<   2010年 10月 ( 14 )   > この月の画像一覧

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壁の下地材の継ぎ手に、補強材を入れたところです。
黄色く囲っているのが補強材で、材料は間柱(まばしら)の端材です。

この継ぎ手補強は、壁下地材の継ぎ手に入れたもので、この継ぎ手が入っていないと、壁継ぎ手付近を押したときに、引っ込んでしまうことがあるからです。
もちろん、壁下地材の長さが天地丈のものならば、中間に継ぎ手が発生しないため、継ぎ手補強も不要となります。

上部の継ぎ手補強に関しては、こちらでは入れても入れなくても問題はありませんが、いつもの習いで入れてしまったものです。
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黄色く囲っているのは、向こう側の壁のために施した下地補強です。
30mm厚の端材を、裏側に貼り付けたものです。
貼り付けかたは、間柱へのビス止めと、下地合板への接着剤の併用です。

この下地補強は、吊り戸のレールを取付けるためのものです。
吊り戸のレールゆえ、引っ張られたり、揺さぶられたりする力が加わってくるため、より頑丈なものとするために、30mm厚の材料を下地とすることにしました。

このような壁補強は、壁の表裏をあけると、簡単に行うことができますが、片面をあけるだけでも問題なく可能です。
バリアフリーがらみで、吊り戸を設ける際には、片面の壁をあけてしまい厚手の下地を入れておいたほうがいいでしょう。
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正面の壁に張ってあるのは、12mm合板です。
よく見ていただくとわかるのですが、12mm合板を2重に張っています。
こちらには、吊戸棚と壁掛けテレビを設置する予定ですが、全面に12mm合板を2重張りしておけば、どこに設置されてもまず大丈夫でしょう。

一般に壁補強というと、12mm合板を1枚張ることが多いのですが、これは12.5mmの石膏ボードの替わりに12mm合板を張ってしまえば、壁がうまく納まるということがあります。
ほんとうならば、もう少し厚手のものを用いたいところ、厚手のものを用いてしまうと、壁に段差が付いてしまう。
壁に段差を付けないためには、12mm合板1枚で済ませておこうということです。

もちろん、壁に設置する物によっては、12mm合板1枚でもまったく問題ありませんし、また12mm合板1枚で済んでしまう物のほうが多いと思います。
ただ、今回は、吊戸棚と大きめの壁掛けテレビを設置するということで、12mm合板2重張りとしました。
また、補強する壁面が、凹型となった狭い面のため、その面全面を補強しやすかったということもあります。
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こちらは天井野縁に開けた開口です。
ここから、天井裏を覗いて、配線配管の様子を点検することになります。
配線配管の様子がおかしければ、天井裏にもぐり込んで修理を行うこともありますが、1階天井裏の場合はふところが低いため、もぐり込んで行けるところにも限りがあります。
もぐり込んで行けない場所は、それこそ点検するだけになってしまいます。
よって、天井点検口の設置場所は、できるだけ効果的な場所を選ぶことが必要になってきます。

ただ、点検に都合がよいからといって、いくらなんでも部屋の真ん中に設けるわけにはいきません。
よく設置されるのは、押入れ内部なのですが、押入れ内部だと、点検の際に押入れを片付けなければならなくなってきます。
これが面倒なので、私の場合は、押入れ内部には設置しないようにしています。
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天井野縁(てんじょうのぶち)・・・単に野縁ということもあります・・・というのは、天井材を取付けるための下地のことです。
一般的な洋室では、天井材というと9.5mm厚の石膏ボードになります。

天井野縁というものは、石膏ボードが張られてしまえば、石膏ボードを止めているビスの頭の並びでしかわからなくなります。
さらにクロスが張られてしまえば、まったくわからなくなってしまうものです。

まったく見えなくなってしまうということで、下地としての役割を果たしさえすれば、どのように下地を組んでもOKということになります。
ということで、天井野縁の組み方には、大工さんなりの流儀が出てきます。
十人十色とまではいきませんが、天井野縁の組み方にはいろいろあるということです。

天井野縁を組むときに注意すべきは、天井野縁を吊る箇所です。
下手なところから吊り下げると、上階の振動が、下階の天井にダイレクトに伝わってしまいます。
間違っても上階の根太(ねだ)から吊り下げないことです。
あとは、照明器具の取付け位置には、ビスが効くような下地材を入れておくことです。
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間仕切り壁を撤去して、2室を1室にするような場合、予算と時間に余裕があれば、2室ともに天井をやり替えたほうがいいでしょう。
そうしないと、1室につながったときに、違和感が出る可能性があります。
これは、クロス屋さんが、いくらパテ処理を上手に行っても厳しいでしょう。

天井というものは、垂れ下がって見えないように、部屋の中央部分を盛り上げて作ることがほとんどです。
つまり、2室の天井は、壁を挟んで二つの凸凸となっているということになります。
これを1室にするときには、二つの凸凸を、一つの凸にしなければならないということです。
また、同じような天井高さであっても、微妙に高さが違っている可能性があるからです。

このような場合、段差を出さないためには、2室ともに天井野縁(てんじょうのぶち・・・天井下地のこと)から、やり替えることが必要になってきます。

今回は、そのことをお客さんに説明したところ、2室ともやり替える必要はないとの判断です。
やり替えるのは、梁を追加するために天井を解体した部屋だけとしました。
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新たに追加された梁です。
この梁の重さは50kg程度です。

50kgというと、それほど重くなさそうですが、部屋の中という狭い場所で、定められた箇所に、人力で固定するのは、たいへんな作業になります。
まして、今回は人数が3人であったため、かなり苦労しました。

具体的には、左右両端に1人ずつ付いて、真ん中で1人がロープで引き上げることとしました。
じつは、このロープを用いるというのがポイントで、ロープを用いれば下から持ち上げるよりも、楽に作業ができます。
また、持ち上げた途中で止めておくことも、ロープを用いれば楽にできます。
下から持ち上げる場合、途中で止めておけるのは、少しの間だけです。

このような作業にはロープを用意しておくべきで、ロープを掛けられるようなところがない場合は、ロープを掛けられるようなところを作ることも必要です。
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新たに梁を追加しようということで、梁を取り付けるための加工を行っているところです。
あたり一面すっきり解体してしまえば、かなり自由に加工ができるのですが、なかなかそういうわけにはいきません。
解体する範囲は、改装を行う部屋だけとしています。

新たな梁は、既存の柱に取り付くことになります。
ここでの加工というのは、柱に梁が取り付くような欠き込みを設けることです。
その際、欠き込みに梁を乗せただけでは、地震時などに外れてしまう可能性があります。
そこで、ボルトなどの金物で柱と梁を結びつけることによって、地震時でも外れないようにします。
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写真に写っている2本の柱、真っすぐに見えますが、微妙に反りやねじれが発生しています。
新築当初は、真っすぐだったのでしょうが、時間の経過によって、真っすぐではなくなってしまいました。

材料自体は悪いものではないので、処理するのではなく、できるだけこの仕事で再利用したいところです。
まずは、削ることによって再利用可能な柱は、柱として再利用することにしました。
削る場合、削る量を増やせば、真っすぐになるのですが、それだけ材料が細くなってしまいます。
材料が使えなくならない程度の削り方で済むものを、削って再利用することにしました。

あとは、柱の長さでは反りやねじれが大きくて使えなくとも、短くすれば使えるようなものがあります。
そのような材料は、切断して用いることにしました。

そして、割れなどがひどくて、どうしようもならないものは、作業台として用いた後に、処理することになります。
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こちらは造り付け家具の内部を、改造したところです。
棚と引き出しを取り外して、ハンガーパイプを上下2段に取り付けました。
これで、ジャケット類の収納量が2倍に増えることになります。

上下に伸びている白っぽいものは、今回追加した下地板で、12mmの合板です。
ハンガーパイプを支えるソケットは、この下地板に止めています。
なぜに、上下方向に下地板を張ったのかというと、水平方向では都合のよい場所に、止められなかったためです。
それに、上下方向に下地板を張っておけば、ハンガーパイプの高さを変えるのに、ソケットの高さだけ変えればよいからです。

じつは、この写真では目立ちませんが、実際には壁面に棚と引き出しを外した跡が残っています。
この跡が残っていることについては、家具の中ということで、目立つものではないため、そのままでかまわないということでした。
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