<   2009年 09月 ( 15 )   > この月の画像一覧

b0003400_20462424.jpg

和室に置かれていた行灯(あんどん)です。
よく見ていただくと、行灯の後からコードが出ているのがわかると思います。
ご想像のとおり、このコードは行灯の電球に電気を供給するためのものでしょう。

このような木造建築では、火の取扱いに気を使います。
昔ながらの火を使う行灯というわけにはいかないのでしょう。

ここで気がついたのですが、このような古い建物では、今のように潤沢に電気は引かれていないはず。
この行灯につながっているコードは、そのへんのコンセントに差し込まれているというよりも、どこからか引き回してきたものでしょう。
つまり、電気式の行灯も簡単ではないということです。

それならば、バッテリー式の行灯ですね。
LED式の照明器具ならば、発熱量も少なくバッテリーの持ちもいいはずです。

古い建物ゆえに、新しい設備を導入する意味があるということでしょうか。
[PR]
b0003400_149353.jpg

正面に開けられている開口は火灯窓(かとうまど)という形式の、開口そのものを見せことを考慮した開口です。
火灯窓はその名のとおり、頭部が炎の形をした開口で、火頭窓、花頭窓、華頭窓などいろいろと記されることがあります。

この火灯窓の奥は階段室になっていて、2階につながっています。
2階から階段を下りてくるときに、この火灯窓はどう見えるのかというと、見えるのは火灯窓上部の壁面が中心となるでしょう。
かなり目障りだと思いますし、前かがみに下りてくると頭をぶつける可能性があります。

つまり、この火灯窓は1階の室内側から見せるための開口ということです。
現在ならばどうでしょう。
階段を下りるときのことも考えた、現代版火灯窓を考えても面白いのではないでしょうか。
[PR]
b0003400_20352478.jpg

一見、瓦葺き屋根と見間違えそうになりますが、これは板葺き屋根です。
板葺き屋根でも、杮葺き(こけらぶき)と呼ばれる薄手の板を葺いたものではなく、栩葺き(とちぶき)と呼ばれている厚手の板を葺いたものです。
その厚手の板が反っているため、瓦に間違えそうになってしまったということです。

板を葺いた当初は反りなどなく平に納まっていたはずなのですが、太陽や雨に曝されているうちに、反りが生じてきたものです。
厚手の板材がこれだけ反ったり暴れていたりすると、雨仕舞いのほうはかなり心もとない状態だと思います。
雨漏りが発生していてもおかしくないでしょう。
このあたりが、栩葺き屋根が少ない理由ではないでしょうか。
[PR]
b0003400_9281790.jpg


光悦寺垣(こうえつじがき)です。
半月状の垣根で、建物に接した袖垣(そでがき)などに用いられることがあります。
本来は竹を曲げて半月を作るものですが、こちらでは金属製のパイプを芯にして、柴を巻きつけて半月を作っていました、

現状、柴が傷んでぼろぼろになっていましたが、きちんとしていればそれなりの風情が感じられたと思います。
この手のものは、きちんとした手入れが必要です。

ただ、金属製のパイプを芯にする考え方は、参考になると思います。
これならば、にわか庭師が柴を巻きつけるだけでも形になりそうです。
[PR]
b0003400_1343958.jpg

このての垣根のことを、柴垣(しばがき)、鶯垣(うぐいすがき)などといって、茶室などで使われることがあります。
野趣あふれる感じが、なかなかいいものではないでしょうか。
それと、少し手先が器用な方ならば、自分で作ることもできそうです。

ただ、この柴垣を道路際などに設けるとなると、火災が怖くなってきます。
とくに冬場、空気が乾いている時期に、タバコのポイ捨てをされてしまうと簡単に燃え上がってしまいそうです。
よって、このような柴垣は大きな敷地内部などの、火災に対する備えがしっかりできているところに設けるべきなのでしょう。
いわゆる、お屋敷でないと厳しいかもしれません。
[PR]
b0003400_991398.jpg

加圧式粉末消火器の点検整備を行っているところです。
加圧式粉末消火器というのは、いちばん一般的な消火器で、その辺でよく目にするのはこの消火器のことだと思っていいでしょう。
じつは、先日破裂事故を起こしたのが、まさにこのタイプの消火器です。

加圧式粉末消火器というのは、消火器本体に入っている炭酸ガスボンベが、レバーの操作によって開放されるもので、炭酸ガスボンベから噴出された炭酸ガスによって、消火剤が押し出されるような構造となっています。
炭酸ガスが噴出されるときは一気に噴出されるため、消火器本体容器が腐食するなりしてその圧力に耐えられなくなっていると、消火器本体容器が破裂してしまうことがあります。
これが、先日の事故の原因と考えて間違いないでしょう。

消火器というものは、いつでも誰にでも使えるようにしておくべきものです。
このような事故の可能性があるからといって、どこかに仕舞いこんでおくべきものではありません。
よって、大事になってくるのが点検整備ということになります。

ただ、一般家庭に数本備え付けられている消火器のために、専門の消火器点検業者さんを手配するのもたいへんです。
一般家庭に備え付けられている消火器の場合は、製造後8年を目途に新しいものに交換でいいと思います。
もちろん本体容器に錆が発生して見るからに危うそうな感じがしたなら、時期がくる前でも交換してください。
[PR]
b0003400_17594016.jpg

ネットで入手したコンパクト形蛍光灯です。
1本あたり388円の商品を4本と送料が495円で、合計2047円。
振込み手数料のほうは、同一ネットバンクで無料のところを選ぶことができました。
1本あたりにすると約512円で、家電量販店価格のほぼ半額です。

以上は4本まとめて購入した場合で、1本だけ購入するとなると883円になります。
1本あたり883円も家電量販店価格よりも安いのですが、どうせなら4本まとめて買ったほうがお得というものです。

今回切れたのは、4灯あるダウンライトのうちの1灯でした。
4灯のうち3灯が生き残っていたため、商品が届くまでは1灯切れたままで済ませることにしました。
そして商品が届いたあとは、切れていない分も新しいものに交換しています。
その際、切れていない蛍光灯のうち程度の良さそうなものを、予備として保管しています。

これが、1灯だけしかないような部屋だとどうだったでしょうか。
多少高くとも、蛍光灯を買いに走ったことだと思います。
このようなときは、予備があると余裕のある対応ができます。
[PR]
b0003400_1348885.jpg

茶室の露地です。
ここで注目していただきたいのは、地面に置かれた踏石(ふみいし)です。

踏石というものは、その名のとおりその上を踏んで歩くためのものですが、ある程度お年を召された方には、踏石の上を歩くのは厳しいものがあると思います。
また、若い方でも雨などが降って、踏石が濡れてしまった場合はどうでしょう。
スニーカーなどを履いていたとしても、踏石の上は避けたいものだと思います。

これからの時代、このような茶室の踏石でも手すりが必要ではないでしょうか。
もちろん露地の雰囲気を壊さないような手すりです。
さらに、踏石の表面に滑り止め処理などを施して、雨で濡れてしまっても滑りにくくするべきでしょう。
滑って転んで石の上に落ちてしまったりすると、痛いだけでは済まされなくなります。

ちなみに、上記では石の名称をすべて踏石としましたが、正式には建物側から踏石(ふみいし)、落石(おとしいし)、乗石(のりいし)となどといい、その先は飛石(とびいし)に続きます。
[PR]
b0003400_20505761.jpg

写真は、建物内部の広縁と建物外部の軒先を写したものです。

このように写してみると、広縁の天井と軒先の天井が連続していることがわかると思います。
じつは、これもこの建物の見せ場の一つなのですが、そこまで気がついてくれている方は少ないかもしれません。

このように広縁と軒先の天井を一度に見るためには、広縁に寝転がって見上げることが一番です。

広縁というものは、寝転がることも考えられて造作されているもの。
広縁は寝転がって楽しんでみてください。
[PR]
b0003400_1330591.jpg

三部屋続いている続き和室です。
畳の敷き方を見てみると、部屋ごとに完結している敷き方がなされています。

今回のように襖を開け放って三部屋を見通してみると、畳を真っ直ぐに通すように敷きたくなってしまう方もいるのではないでしょうか。
じつは、私はそのように思ったほうです。

旅館の宴会場や寺院のように広い畳敷きの部屋の場合、畳を真っ直ぐに通すような敷き方をします。
そのような畳の敷き方のことを、不祝儀敷きといいます。
畳を真っ直ぐに通すような不祝儀敷きに対して、一般の和室で行われるような畳の敷き方を祝儀敷きといいます。

かつて、畳といういうものは貴重品で、普段は敷き込まれていずに仕舞い込まれていたようです。
それこそ祝儀があったり、不祝儀があったりしたときに、それに応じて敷き込まれていたのでしょう。
その際、畳を敷き込んだ端の部分に、多少の隙間ができてしまったとしても、問題なかったのではないでしょうか。
それこそ、畳は板の間に敷かれた、置き敷きのカーペットのような感じだったのではないかと思います。

その後、畳が貴重品から一般的なものになり、現在のように常に敷き込まれるようになった段階で、畳が部屋いっぱいに敷き込まれるようになったのではないかと思います。
部屋いっぱいに隙間なく敷き込まれた畳は、敷き方を変えようとしても、うまく変えられるものではありません。
そのため、一度決めた敷き方以外の敷き方ができなくなってしまうということです。

つまり、これは不祝儀敷きだから縁起が悪い、祝儀敷きに敷き直そうといっても無理ということです。
[PR]