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マンション住まいの方から、壁面へ物を取付けたいとの問い合わせがありました。
その際の回答を掲載してみます。

じつは、マンションの壁下地については、木下地、軽量鉄骨下地、GL工法、コンクリート直貼りなどがあります。
これらの壁下地が、物件と部位によって使い分けられています。

外壁側(ベランダ側、外廊下側)には、GL工法。
隣接住戸間の壁には、コンクリート直貼り。(住戸間のコンクリート壁は共用部分なので、ビスを打ち込むことについては、別の問題があります。)
その他の住戸内部の間仕切壁には、木下地もしくは軽量鉄骨下地。(物件によって違っています。)
こんな感じに使い分けられていることがほとんどです。

まずは、自分のマンションの下地がどうなっているのかを、書類や設計図書などにあたって調べてみてください。
調べがつかない場合は、コンセントプレートを外して、壁の中を探ってみる方法があります。

で、一般の方が、釘なりビスなりを、手軽に下地に取り付けられるのは、木下地のみだと思います。
軽量鉄骨下地、GL工法については、電動ドリル、電動ドライバーなどで下穴を開ければ、ビス止め可能ですが。

以上については、壁下地探しがホームセンターなどで販売されています。
その下地探し、高価なものは木下地と軽量鉄骨下地の両方に対応し、安価なものは木下地専用、軽量鉄骨下地専用であったりします。
なので、自分のマンションの下地の種類がわかれば、それに対応した安いものでいいと思います。
そして、針を刺すタイプを併用すれば、まず大丈夫でしょう。

それでは、外壁側のGL工法についてです。
GL工法は、GLボンドといわれる石膏のようなものの塊を接着剤として、コンクリート外壁に石膏ボードを、点状に接着するものです。
つまりは、点状に接着されたGLボンドが下地になるのですが、石膏ボードの裏に存在する石膏のようなものを探すのは、簡便な器具では無理といえます。
よって、GL工法用のセンサー式下地探しは、販売されていないと考えてください。
では、どうするのかというと、壁に針穴が開くことを覚悟して、針を刺すタイプの下地探しを用いることになります。

ただし、下地があったとしても、がっちりと固まっているため、いきなりビスを打ち込もうとしても、ダメなことがあります。
ドリルで下穴を開けてから、ビスを打ち込むようにするといいでしょう。
また、重たいものを取付けるのも、厳しいと考えてください。
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シートフローリングのワックス掛けについてです。

フローリングメーカーでは、ワックス掛けは不要ではあるが、ワックスを掛けてはダメとは言っていません。
ワックスを掛ける必要はないが、もしワックスを掛けるならば、弊社指定の方法でお願いしますというところです。

これは、フローリング表面のシート材がどうこうということではなく、シート材の中身・・・フローリングの基材の性質によるものと考えていいでしょう。
一般にシートフローリングの中身には、木質系の細かな材料を固めたものが使われています。(紙を固めたといっては言い過ぎでしょうか)
このような材料は、合板や無垢材を基材としているフローリングよりも、水や薬剤などに弱いといえます。(反ったり、膨れたり、剥離したりする。)

ただ、フローリングの平部には樹脂系シートが貼られているため、傷などをつけないかぎり、水などは浸み込みません。
水が浸み込むのは、シートが貼られていない板の端部・・・継ぎ目部分からです。

ということで、シートフローリングのお手入れでは、継ぎ目から水などが浸み込まないよう、濡れ雑巾やスチームクリーナーなどは使わないでくださいとしてあります。
このあたりについては、シートフローリングに限らず、合板フローリングや無垢フローリングも同じことなのですが、シートフローリングにおいて、より注意が必要ということです。

ただ、濡れ雑巾やスチームクリーナーなどを使って、汚れ落としができないということで、できるだけ汚れが付着しないように、あらかじめワックスを掛けておきたいということもあります。
そのへんが悩ましいところです。

悩んでいても先に進まない。
私なりの意見を述べてみます。
引き渡しの際、クリーニング業者さんによるワックス掛けを行ってもらえるのならば、シートフローリングに適したワックス掛けを行ってもらってください。(シートフローリングに向かないワックス掛けを行う業者がいるようなので、注意が必要です。)
その後、住まわれる方がワックス掛けをするというならば、メーカー指定の方法で、ワックス掛けを行ってください。
そして、ワックス掛けに飽きてしまったなら、罪の意識を感ずることなく、そのまま放置でいいでしょう。

で、ワックス掛けを行わなかったことによって、シートフローリングが傷んでしまったならば、シートフローリングをどうにかすることになります。
予算があれば貼り替えです。
予算がなければ、自分でフロアタイルを上から貼ってしまう手があります。
フロアタイルは弾力のある樹脂系の床材で、90cm×10cm程度と小さなサイズで、カッターナイフで切断できます。
これならば、自分でも貼ることができます。(出来栄えはそれなりですが・・・)
こんな感じでいかがでしょうか?

最後に、シートフローリングの手入れ方法については、フローリングメーカー(パナソニック電工、ダイケン、永大産業などなど)のカタログ、ホームページに詳しく載っています。
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こちらは、屋根の谷状になっている部分です。
すぐ近くに落葉樹が生えているため、落ち葉が詰まっています。
このような状況で、雨漏りの心配はないのかという話です。

近年の屋根においては、谷状の部分の底部には、それなりの腐食対策が施された谷樋が設けられているはずです。
よって相当な年数を経なければ、腐食による雨漏りは発生しないと考えてよいところです。

ただ、こちらでは、ごらんのとおり落ち葉がみっしりと詰まってる状況です。
ここまで詰まってしまうと、落ち葉が雨で流されない可能性があります。

谷樋に詰まりに詰まった落ち葉は、雨をせき止めてしまい、屋根仕上げ材と防水下葺き材の間に雨水が入り込むことがあります。
いくら防水のための下葺き材であっても、雨水が入り込んでくる状況はうまくありません。
また、詰まった落ち葉に植物が生えてしまうこともあります。
生えてきた植物の根が、下葺き材に悪さをすることも考えられます。
以上のような状況に陥らないためにも、谷樋の詰まりは解消すべきものといえます。

そのためには、定期的に谷樋の掃除を行うこと。
それが無理ならば、落ち葉が詰まらないように、落ち葉よけを設けることが考えられます。
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自動水栓の機能に、手動でオンオフできる機能が付いた水栓です。
手動でオンオフできると、水を出しっ放しにすることができます。(一定時間経過すると止まってしまいますが。)
水を出しっ放しにできるいうことは、水を溜めたいときなどに便利です。

この手の手動スイッチ付き自動水栓は、種類は少ないのですが、各メーカーから出されています。
水を出しっ放しにして作業を行うことが多い方などは、考えてみてはいかがでしょうか。
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1階のフローリング床に、床下点検口を設置しようとしているところです。
フローリング床を開口したところ、予期せぬところに大引きが通っていました。
さて、これで床下点検口の用を成すのかということです。

床下点検口から床下の状態を眺めるだけならば、これでも大丈夫です。
問題は、床下点検口から床下にもぐり込めるのかということです。
この床下点検口の有効開口寸法は、30cm×40cm程度です。

実際に試してみたところ、この開口と床下の状況ならば、通常サイズの人間の出入りは可能です。
また、シロアリ駆除業者さんに見てもらったところ、問題なしとのことでした。

これが30cm×30cmとなったら、厳しいかもしれません。
40cmが効いていたということです。
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こちらは、床下点検口を設置しようとして、1階床を開口したところです。
そうしたところ、開口内に大引きが出てきてしまいました。

当然ながら、大引きの入っていそうなところを避けて開口しました。
それなのに、大引きが出てきてしまったということです。

このことについては、休憩時にお客さんと話しているときに、理由が判明しました。
それは、以前この付近にピアノを置いていたことがあるという話が出たからです。
ピアノというのは、アップライトピアノであっても、そこそこ重たいものであり、新築時であればピアノを置きそうな場所を、補強しておいたほうが賢明です。
ということで、こちらも新築時に床の補強がなされていたということでした。

こちらの場合、床補強の内容は、通常90cmピッチ程度で入れられている大引きの中間に、1本大引きを追加。
さらに、通常30cmピッチ程度で入れられている根太が、21cmピッチ程度とされていました。
大引きと根太を密に配置することによって、ピアノの重さに耐えるということです。

正直、根太が密に入っているであろうということは、床を踏んだ足触りから前もってわかっていましたが、大引きまで密に入っていることは想像していませんでした。
それゆえ、開口してみて、びっくりということです。
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部屋の壁際に設けた床下点検口です。
この位置ならば、人があまり通らず、大きな家具などを置くこともありません。
お客さんと相談の上、この位置に決めました。

人があまり通らない位置を選んだのは、床下点検口の蓋を踏んで通ると、通常の床よりも弱い感じがするためです。
メーカーがきちんと設計して作ったものなので、そう簡単に壊れるものではありませんが、踏まないで済むのならば、踏まずに済ませたい気がします。

大きな家具などを置かない位置を選んだのは、いざ床下点検口を使おうとするときに、家具を移動するのに苦労することがあるためです。
ただし、家具であっても簡単に移動できるような家具ならば、その位置は床下点検口設置に適した位置といえます。

それでは、押入や物入内部はどうでしょうか。
こまごまとしたものを収納するのなら、収納物の出し入れが面倒になります。
キャスター付き衣装ケースなどを収納するのなら、よいかもしれません。
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2015年12月

ハンドドライヤーの周囲
キッチンパネルの焦げ
トイレのタオル掛け
メーターモジュールのジプトーン
しゃがまない工夫
インターフォン室内親機の高さ
アパート玄関の仕上げ
ジプトーン 表面の劣化
野地板用ビス
雨樋用ビス
冷蔵庫の裏側


2015年11月

突っ張り棒による石膏ボード被害
ネコ脱走防止扉 ネットフェンスの位置
瓦棒屋根のカバー工法
屋根の裏面の水滴
ポリカーボネート用シーリング材
人感センサーライト
スイッチプレートの大きさ
屋根の鎖


2015年10月

雨戸のすり減り
下駄箱の先付け
結露
洗面化粧台のポップアップ排水栓
貸家リフォームその後
突っ張り棒による凹み
賃貸住宅に設けたペットドア ステープル
ネコ好きの建具屋さん
賃貸住宅に設けたペットドア 突っ張り棒
賃貸住宅に設けたペットドア  ドアノブ


2015年9月

賃貸住宅に設けたペットドア 接合部
賃貸住宅に設けたペットドア 壁紙
賃貸住宅に設けたペットドア
外気にさらされている集成材
ハクビシンその後
洗面所の物干しパイプ
浴室鏡のウロコ汚れ
スレート大波のカバー工法


2015年8月

給湯器リモコンの交換
コンクリート外壁面のコンセントボックス
防草シートの効果
ハクビシンの足跡
コンクリート平板の泥汚れ
ハクビシン
カーポートの連結
目隠しの取付け


2015年7月

アルミサッシを室内窓に用いた場合
エアコンスリーブの断熱
貫穴の埋め木
床際での作業
配線モールとクロス見切り
天井の高い部屋
スロープの勾配
ステンレス板の保護フィルム


2015年6月

洗面化粧台の交換
さい銭泥棒
洋小屋の軒先
和式便器を洋式に
棚板の追加
桐製のすのこ
丸窓
壁際見切材


2015年5月

ネズミの出入口
額縁と照明器具スイッチ
剥がしにくいクロス
LED照明器具の大きさ
黒いフレコン
出桁造り
除草により発生した廃棄物
崩れた土壁
雨樋の除染
流し台下の水濡れ
回収型高圧水洗浄
ガスメーターのガス止め


2015年4月

天井の穴
金属製ベンチ
育ってしまったツル性植物
プロパンガスの充填期限
棟包み金物下地材の濡れ
鉛筆の消し残し
街路灯の破損
小屋組み
軒丸瓦の大きさ
除染後の客土


2015年3月

震災被害
屋根養生
瓦の凍害
激安畳店での表替え
浴室鏡の水垢落とし
コンクリートにスタイロフォームを接着する場合
キッチンキャビネットの底板
粘着テープの痕
カラーベストの苔
柱の爪あと
ソーラーパネルの破損
マンション内壁の下地について コンクリート直貼り


2015年2月

マンション内壁の下地について
シートフローリングのワックス掛け
屋根の谷樋の詰まり
手動スイッチ付き自動水栓
床下点検口の大きさ
床補強
床下点検口の位置
冬場の床下換気口
ペットボトルによる収れん火災


2015年1月

棟包み金物の下地材
カラーベストの差し替え
建物近くのケヤキ
千本格子
ネコ用空中回廊
危険な物干
根太の裏側
灯油タンク
ガス給湯器の中身
ドアが開いてしまう場合
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こちらは1階の床下、いわゆる縁の下です。
正面に見えている縦格子は、外部に通じている床下換気口です。
冬場、この床下換気口からは、冷たい風が縁の下に流れ込んできます。

こちらの1階床は12mm厚のフローリングです。
つまり、縁の下と1階を隔てているものは、12mm厚のフローリングのみということになります。
さすがに、冬場にこれでは足元が冷えてたまりません。
こちらでは、1階の床にホットカーペットを敷いていましたが、このような状態では熱が縁の下に逃げてしまうため、ホットカーペットの効きもよくありません。

このような場合、1階床のフローリングの下に、断熱材を貼ってしまう方法があります。
ただ、縁の下にもぐっての工事となるため、面倒といえば面倒です。
そこで、床下換気口を塞いで、冷たい風が縁の下に入り込まないようにする方法があります。
この方法は、1階床の下に断熱材を貼る方法よりも効果は落ちますが、1階床の冷たさをある程度緩和することができます。

ただ、冬場の寒い時期が過ぎたらば、床下換気口を開放するのを忘れないこと。
それを忘れてしまうと、床下に湿気が溜まることになります。
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窓枠の上に置いておいた、水入りの透明容器を移動したところ、木枠の表面に痕がついていました。
はじめ、水がこぼれた痕かと思ったところ、どうも様子が変。
よくよく見てみたところ、木枠の塗装が変色していました。

これは、収斂(しゅうれん)によって木枠が熱せられたため、塗装が変色したものです。
条件によっては、火災につながる恐れがあります。
このようなことで発生する火災のことを、収斂火災といいます。

子供のころ理科の時間に、太陽光を虫めがね(凸レンズ)で集めて、紙を燃やしたり、焦がしたりするような実験を行ったことがあるかと思います。
太陽光が1点に集中して(収斂して)、高温になる。
これが収斂火災の原因です。

こちらでは、水が入ったペットボトルが凸レンズとなり、ペットボトルを通過した太陽光が集まったことになります。
また、凸面ではなく凹面であっても、凹面に反射された太陽光が1点に集められ、収斂火災が発生することがあります。

こちらのように、日当たりのよい窓際に、水が入ったペットボトルや霧吹きなどを置くのは、火災発生の危険性があるということ。
火災までは行かなくとも、表面材が溶けたり変色したりすることは、よくあることだと思ってください。
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