アスファルト舗装を施された道路の、ところどころに石畳の部分がありました。
石畳になっていたのは、わき道がぶつかってくる交差点の部分です。
車で走っていて、路面がアスファルト舗装から石畳に変わると、走行音が変化し振動が発生するため、運転している方へのアラームになります。
つまり、この石畳は 『交差点になっているので注意してください。』 という意味を持っているということになります。
ここでいう注意してくださいとは、減速してくださいということだと考えてください。
このような車両を減速させるための、道路に施された工夫のことを、ハンプ(hump)といいます。
ハンプというと、単にアスファルトを盛り上げて路面上に凸部を設けることによって、車両に対するアラームとすることが多いのですが、こちらでは石畳を用いたということです。
ハンプのほかにも車両を減速させるための工夫として、道路にS字状の部分を設ける(モータースポーツでいうところのシケインです)、部分的に道路幅を狭めるなどがあります。