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こちらのお宅、屋根の勾配が緩いため、屋根の上については、四周ぐるっと回っても見ることができません。
また、このお宅が立地しているエリアは、2階建て住宅がメインのエリアです。
ということで、よそ様の家の屋上からも、このお宅の屋根は見えないということです。

それなのに、立て続けに大工さんと名乗る訪問者から、貴方の家の屋根が壊れているとの話があったそうです。
こういうのは、悪徳リフォーム業者と考えて間違いありません。

それは、通りがかりの大工さんが、屋根が壊れているなどといって訪問してくることがないからです。
もちろん知り合いのお宅ならば、あり得る話ですが。
これは、何々リフォームと名乗るよりも、大工さんといったほうが、受け入れてくれやすいということでしょう。

ということで、当方に連絡があり、屋根に登ってみたところ、棟包み金物の釘が緩んでいるところがあっただけでした。
もし、こちらのお宅の屋根が下から見えたとしても、棟包み金物の釘の緩みまでは、わからないと思います。
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窓上に設置されている換気扇です。
室内側の壁面に、はっきりと雨漏りの跡がついていました。

雨漏りの原因は、換気扇の外壁側に、ウェザーカバーが設置されていないことです。
ウェザーカバーが設置されていないため、風に吹き上げられた雨水が、室内側に浸入してきたということです。

外壁側を見たところ、ウェザーカバーが設置されていた形跡がありませんでした。
これは、当初の設計でウェザーカバーが漏れていたか、工事段階で付け忘れたかでしょう。
設計者なり、建築業者なりに、堂々とクレームをつけてもかまわない状況といえます。
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築15~6年の在来木造住宅の窓周りです。
15~6年前に建てられたということで、窓と雨戸はアルミサッシとなっていました。
そのアルミサッシの雨戸の戸袋が、外壁と同じモルタルで仕上げられていました。

これは、戸袋そのものがモルタルで仕上げられているのではありません。
まずは、アルミサッシ一体型の戸袋を取付けて、その外側に木軸で下地を組み、モルタルで仕上げを行ったということです。
きっと、アルミサッシ一体型の戸袋が気に入らなかったのでしょう。
費用はかかりますが、このような方法もあるということです。
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黄色く囲っているのは、接着剤である根太ボンドのノズルです。
このノズルだけが欲しくなることがあります。
もちろん市販されているのですが、値段のほうは1個50円程度です。

1個50円といえども、払わなくて済むのならば、そのほうがいいでしょう。
もったいないの精神です。

一般に根太ボンドというものは、1本を使い切ると、そのまま捨ててしまうことがほとんどです。
これを、そのまま捨ててしまわないで、ノズルだけを外して保管しておきます。
しばらく経つと、根太ボンドは固まってしまい、取扱いやすい状態となります。
そうなったら、ノズル内で固まっている根太ボンドを、剥がして取り去ります。
そうすれば、ノズルだけ再利用できるということです。

ここでの、もう一つのポイントは、根太ボンドはノズルから剥がせるということ。
つまり、ノズルのような素材には、根太ボンドは効かないということです。
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標準的なコロニアルの梱包です。
1束8枚入りで27kg。
これは、かなり重いものです。
コロニアル葺き工事において、屋根の上に荷揚げする際には、ハシゴを用いて担ぎ上げるには厳しい重さです。
とうことで、プロは荷揚機を使って、コロニアルを屋根まで上げることになります。

それでは、荷揚機がない場合、あっても使えない場合はどうするのか?
その際は、梱包を開けて、数枚ずつ上げていくことになります。
もちろん、かなりの労力が必要となります。
さらに、梱包を開けて、1枚1枚となったコロニアルは、屋根から滑り落ちやすくなります。
また、強風時には飛ばされやすくなります。
それらへの対策も必要になってくるということです。
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こちらは、コロニアル葺きの屋根に、雪止め金具を取付けているところです。
雪止め金具の材質は、SUS304製でした。
さらにカラーステンレスということで、錆に対してはかなり強い雪止め金具といえます。

じつは、このSUS304製の雪止め金具と、ほとんど見分けがつかない雪止め金具があります。
材質は、メッキを施された鋼製であったり、ステンレスであってもSUS430製であったりします。
これらは、SUS304製に比べると、安価ではありますが、錆に対して劣ります。
ということで、雪止め金具にどのような品物を用いているのか、気をつけておく必要があるということです。
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在来木造住宅の外部、軒裏を見上げたところです。
外壁はモルタル仕上げで、軒裏には無垢板が貼られていました。
かなり手のかかっている建物です。

ところが、軒裏に設けられていた換気口がいけません。
ありきたりの樹脂製でした。
これでは、この建物に不釣り合いです。

この建物の軒裏に換気口を設けるならば、表面には木製の格子、奥のほうにステンレス製の金網ではいかがでしょうか?
このくらいやって欲しいところです。
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屋根裏の状況です。
床面は天井板そのままではなく、天井板の上に、縁甲板(えんこういた)が貼られていました。
これは、屋根裏を歩き回っても大丈夫なようにとのことです。
いわゆる、屋根裏部屋仕様の床ということです。
もちろん、下階から屋根裏に上がれるようにと、上げ蓋が設けられていました。

このような仕様になっていると、電気屋さんは大喜びです。
屋根裏に、自在に配線を引き回すことができるということです。
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こちらは、二重梁(にじゅうばり)と呼ばれている、小屋組みの構造材です。
材料は、松が用いられています。
それも、一般的な松梁(まつばり)とは違い、松の木そのままが用いられていました。
きっと、1本の松の木から、松梁をとった残りの部分かもしれません。
このような材料は、今ならば用いられることはないはずです。
これは、この建物が建てられた昭和20年代が、物不足の時代であり、伐採した樹木を残さすに用いたためだと思います。

ということで、この松材は、いわゆる地松(じまつ)と呼ばれている国産材のはずです。
それも、地元で伐採したものを、地元の製材所で製材したものでしょう。
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天井裏に入り込んで、屋根のほうを見上げたところです。
中央部の太い材木は、屋根架構の頂部に位置する棟木(むなぎ)です。
ちなみに、この棟木を据えつけることを上棟といいます。

この棟木に、垂木(たるき)程度のサイズの角材が取り付けられていました。
また、その角材には、墨にて書き込みがなされていました。
この角材は、上棟式で用いられた幣芯でしょう。
今では角材だけの姿になってしまっていますが、上棟式の日には、いろいろと飾り付けがなされていたはずです。

で、この幣芯の長さは3尺6寸5分です。
この3尺6寸5分という数値は、1年365日からきたもので、この建物を1年中護っているということでしょう。
同じく、神棚の横幅も3尺6寸5分とされています。

ただ、日本において1年が365日と認識されたのは、そんなに昔のことではありません。
3尺6寸5分という数値が用いられるようになったのは、それ以降のことのはずです。
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