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キッチンセットの選定にあたっては、まずは当方でショールームへ行き、カタログを集め、お客さんへ渡すところからのスタートでした。
ショールームは、カタログで検討した後で、実物を確認したり打合せを行うことを考えて、車で30分以内のところを、3ヵ所ほどまわってみました。

ところが、お客さんの頭の中には、ホーローキッチンが候補に挙がっていたようで、3ヵ所まわったうちの1ヵ所に、ホーローキッチンで名が知れたメーカーがあってラッキーでした。
3ヶ所のうちに、このメーカーがなかったならば、一日が無駄につぶれるところでした。

このあたりについては、すでにお客さんがショールームに行かれて、どのメーカーの、どのキッチンセットにするかなど、話が進んでいる場合があります。
今回は、そこまで具体的な話になっていない段階だったので、当方のカタログ集めからのスタートになりました。

カタログについては、メーカーより送付してもらうこともできますが、やはり実物を見ておいたほうがいいでしょう。
高い買い物です、一度はメーカーショールームに行ってみてください。

なお、ショールームは、キッチンセットメーカーのショールームに行くべきです。
リフォーム会社のショールームに行ってしまうと、確実に売り込みをかけられますが、キッチンセットメーカーのショールームの場合、まず売り込みをかけられる恐れはありません。

キッチンセットメーカーのショールームは、ふらっと立ち寄ってしまっても大丈夫です。
もちろん、建築業者なり、設計事務所なりの紹介も必要ありません。
また、住宅展示場などと違って、営業マンが押しかけてくることもないので、ご安心ください。
システムキッチンの入れ替え 概要_b0003400_14482014.jpg

木製システムキッチンから、ホーローシステムキッチンへの入れ替え工事です。

新旧ともに壁付け直線型の255cmということで、キッチンのレイアウト、サイズともに、今までと変わりはありません。
工事期間は、既存撤去工事が1日、新規取付け工事が1日、シール材の養生期間が1日というところでした。
具体的には、初日の朝食と後片付けまで旧キッチンを使っていただき、3日目の夕方から新キッチンを使っていただきました。

肝心の費用です。
キッチンセットの価格は、定価で110万円程度。
キッチンセットの組立費、キッチンパネルの取付費で、18万円程度。
キッチンセットの解体撤去、キッチンセット周りの取り合い工事費、残材処分費として、6万円程度。
換気扇ダクト周りの、タイル外壁の補修工事で、3万円程度。
他に、水道工事費、ガス工事費、電気工事費で、計15万円程度でした。
この中で、電気工事費については、ガスコンロからIHクッキングヒーターに変更するということで、分電盤工事などが発生したため、通常よりも高くなっています。

あとは、当方の経費と消費税でした。
子供用洗面台_b0003400_115159.jpg

ショッピングセンターの洗面所です。
大人用の洗面台の横に、子供用の洗面台が設けられていました。

なんだか、微笑ましいような風景ですが、この子供用の洗面台は、一般家庭のトイレ内に設ける手洗器を流用したものだと思います。
子供用として、ちょうどよい大きさのものが見つかったという感じでしょうか。

ただ、ちょうどよい大きさというのは、見た目だけであって、子供が使うとなると小さすぎます。
子供こそ、洗面台を使うにあたって、盛大に水を飛ばしてくれるため、大人と同じ大きさの洗面台とすべきです。

一般家庭の場合は、子供用に洗面台を設けることは、ほとんどないはずです。
大人用の洗面台を、踏み台などに乗って、使っていることでしょう。

写真で向かって右側のほうに写っている洗面台には、手すりが設けられています。
このような手すりがあると、踏み台の上り下りが楽になりますが、子供のためだけに設けることもないでしょう。
足元不自由な方が、この洗面台を使われる場合や、将来を考えて今のうちから設置しておく手はありますが。
竹やぶと雨樋_b0003400_11121610.jpg

建物の向こうは、竹やぶです。
このような場合、当然のように、雨樋に竹の葉が入り込んでくることになります。
雨水がうまく流れているうちはいいのですが、いつの間にか雨樋は詰まってしまうことでしょう。

詰まってしまった雨樋からは、雨水があふれ出してきます。
問題になるのは、あふれ出した雨水が、建物を洗うようになってしまう場合です。

雨樋からあふれ出す雨水というのは、かなりの量になります。
たいした雨でもないにの、ホースで水をかけるような水量になってしまうはずです。

建物というのは、それなりの防水処理が施されていますが、大量の水で長時間洗われてしまうと厳しいものがあります。
特に時間が経って防水性能が落ちてきたような建物では、建物内部に雨水が入り込むものと考えてください。

雨樋の詰まりというものは、建物を傷めることがあるので要注意です。
火打ち梁_b0003400_1093522.jpg

江戸時代初期に建てられた鐘楼(鐘撞き堂)です。
直交する桁材に、それほど古くない火打ち梁(ひうちばり)が取付けられていました。
ここ10年以内に取付けられたものだと思います。

火打ち梁というものは、火打ち梁が取付けられている長方形(正方形)の面が、地震等のときに、平行四辺形にひしゃげてしまうのを防ぐために取付けます。
この面がひしゃげてしまうということは、柱の頭部が、本来あるべき位置から動いてしまうということ。
柱の頭部が、本来あるべき位置から動くということは、とりもなおさず、柱が傾いてしまうということになります。

それを防ぐための火打ち梁なのですが、じつは、鐘楼などというものは、全体の大きさからすると、屋根ががっちり作られているため、火打ち梁がなくとも、長方形(正方形)の面がひしゃげてしまうことはないと思います。
地震で倒れることがあったとしても、屋根面はそのままの形を保ったままで、横倒しになってしまうことでしょう。

正直、この鐘楼には、耐震補強として、火打ち梁を取付けるよりも、先に行うべきことがあります。
ただ、そちらの工事は大がかりになってしまうということで、とりあえず火打ち梁でも取付けてみようか、という工事なのかもしれません。