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こちらは鍵付きクレセントのレバータイプです。
鍵はクレセントのレバー先端に取付けられています。
ちなみにメーカーは、(株)日中(ひなか)製作所です。

交換作業自体は、説明書どおりに行えばそれほど難しいものではありません。
作業に必要な工具はプラスドライバー1本だけで済みます。

このレバータイプで注意が必要なことは、右勝手左勝手があることです。
通常の2枚引き違いのサッシならば、左勝手を用いれば大丈夫ですが、4枚引き違いのサッシになると、室内から向かって右側の引き違い部分に、右勝手のクレセントを用いることになります。
これだけは購入の際に気をつけてください。

このレバータイプでの注意事項をもう一つ。
このレバータイプでは、施錠しないと鍵が抜けません。
つまり普段施錠していない状態では、鍵はレバー先端に差し込まれたままということです。
これは鍵のかけ忘れを防ぐためには有効な策だとは思いますが、鍵を別のところに保管しておいて、施錠するときだけ鍵を持ってくるということができないということです。
このあたり、使用される人の好みの問題が出てくると思います。

最後に、このレバータイプを数ヶ所に設置しようとする場合、すべて同一の鍵でまかなえるようにすることが可能です。
ネットなどで購入する際には、同一キィーの指定を忘れないようにしてください。
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正面に見えるのは、クレセントを取付けていたビス穴です。
一般にクレセントは2本のビスでサッシ本体に止められているものなのですが、このビス穴はそのうちの1本分です。
ビス穴の中をよく見ると、白っぽいものが見えると思います。
この白っぽいものにビスを止めることになります。

白っぽいものはビスを止めるための部品で、サッシの裏側(内部)に簡単に止められています。
この部品はおもにクレセントを止めている2本のビスで、止められているようなものなので、クレセントを止めている2本のビスを、いっぺんに外すと下に落ちてしまう可能性があります。
下に落ちてしまうとかなり面倒なことになるので、くれぐれも落とさないようにしてください。
このことは、鍵付きクレセントの取付け説明書に、注意書きとして書かれていることなのですが、こちらでも繰り返し書かせていただきます。

この白っぽい部品については、いっぺんに取り外しても落ちないようなサッシもあります。
ただ、落ちる落ちないはクレセントを外してみないとわからないことです。
まずは、いっぺんに外してしまうと落ちるものとして、交換作業を行うようにしてください。

最後にもう一つ。
ビス穴の周りに付着している汚れのようなものは、クレセントの作動時に金属同士が擦れあって生じた金属粉です。
このように金属粉が生ずるということは、金属が擦り減っているということで、擦り減った量が多くなると、クレセントの作動に差障りがでてきます。
そうなってくると、クレセントの寿命ということになります。
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こちらは、一般的なサッシに使われているごく普通のクレセントです。
サッシによっては、鍵付きに交換できないものがあるので注意が必要です。
交換できないサッシには、遮音性能や断熱性能などを高めたものなどがあり、それらのサッシでは、クレセントの形状が通常のサッシとは違っているはずです。
具体的にはクレセントのレバー部分が、通常のものよりも大きめのものになっているはずです。
一般に、そのようなサッシのクレセントは、純正品にしか交換できないものと考えてください。

クレセントの交換にあたっての注意を、もう一つあげておきます。
それは、クレセントを交換する前に、サッシの建付け(たてつけ)などを直しておくことです。
サッシというものは、開け閉てをするものなので、使っているうちに建付けが狂ってくることがあります。
また、可動部分である戸車が傷んでいることもあります。

そのような状態でクレセントを交換するとなると、交換作業がたいへんになってしまいます。
さらに、クレセントの交換後にサッシの建付けを直すことになると、クレセントのほうも調整を行わなければならなくなります。
どうせなら、クレセントの交換前に、サッシの建付けまで直してしまえば、世話無しになるはずです。
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2点の鍵付きクレセントで、一番大きな違いは鍵穴の位置です。
向かって左側は、クレセントのシリンダー部(回転部)に鍵を差し込むようになっており、向かって右側は、クレセントのレバーに鍵を差し込むようになっています。
ここでは、便宜的に向かって左側をシリンダータイプ、右側をレバータイプと呼ぶことにします。

鍵を差し込む位置が違うということで考えなければいけないことに、鍵の差し込みやすさと、差し込んだ鍵の回しやすさがあります。
クレセントの位置が高い場合、レバータイプは差し込みにくくなるのはわかると思います。
特に欄間部分の場合には、踏み台や脚立がないと、鍵穴を視認することができなくなります。
その結果、鍵をかけることが面倒になってしまい、鍵付きクレセントに交換した意味がなくなってしまう、ということになりかねません。

一方、シリンダータイプの場合には、横向きに鍵を差し込むことになります。
これならば、レバータイプよりも高さには強そうです。
ただ、鍵というものは正面から鍵穴を視認した上で差し込むほうが、差し込みやすいことはたしかです。

今回はレバータイプとシリンダータイプの2点を用意し、お客さんに説明した上で、欄間部分にはシリンダータイプを設置し、その他の部分にはレバータイプを設置することにしました。
しかし、このように違うタイプのものを混在させると、すべてを同一の鍵で済ますことができません。
それが不自由なところです。
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鍵付きクレセントと呼ばれているものです。
クレセントとはサッシの錠の部分のことで、鍵付きクレセントとはそのクレセントの開け閉めを、キィーを差し込んで回さないとできないようにするためのものです。
仕組みとしては単純なものなのですが、空き巣狙いにはある程度の効果が見込めます。

一般にサッシから侵入する空き巣狙いは、クレセント周りのガラスを小さく破り、その穴から手なり棒なりを差し込んで、クレセントを開錠してサッシを開けてしまいます。
ガラスを大きく破ってその穴から侵入しないのは、音の問題やガラスの破片の問題があるからでしょう。
ということは、クレセントが簡単に開錠できなければ、空き巣狙いがあきらめてくれる可能性が出てくるということです。

今回は、通常のクレセントを鍵付きクレセントに交換して欲しいとの依頼があり、2点ほど鍵付きクレセントを購入してみました。
購入した2点の鍵付きクレセントは、ネットで 『鍵付きクレセント』 を検索すると、よく登場してくるものです。
これらを実際に取り付けた上でのリポートを、次回以降行ってみるつもりです。
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こちらが、どうにかして取り外したケース錠です。
取り外すには、ドリルで何ヵ所か穴を開けて、出っ張ったままになっているデッドボルトを、マイナスドライバーで引っ張りました。
この作業時間は2時間ほどで、すべての作業時間は午前中いっぱいかかってしまいました。

このように内部で部材が壊れてしまうと、かなり面倒な仕事になってしまいます。
最悪、ドア本体を壊さないと、どうしようもなくなることすらあります。

キィーを差し込んで回しても、うんともすんともいわないような場合には、早めに専門家に連絡してください。
くれぐれも、いじり壊さないようにすることです。
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壊れたドアの鍵を開けるために、鍵の周りをドリルで崩しているところです。
鍵の周りを大きく広げて、出っ張ったままのデッドボルトを、どうにかして引き込もうとしています。
これが、一番手っ取り早い手段となります。

ただ、ドリルを使うには電源が必要です。
外廊下に共用電源がない場合は、隣家から電源を借りるなりしないといけません。
なかなか面倒なことになってきます。

ここで、鍵を壊してドアを開けるとなると、最終的には新たな鍵への交換ということになります。
そうなると、アパートの入居者の了解だけでできることではありません。
大家さんなり管理会社なりの了解が必要になってきます。
このあたりの調整に手間取ると、さらに面倒な仕事になってしまいます。
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夜になってアパートの玄関ドアが、開かなくなったとの連絡がありました。
鍵を差し込んで回しても、うんともすんともいわないとのこと。
そのままならば緊急事態なのですが、出入りは窓から可能とのこと。
これならば、即座に対応しなければならないほどのことはありません。
これが、どこからも出入りができないとなったら、夜でも駆けつけないわけにはいきません。

ということで、翌朝訪れてみたところ、話のとおり鍵を差し込んで回しても、ドアはうんともすんともいいません。
また、デッドボルトという、ドアの開閉ができなくなるようにする部品も、ドアノブを回しても、鍵を回しても、まったく動いていません。

本来、デッドボルトというものは、鍵を回すことに連動して、出たり入ったりの動作をするものなのですが、この動作をしないということは、連動にかかる部品が壊れてしまった可能性が大です。
そうなると、厄介なことになります。
出っ張ったままのデッドボルトを、どうにかして引っ込めないことには、壊れた部品の交換ができないからです。

通常はここまでくると鍵屋さんの出番です。
建築屋が下手にいじってしまうと、余計なところまで壊してしまう恐れがあります。

自分のできる範囲を超えた場合は、専門職に依頼すること。
このあたりの判断を的確に下すことが、大事になってきます。
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今回とった手段は、ドアの上部を切断して、枠に当たらないようにしてしまうことです。
そうすると隙間は大きくなってしまいますが、その隙間が大きすぎて不便を感ずるようならば、隙間が大きすぎる部分に材料を足してしまえば済むことです。
そのままでは見栄えが悪いとなれば、塗装でぼろ隠しをしても良いでしょう。
このようなリフォームでは、お客さんに状況を説明した上での、ある程度の思い切りも必要です。

このような手段がとれたのは、ドアの材質によるところがあります。
このドアは、表面には金属が張られていましたが、中身は木製だったからです。
これが、ドア全体が金属製だった場合には、ゆがんでしまったドア枠を直したり、ドア自体を作り変えることになります。
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物置のドアの上部を写したものです。
ドア上部にできている隙間が、均一でないことがわかると思います。
向かって右側では7~8mmの隙間が空いているところ、向かって左側では1~2mmになってしまっています。
さらに、左側の端の部分では隙間が無くなってしまい、ドアと枠ががこすれていました。
こうなってくると、ドアはまともに開け閉てができません。
いわゆるドアの開閉不良です。

このような場合に考えられることは、ドアの蝶番(ちょうつがい)が緩むなりして、ドアが傾いてしまったこと。
または、ドア枠のほうがなんらかの原因でゆがんでしまったこと、などが考えられます。

ドアの蝶番に原因があれば、蝶番を付け直すなりすれば直すことができます。
ドア枠のほうに原因がある場合は、建物がゆがんでいることも考えられるため、根本的な手直しは、かなり手間がかかる仕事になる可能性が大です。
時間的、経済的に余裕があれば、根本的な手直しをすべきだとは思いますが、現実はなかなかそうはいきません。
今回は、とりあえずドアの開け閉てに不便がないような状態まで、もっていくことにしました。
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