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石畳ハンプ_b0003400_18575823.jpg

アスファルト舗装を施された道路の、ところどころに石畳の部分がありました。
石畳になっていたのは、わき道がぶつかってくる交差点の部分です。

車で走っていて、路面がアスファルト舗装から石畳に変わると、走行音が変化し振動が発生するため、運転している方へのアラームになります。
つまり、この石畳は 『交差点になっているので注意してください。』 という意味を持っているということになります。
ここでいう注意してくださいとは、減速してくださいということだと考えてください。

このような車両を減速させるための、道路に施された工夫のことを、ハンプ(hump)といいます。
ハンプというと、単にアスファルトを盛り上げて路面上に凸部を設けることによって、車両に対するアラームとすることが多いのですが、こちらでは石畳を用いたということです。

ハンプのほかにも車両を減速させるための工夫として、道路にS字状の部分を設ける(モータースポーツでいうところのシケインです)、部分的に道路幅を狭めるなどがあります。
縦樋の接続_b0003400_185119100.jpg

外壁に沿って降りてきている縦樋が、地面付近で斜めになってしまっているのが、わかると思います。
ほんとうならば、外壁に沿って降りてきた縦樋は、そのまま真っすぐに雨水排水管に接続されるべきです。

これは、雨水配水管を立ち上げる位置が、ずれてしまったためです。
この段階で気づいて、ちゃんとした位置に直せばよかったのですが、誰も気づかなかったのでしょう。
そして、ずれたままの状態で、犬走りのコンクリートを打ってしまったため、雨樋取付けの職人さんが、無理やり取付けてしまったのでしょう。
土のままならば、雨樋取付けの職人さんは、雨水排水管を移動するなりして、どうにか対処できたかもしれません。

犬走りのコンクリートを打たれた後では、雨水配水管にS型ソケットなどを接続して、配水管の芯をずらす手はあります。
そのようにすれば、縦樋は真っすぐになりますが、雨水排水管との接続部がすっきりしなくなるということです。
また、屈曲部が増えることは、雨水排水にとって、けっしてよいこととはいえません。
棚を用いた壁面緑化 つづき_b0003400_16455984.jpg

壁面緑化というと、つる性植物を、壁に直接はわせる方法をイメージされる方が多いと思います。
しかし、その方法では、壁面に根が入り込んで壁を傷めてしまったり、水切れが悪くなって壁が湿っぽくなることがあります。
つまりは、直接壁面を緑化するやり方は、建物を傷める可能性があるということです。

それに対して、壁面の前に棚を設けるやり方ならば、建物を傷めないで済むということになります。
写真の場合は、軒先の破風板(はふいた)部分に上端を固定するようにして、棚を設けていました。
壁からの離れ、40~50cmとうところでしょう。
これならば、壁からの隔離距離はとれるし、棚も設置しやすいということです。
また、日差し除けとしても、充分な効果が得られるでしょう。

ツタがからまる壁面をイメージして、壁面緑化をするのでない限り、こちらの方法のほうが良さそうな気がします。


棚を用いた壁面緑化
棚を用いた壁面緑化 つづき
棚を用いた壁面緑化 方位
棚を用いた壁面緑化 樹木
棚を用いた壁面緑化 山芋
# by safetycap01 | 2011-01-11 16:28 | 造園 | Comments(0)
棚を用いた壁面緑化_b0003400_1757022.jpg

建物の平屋部分の西側壁面です。
木材で格子状に組まれている棚は、つる性の植物をはわせるために設けられているもの。
今は季節が過ぎて枯れてしまいましたが、春から秋までは、青々と葉が繁っていたことと思います。

こちらの格子状の棚は、木材にペンキを塗ったものです。
雰囲気としては、大工さんの仕事ではなく、住まわれている方の仕事でしょう。
単管パイプほど長持ちするようなものではありませんが、これで充分ではないでしょうか。
木材ならば、傷んできたところを、部分的に継ぎ足すなりしてしまえば、簡単に補修ができるはずです。

ただ、ブドウ、キウィ、ヘチマなど、収穫可能な植物で壁面緑化をしようとする場合は、手入れや収穫の時に、棚に足を掛けるようなこともあるでしょう。
その場合は、棚に足を掛けても大丈夫なように頑丈に作ったうえで、棚の手入れも忘れないようにしてください。
手入れや収穫の時には、脚立を使うことにしたとしても、棚があれば絶対に足を掛けてしまうものだと思っておいてください。


棚を用いた壁面緑化
棚を用いた壁面緑化 つづき
棚を用いた壁面緑化 方位
棚を用いた壁面緑化 樹木
棚を用いた壁面緑化 山芋
# by safetycap01 | 2011-01-06 16:34 | 造園 | Comments(0)
フェイルセーフ_b0003400_18325055.jpg

3層からなるショッピングセンターの、吹き抜けに面した通路空間です。
3階部分よりも、2階部分のほうが出っ張っているのがわかると思います。

このようになっている理由は、いくつか考えられますが、その一つに3階部分から物を落すなり、人間が転落した際に、2階部分に落ちてくる可能性が高くなることがあります。
その際には、3階から1階まで落ちるのよりも、3階から2階まで落ちるほうが、確実に被害は少なくて済むはずです。

人間が落ちるようなことは、かなり少ないと思いますが、人間が物を落してしまうことは、それほど珍しい話ではないと思います。

まずは、落ちにくいような手すりの高さにしておくこと。
さらに、落ちたとしても、1階分の高さで済むようにしておくこと。
これは、建築設計上のフェイルセーフといっていいかもしれません。