<   2009年 06月 ( 17 )   > この月の画像一覧

b0003400_20401861.jpg

今回用いたフローリング材の説明書きです。

右のほうに書かれている25kgというのは、このフローリング材1ケース分の重量です。
6枚入って1ケース。
1ケースで3.3平米・・・1坪分張れます。

先日、畳1枚の重さについて、25kg~40kg程度と書きました。
ということは、フローリング1ケースというのは、軽い畳1枚分の重さがあるということです。

ここで、梱包に重量が記されているということは、それはその梱包が重いからにほかなりません。
不用意に持ち上げたりすると、腰などを傷める恐れがあるということです。
また、自らの身体だけでなく、建物にぶつけて傷をつけてしまうこともあります。

25kgを持ち運ぶ自信がない方は、梱包をバラして持てる範囲で持ち運ぶようにしたほうがいいですよ。
普段、職人仕事をしている人たちでも、25kgというのはけっして軽いものではありません。

ちなみに、セメント1袋の重さは、その昔は50kgでした。
その50kgが40kgとなり、今では25kgとなっています。
[PR]
b0003400_18522079.jpg

これは、新しく張る床の高さをチェックしているところです。
用いているのは、フローリング材の切れ端、捨て張り合板の切れ端、根太の切れ端を重ねたものです。
これを、出入口の部分、押入れの部分、掃出し窓の部分など、高さをチェックしなければならない部分にあてがって、実際にどのような具合になるのかを、目で見て、手で触れ、足で触れて確認します。

原始的な方法ではありますが、これが一番間違えのない方法であって、お客さんにとってもわかりやすい方法です。

写真は押入れの敷居の部分です。
今までは畳縁が敷居より出っ張っていたため、戸襖を外すのに苦労していたとのこと。
今回は新たな床仕上げを、戸を外しやすいような高さに、確実に下げて欲しいとのことでした。
床高さの設定には、このような考え方もあります。
[PR]
b0003400_22472772.jpg

これは畳を上げた後に、下地板を踏みつけているところです。
この段階でギュッギュッと下地板を足で踏みつけると、床鳴りしているところはもちろんのこと、これから床鳴りしそうなところがわかります。

写真で、足で踏んでいるほうの床が、踏んでいないほうの床よりも下がっています。
踏んでいるほう、踏んでいないほう、両方の床が一緒に下がってくれれば、床鳴りはしません。
どちらか一方が下がってしまうと、板と板がこすれて床鳴りの発生ということになります。

他のことが原因で床鳴りが発生することもありますが、そうであってもこの段階で床を踏みつけてみれば、床鳴りが発生しそうなところは、それなりに怪しい雰囲気がするものです。
この段階ならば、たいがいの床鳴りは止めることが可能です。

この段階での床鳴りは、リフォーム前に行われた工事に起因するものなのですが、だからといって知らんぷりするわけにはいきません。
この段階でしっかりと床鳴りチェックを行って、作業を進めることになります。

関連記事 和室を洋室へ その10
[PR]
b0003400_20535689.jpg

手前が畳が敷き込まれていた部分で、奥が既存の洋室です。
畳が敷き込まれていた部分・・・和室だった部分と洋室の間には、敷居があって間仕切り建具が設けられています。
ここで考えるのは、和室だった部分と洋室の床の高さを、どのように設定するかということです。

和室だった部分は畳の分だけ床が高かったのですが、畳をなくしてしまうと洋室と床の高さは変わらなくなります。
それならば床の高さを同じにすればいいのかというと、ことはそれほど単純ではありません。

じつは和室だった部分と洋室とでは、床下地の組み方が違っているため、和室を洋室に転用するには、畳を洋室用床材に替えれば済むという話ではないのです。
これは和室の根太が1尺5寸(455mm)ピッチなのに対して、洋室の根太は1尺(303mm)ピッチであること。
洋室よりも和室の根太のピッチのほうが粗いため、和室にそのまま洋室用床材を張ってしまうと、床材がたわんでしまうことになります。

このことに対しては、和室だった部分の床をはがして根太を追加する方法があります。
ただ、この方法は手間と費用ががかかります。
そこで、この方法よりも簡便な方法として、既存の床の上に根太ピッチを密にして、もう一床組む方法です。
この方法ならば、床をはがすよりも手間も費用もかかりません。
しかし、この方法では床の高さが上がってしまうということです。

それから、もう一つ考えなければならないことに、床が下がることによって和室だった部分と洋室の取り合いは良くなるのですが、他の部分に不都合は出てこないかを考える必要があります。
特にサッシや建具周りなどが要チェックです。
[PR]
b0003400_1811864.jpg

マンションの四畳半の和室を、洋室に変更します。
和室といっても、床が畳で、壁と天井が和風のクロスです。

工事の内容は、畳床をクッションフロアに変更、壁と天井のクロスを洋風に変更すること。
となると、大工さんの仕事は、畳床をクッションフロアを張れるような床に変更することです。

まずは、いちばん大変な仕事です。
それは、エレベータのないマンションの4階から畳を下ろすこと。
しかも畳はわら床の重たい畳です。

わら床の畳は、軽いもので25kg程度から、重たいものになると40kg程度になります。
この重さの差は、重たいものは大量のわらを圧縮しているのに対して、軽いものは圧縮しているわらの量が少ないということになります。

大量のわらと少量のわら、どちらがお金がかかっているのかというと、当然に大量のわらのほうです。
つまり、わら床の畳は、高級品になるにつれて重たくなるということです。
今回の畳は30kg程度でしょうか。
はっきりいって、安い部類の畳ですが、それでも30kgを階段で下ろすのは骨が折れます。

それに、仕事は畳を下ろすだけではありません。
階段を上がるときには材料と道具を上げて、階段を下りるときには畳を下ろす。
上り下りともに、たいへんな作業になってしまいます。
この作業が終わった段階で、一休みの時間を設けました。

ちなみに、わらではなく発泡性の材料を挟み込んだ畳があります。
その畳だと、10~20kg程度でしょうか。
かなり軽く感じます。

写真は畳を上げたところです。
床の上に残っているのは、畳表(たたみおもて)の切れ端です。
畳屋さんは、この切れ端で畳の高さを調整しています。
[PR]
b0003400_1848274.jpg

4年前にオープンしたショッピングセンターの洗面所です。
洗面カウンター前の壁に塗られたペンキが、はがれ始めていました。
いくら水を使う場所とはいえ、4年ではがれ始めてしまうのは早すぎます。

このようなことになってしまったのは、ペンキを塗るための下地処理を行う時間が足りなかったのでしょう。
早い話が突貫工事の結果ということです。

さらに、このはがれ方自体がみすぼらしい。
あわれをさそうようなはがれ方です。
このようなものは、すぐにでも直すべきでしょう。
この上から耐水性の材料を張ってしまえば、それでおしまいです。
[PR]
b0003400_8404251.jpg

写真は、鉄骨外階段の支柱の脚元です。
専門用語では柱脚(ちゅうきゃく)などと呼ばれている部分です。

その柱脚から噴出しているのは、柱の中に溜まっていた水です。
これは、もののはずみで柱を叩いてみたところ、通常ならば乾いた音がするところ鈍い音がしたため、もしやと思いドリルで穴を開けてみた結果です。
正直、このように穴を開けてみても、穴よりも下の位置に溜まっている水は抜けてくれません。
また、水の侵入を止めないかぎり、柱の中は水にさらされることになります。

だからといって、この状況を見てしまったお客さんとすると、これで終わりにするわけにもいきません。
他の柱も調べて、水だけでも抜いて欲しいということになりました。
結果は、他の柱には水が溜まっていずに、一安心ということです。
[PR]
b0003400_8241639.jpg

鉄骨外階段の補修は、この後溶接を行った部分の塗装を行っておしまいです。

通常、鍛冶屋さんの工事範囲は錆止め塗装までです。
その後の仕上げ塗装は、別の仕事となります。
仕上げ塗装も範囲が広ければ、塗装屋さんにお願いするのですが、今回のように範囲が狭いと塗装屋さんに依頼すると割高になってしまいます。

そのような場合は、お客さんにやっていただく、監督さんがやってしまう、鍛冶屋さんに仕上げまでやってもらう、などが考えられます。
この外階段は、今までお客さんみずから塗装を行ってきていたものです。
そのような場合は、事前にお客さんに費用のことを説明した上で、お客さんにおまかせです。

このあたり、お客さんが今まで塗装を行ってきたことから、今回もお客さんが自分で行うであろうなどと勝手に思い込んでしまうと、面倒なことになる可能性大です。
[PR]
b0003400_18165382.jpg

こちらが補強を終えたところです。
補強の方法は、床材(キーストンプレート)の両端を支えるように根太(ねだ)を入れ、その根太をさらに下から支えるよう根太受けを設けました。

条件さえよければ、根太だけで済ませたいところ、ここでは根太がうまく溶接できなかったため、根太受けを設けることにしました。
ちなみに、このあたりは事前に現場を見ての判断で、根太受け材は事前に用意してきたものです。
これが木造部分ならば、大工さんが作業当日にあれこれ行って、現場合わせをしていたかもしれません。
鉄骨となると、木造ほど現場での自由が利きません。
事前調査が大事になります。

鍛冶屋さんの作業のほうは、段取りから片付けまで入れて半日かかりませんでした。
[PR]
b0003400_18341446.jpg

鉄骨外階段と鉄骨外廊下を下から見上げたところです。
向かって左側の黒っぽいほうが外廊下で、右側の赤っぽいほうが外階段です。
写真ではわかりにくいのですが、傷みが激しいのは赤っぽい外階段のほうでした。

外階段と外廊下で色が違うのは、このアパートのオーナーさんが自分でペンキを塗ったときに、ペンキが途中で足りなくなったことが理由のようです。
つまり右側の赤っぽいほうというのは錆止め塗料の色で、外階段は錆止め塗料を塗っただけで終わってしまったようです。

一般に外階段というものは、外廊下の外側についているものです。
外側についているということは、内側よりも厳しい条件にさらされているということで、より錆びやすいということです。
ほんとうならば、厳しい条件にさらされている外階段のほうから仕上塗りをしていれば、ここまで錆びなかったのではないでしょうか。
[PR]