<   2009年 03月 ( 14 )   > この月の画像一覧

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ドアノブを外したところです。
上のほうが、ドアノブ、握り玉などと呼ばれている部分で、下のほうが、錠ケース、錠箱などと呼ばれている部分です。
ドアノブのほうはドアの表面から出っ張っている部分で、錠ケースのほうはドアの中に納まっている部分です。

基本的に、ドアノブと錠ケースは一対になっているものなのですが、錠ケースだけドアの中に残して、ドアノブだけ交換可能なことがあります。
なぜに、このような中途半端なことを行うのかというと、ドアノブだけ交換する意味があるからです。

それは、ドアノブに施錠機構が付いている場合、ドアノブだけ交換してしまえば、今までの鍵が使えなくなってしまうからです。
これは、ドアノブ自体に不具合がなくても、住まわれる方が替わったときなどに行われることで、そのようなときには錠ケースまで交換する必要はないということです。

また、施錠機構の付いていないドアノブ・・・このようなドアノブのことを空錠といいます・・・を、施錠機構の付いているドアノブに交換することも可能です。

さらにもう一つ、錠ケースまで交換するとなると、ドアやドア枠の加工が必要になるということがあります。
ドアノブだけの交換ならば、ドアやドア枠の加工は不要ということです。
もちろん、費用のほうもドアノブだけ交換するほうが安く済みます。
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こちらは市販されている床鳴り補修剤です。
使用法は、床鳴りしている板と板の継ぎ目に、この補修剤をしみ込ませるだけ。
そうすると板と板のつなぎ目が、擦れあってキーキー鳴るのが止まってくれるということです。
値段のほうは1000円程度で、ホームセンターなどで販売されているはずです。

効果のほどはどうなのか?
効果があったとして、その効果は持続するものなのか?
あとから不具合は出ないのか?
このようなことを考えながら、ためしに使ってみました。

使った対象はかなり古いお宅で、床板をビス止めしてもかまわないから、床鳴りを止めて欲しいという依頼でした。
そのようなお宅でもないと、いきなり使うのは厳しいでしょう。

結果としては、床鳴りが止まった箇所はあったけれども、止まらなかった箇所もあったということでした。
効いたのだか、効いてないのだかわからないような結果でしたが、使ってみて損はなかったということでしょうか。
また、板に染みが付くようなこともありませんでした。
あとは、どれほど効果が持続するのかということですが、こればかりはまだわかりません。
しかし、使い方自体は簡単なので、道具箱の中に1本入れておいてもよさそうです。
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フローリングの目地のところに、2ヶ所ほど小さな凹みが見えています。
これは、フィニッシュネイルといわれる細い釘を打ち込んだ跡です。
この跡は、新品のフローリングでなければ、それほど気にならないと思います。
今回は、張られてから年数が経っているフローリングの、床鳴りをみて欲しいとの依頼でした。
そのようなフローリングならば、遠慮なく打ち込むことができます。

なぜにフローリングにフィニッシュネイルを打ち込んだのかというと、フローリングが下地から浮いていたため、床鳴りがしていたからです。
浮いていたフローリングを下地材に押し付けるために、フィニッシュネイルを打ち込んだものです。

今回はフィニッシュネイルを打ち込んだことによって、床鳴りは治まりました。
しかし、フィニッシュネイルというのは細いものであるため、時間が経つと抜けてくる恐れがあります。
フィニッシュネイルが抜けてしまえば、ふたたび床鳴りの発生です。
そのようにならないようにするためには、細いフィニッシュネイルではなく、抜けに強いビスなり、スクリュー釘なりを使うこと。
もしくは、フローリングに小さい穴を開けて、接着剤を流し込むようなことをする必要があります。
つまり、フィニッシュネイルで床鳴りを抑えるのは、手軽ではあるが一時的な手段だといえます。
また、フィニッシュネイルで床鳴りが治まることを確認した上で、ビスを用いるなり、接着剤を流し込むなりするという手があります。
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マンションの台所部分です。
床鳴りが気になるので見て欲しいとの話がありました。
うかがったところ、床鳴りは表面のフローリングが鳴っているのではなく、フローリングの下のほうから鳴っている様子でした。
さらに、床の沈み込みも大きいため、原因として下地の不具合が考えられました。
下地の不具合となると、フローリングの表面からの作業ではどうにもならず、床下にもぐり込むなり、フローリングをはがすなりして作業を行う必要があります。

ということで、フローリングをはがしてみたところ、根太掛け(ねだがけ)という下地材が切断されていることが判明しました。
根太掛けというのは、根太というフローリングを支えている部材を、さらに下から支えている部材のことで、この根太掛けが切断されていると、根太が下から支えられていないというこになります。
つまり、本来フローリングを下から支えていなければならない根太が、フローリングによって上から引き上げられているような状態になっていたということです。
このように材料がしっかり組まれていないと、材料同士が擦れあってしまい、音が発生するということです。

このように、原因が判明すれば、処置のほうはどうとでもなります。
ここでは、切断された根太掛けをコンクリート床から支えることによって、根太掛けの沈み込みを防ぐようにしました。
これで床鳴りは解消です。

ここで、なぜに根太掛けが切断されているのかというと、台所の流しからの排水管を通すのに、根太掛けを切断しないとどうしようもなかったからでしょう。
設備屋さんとしても、切断したくて切断したわけではないはずです。
このあたりは、実際に設備配管を行う職人さんや大工さんのミスというよりも、その上の立場の人たちのミスといっていいと思います。
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写真の中央付近で、より茶色っぽくなっている部分が、一枚だけ張替えたフローリングです。
暗いとそれほど目立ちませんが、明るいとはっきりと違いがわかります。
ただ、現状では家具が置かれていないため、張替えた箇所がよくわかるということがあります。
家具が置かれるようになると、あまり気にならないかもしれません。

ここで、なぜにフローリングの色が違っているのかというと、既存のフローリングの品番がわからなかったからです。
設計図書にあたってもわからない、お客さんに聞いてもわからないということになると、どうにもならなくなります。
そのようなときは、何点かサンプルを持ってきて、お客さんと相談の上で決めるしかありません。

それでは、既存のフローリングの品番が、わかっている場合はどうなるのかということになります。
これは、既存のフローリングが経年劣化で色あせてしまっているため、同じフローリングを選んでもけっして同じ色合いにはなりません。

また、色あせに目をつぶったとしても、今までと同じフローリングを張ってしまうと、また干割れを起こしてしまう可能性が出てきます。
どうせ張り替えるのなら、今までよりも干割れを起こしにくいタイプのフローリングを選ぶ、という考え方があります。

それと、もう一つ費用に絡むことがあります。
フローリングというものは、基本的に1坪分1セットで販売されているものです。
1セット丸ごと購入するつもりならば、どんなフローリングでも購入可能ですが、一枚だけ購入しようとなると、ホームセンターなどでバラ売りされているものの中から選ぶことになります。
こうなってくると、さらに選択の幅が狭まってくることになります。
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フローリング材の長さ方向に、ひび割れが入っています。
これは、フローリング材の表面だけに入っているひび割れで、干割れ(ひわれ)といわれているものです。
干割れはフローリング材の表面だけに入っているものなので、床材としての強度については問題はありません。
問題となるのは見栄えと、素足素手で触れたときに、トゲが刺さる可能性があることです。

干割れが発生してしまった場合の対処法には何通りかありますが、ここでは局所的な対処法について紹介してみます。

一番手っ取り早い方法としては、置敷きのカーペットなどで干割れを覆ってしまう方法です。
そうすれば干割れを見ないで済みますし、トゲが刺さることもありません。
この方法は根本的な解決にはなっていませんが、実用的な手段だと思います。

次の方法は、ひび割れてしまった部分をはがしてしまい、さらに紙やすりをかけて表面を平滑化すること。
そして、地肌が出てしまった部分には着色してしまうこと。
早い話が、はがれてしまった塗装の処理方法と同じです。
この方法は、よっぽどうまく行わないとみすぼらしくなってしまうので、あまりおすすめしたい方法とはいえません。
試すのだったら、他人の目に触れないような部屋で行ってみてください。

最後の方法は、干割れが発生したフローリングを張り替える方法です。
この方法については、次回お話させてください。
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こちらは汽車便といわれている和式トイレです。
汽車便というのは、トイレの前のほうの床が、一段高くなっているトイレのことで、汽車・・・列車の和式トイレがそのようになっているから、そう呼ばれています。

トイレの前のほうの床が一段高くなっているのは、男性が小用を足しやすくとのことでしょう。
列車のような限られた空間の中では、大便器と小便器の2つを設けないで、大便器1つで済ませてしまえ、ということで考え出されたものが汽車便だと思います。

話が脱線しました。

バリアーフリー絡みで、和式トイレに手すりということを考えてみます。
和式トイレに手すりを設置する際の、マニュアルのようなものを探してみたところ、そのようなものは見当たりませんでした。
これは、和式トイレのバリアーフリー化といえば、和式トイレを洋式トイレに変更するということだからだと思います。
つまり、手すりを設置した程度では、バリアーフリー化は無理ということでしょう。

和式トイレを洋式に変更するということは、手すりを設けることほど簡単ではありません。
お金ができたら洋式に変更するつもりであるけど、今のところは手すりでしのいでみたい、ということはありえる話です。
ここで、和式便器の上に腰掛けをかぶせて、洋式便器化するようなタイプの製品があります。
これならば、手すりの設置費用とそれほど変わらない費用で設置できるはずです。
ただ、使い心地は本来の洋式便器のほうに分があるようで、このような便器から本来の洋式便器にリフォームを行うことも、よくある話です。

それでは、和式トイレにはどのように手すりを設置すればよいのかということです。
そこで参考になりそうなのが、列車の和式トイレです。
列車の和式トイレでは、便器前方に手すりを設けている例が多いと思います。
これは、列車の加減速に対応するため、お尻を拭く動作を助けるため、立ち上がる動作を助けるため設けられたものでしょう。
もちろん側面にも手すりがあればより使いやすくなりますが、和式トイレに1本だけ手すりを設けるとなると、便器前方となるのではないでしょうか。
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白い消しゴムのようなものは、イボタ蝋(いぼたろう)といわれているものです。
建物がらみでは、建具屋さんなどが敷居や鴨居の溝に塗ることがあります。
敷居や鴨居に塗るものといえば、いうまでもなく潤滑剤です。

今では、木部の潤滑剤というとシリコンスプレーを用いることが多いのですが、イボタ蝋のほうはシリコンスプレーよりも効き目が長持ちします。
それに、なんといってもシリコンスプレーよりも、職人らしい雰囲気を演出できると思います。

冗談はさておいて・・・
以上のほかにも、小さくてかさ張らないので持ち歩くのに便利。
家具の引き出しなどにも使えるので、お客さんのところに置いてくると喜ばれる。
などと、建具屋さんがいっていました。

イボタ蝋というのは、イボタノキという樹木につく虫(イボタロウムシ)に由来する、動物性の蝋(ろう)です。
その中でもイボタ蝋100%のものを本イボタなどというようですが、写真に写っているものはイボタ蝋に混ぜ物をして使いやすくしているもので、丸徳イボタの商品名で販売されています。
この動物性の蝋は、ロウソクなどに用いられる植物性の蝋よりも、潤滑剤としての性能が上のようです。
また、潤滑剤としてだけでなく、家具のつや出しなどにも使えます。
安いものなので、一つ持っていてもよいかもしれません。
興味がある方は 『イボタ蝋』 もしくは 『丸徳イボタ』 で検索してみてください。
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こちらは錠の受けの部分で、ストライクといいます。
錠のほうは可動部分である扉に設けられ、さらに錠自体も回転運動や出入りの動きをします。
それに対して、ストライクのほうは固定されたドア枠に設けられ、ストライク自体も動くものではありません。

いうなれば、錠が動なのに対して、ストライクは静。
どちらが故障しやすいかというと、動である錠のほうです。
そのため、錠の交換の際に、壊れた錠だけ交換して、ストライクは古いままでも大丈夫なことがあります。
しかし、錠が新品になってストライクは古いままというのは、見栄えはよくありません。
錠とストライク、セットで交換したほうがよいでしょう。

ただ、古いストライクに比べて、新しいストライクのほうが大きいと、ドア枠ののほうを掘り込む必要があります。
この場合は、掘り込まないとどうしようもありません。
一般の方は、彫刻刀とカッターナイフで、こつこつと掘り込んでみてください。

反対に古いストライクに比べて、新しいストライクのほうが小さいと、隙間が開いてしまいます。
隙間のほうは、気にしさえしなければ、そのままでも問題はありません。
気になるようだったら、隙間に色をつけてごまかす手があります。
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新しいチューブラ錠を押し込んだところです。
金具の部分が、少し出っ張ってしまっています。
これでは、ドアがうまく閉まってくれません。

これは、元の金具の彫り込み寸法が足りなかったせい、もしくは新しい金具が大きかったせいです。
このような場合には、悩んでいても始まりません。
建具のほうを掘り込んで、金具を納めるしかありません。

プロが建具を掘り込むときには、ノミを使います。
それでは、ノミを使ったことがない人はどうするか?
その際には、カッターナイフと彫刻刀を使ってみてください。
少しずつ、カッターナイフで穴を広げ、彫刻刀で穴を掘ってみてください。

一般に、建具には、くせのない素直な材料が用いられています。
そのような材料ならば、カッターナイフや彫刻刀で充分加工が可能です。
その際には、くれぐれも一気に掘り込まないことです。
少しずつ、こつこつと穴を掘り込むようにしてください。
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