありませんが、いつもの習いで入れてしまったものです。
間仕切り壁撤去リフォーム 壁補強 その2_b0003400_13422523.jpg

黄色く囲っているのは、向こう側の壁のために施した下地補強です。
30mm厚の端材を、裏側に貼り付けたものです。
貼り付けかたは、間柱へのビス止めと、下地合板への接着剤の併用です。

この下地補強は、吊り戸のレールを取付けるためのものです。
吊り戸のレールゆえ、引っ張られたり、揺さぶられたりする力が加わってくるため、より頑丈なものとするために、30mm厚の材料を下地とすることにしました。

このような壁補強は、壁の表裏をあけると、簡単に行うことができますが、片面をあけるだけでも問題なく可能です。
バリアフリーがらみで、吊り戸を設ける際には、片面の壁をあけてしまい厚手の下地を入れておいたほうがいいでしょう。