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網入りガラスに発生した錆の部分から、縦に割れ目が入っています。
このような現象を、網入りガラスの錆割れ(さびわれ)といいます。

ガラス内部の金網が錆びると、錆の分だけ金網部分が膨らんできます。
金網が膨らむということは、ガラスを押し広げるような力が加わるということで、ガラスがその力に負けてしまうと、ガラスが割れてしまいます。
これが網入りガラスの錆割れです。

また、この錆割れには、金網に発生する錆だけでなく、ガラスに加わる熱も影響してきます。
錆が発生した網入りガラスが、直射日光や暖房の熱風などにさらされると、さらに割れが発生しやすくなります。
ちなみに、熱が主な原因でガラスが割れてしまうことを、熱割れ(ねつわれ)といいます。

錆割れというものは、錆が主な原因なので、できるだけ錆が発生しないような方策をとる必要があります。
そのためには、網入りガラスの切断面の防錆処理をしっかり行うこと、ガラス端部に雨水が入り込まないように、ガラスを止めているパッキンの劣化状況をチェックしておく、などが考えられます。
また、上述のように、錆割れというものは熱の影響によって、発生しやすくなることがあるので、合わせて熱割れ対策も施しておいたほうがよいでしょう。

熱割れ対策については、ガラスの温度が上がらないようにすることです。
具体的には、ガラスに張り物などをしない、ガラスの直近に物を置かない、暖房などの温風を直接ガラスに当てない、などがあります。
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先日紹介したトイレの全景です。
これを見ていただくと、かなり余裕のある広さだということがわかると思います。

ただ、トイレの中間付近に設置されている手すりが固定式のため、向かって右側の空間がデッドスペースになっています。
この手すりが可動式ならば、右側のスペースが自由に使えるため、便器への移乗や、介護する方の動作が楽になるはずです。
ここまでの広さを確保したのならば、ぜひ手すりは可動式にして欲しいところです。

以上は不特定多数の方が利用するトイレのことなのですが、このトイレが個人のお宅のトイレであった場合は話は別です。
歩いてトイレが利用できるような状態では、固定式の手すりを設けておく。
車椅子を利用するようになったり、介助が必要になったりしたら、固定式の手すりを可動式の手すりに付け替えるということです。

手すりというものは、必要に応じて付け替えられるようにしておくこと。
そのためには、手すりを取り付けるための下地を、広い範囲に施しておくようにしてください。
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こちらが、トイレの手すりと紙巻器を一体化したもので、トイレのカタログなどに、よく載っているタイプです。
肝心な使い勝手のほうはまずまずで、見栄えのほうも悪くはありません。
トイレの広さのほうは、棚の出っ張り分だけ狭くはなりますが、トイレ全体の使い勝手に差障りが出てくるほどではありません。
また、視覚的な狭さも感じさせるものではありません。
ただ、お値段のほうは、単なるL型手すりと紙巻器を合わせた値段よりも、高めになっています。

ここで、考えておかなければならないことは、棚の部分の役割りです。
この棚は、便座に腰を下ろす際に、手をついて身体を支えるためのものです。

手をつくのに邪魔になるものは置かない。
手をついた拍子に落ちてしまうようなものは置かない。

などを考えるべきでしょう。
一輪差しなどは置かないほうがよいと思います。
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サッシガラスの中央付近についている茶色は、汚れではなく錆です。
この錆は、ガラスの中に入っている金網が錆びたものなので、ガラスの表面をいくら拭いても落とすことはできません。
この錆ばかりは、ガラスを交換するしか手はありません。

なぜにガラスの中の金網が錆びてしまったのかというと、ガラスの端部切断面において、金網に施されていた錆止めの効き目が、落ちてしまったからです。
一度ガラスの中で錆が発生してしまったら、どうにもならないものだと思ってください。
新しいガラスに交換したほうが、手っ取り早いことだいうことです。

ここで、なぜに網入りガラスを用いるのかということを述べてみます。

網の入っていない普通のガラスの場合、外部から火が迫ってきたとき、まず、熱でガラスが割れてしまいます。
ガラスの割れてしまった窓は、外部からの火を素通しにしてしまい、可燃物だらけの建物内部に火が侵入してくるということになります。

一方、網入りガラスというものは、ガラスが割れたときに、ガラスが崩れ落ちるのを金網が防いでくれるようになっています。
そのため、金網によってかろうじて残ったガラスが、火の侵入をある程度防いでくれるということです。
このように外部からの火災を防いでくれる金網ですが、時間が経つと錆びてしまうことがあるということです。
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先日に引き続いて、トイレのL型手すりです。
こちらでは、L型手すりの横手すりの下部に、紙巻器が配置されています。

このようにすれば、手すりの使い勝手は問題ありません。
ただ、紙巻器は使いにくくなってしまいます。
写真では、便器と紙巻器の高さ関係がわかりにくいのですが、実際には便器に座った太もも付近に紙巻器がきていました。
紙巻器からトイレットペーパーを引き出すには、トイレットペーパーを下に引き下げることになるのですが、この紙巻器の位置では、下に引き下げる動きがしにくくなっていました。
このような場合には、紙巻器の位置を、横手すりに接するまで上げてしまうことです。

便器横の横手すりは、握って使うというよりも、手をついて使うものです。
もちろん、握れるようにしておくことに越したことはありませんが、手をつけるようにしておくだけでも、充分に手すりの用を成すものです。
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公共施設のトイレに設置されていた、L型手すりです。
L型手すりというものは、横型手すりと縦型手すりが一体に組み合わされたもので、トイレによく用いられている手すりです。

一般的には、横型手すりは腰を降ろすときに身体を支えるように用い、縦型手すりのほうは、腰掛けた状態から立ち上がるときに、身体を引き上げるように用います。
両方の手すりとも、よろけた時などのために備えた手すりではなく、常時使われる手すりだといえます。

ここで見ていただきたいのは、L型手すりのそばに備え付けられている、紙巻器です。
本来、このような便器のそばの手すり付近には、他の備品を設置しないほうが、手すりが使いやすいはずです。
しかし、公共施設のような広いトイレでは、壁が片面だけになってしまうこともあって、片面だけの壁に、手すりや紙巻器などの備品類が集中してしまうことになります。

備品類が片面だけに集中した場合、問題になるのは備品類の配置です。
このトイレでは、L型手すりの横手すり上部、縦手すりの手前側に、紙巻器が配置されています。
これでは、横手すりを使うにも、縦手すりを使うにも、紙巻器が邪魔になって使いにくい配置になってしまいます。

このような場合には、紙巻器は横手すりの下部に配置するべきです。
もしくは、横手すりを取り止めにして、紙巻器自体に横手すりの機能を持たせるべきでしょう。
なにも、トイレの手すりはL型と決まっているわけではありません。
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フローリング材の区別に、根太張り用(ねだばりよう)、直張り用(じかばりよう)というものがあります。
両者の違いは、建築関係者にとっては周知のことなのですが、一般の方にはわかりにくいものと思います。
こちらでは、フローリング材の根太張り用と直張り用の違いを、簡単に述べてみるつもりです。

まずは根太張り用です。
下地材としての根太があって、その根太の上にフローリング材を乗せるような施工法に用いられるのが、根太張り用。
これは、いい換えると、線状に入れられている根太に、フローリング材を差し渡すような施工法に用いられるのが、根太張り用ということです。

それでは、直張り用とはどうのようなものなのかというと、コンクリート床などのようにがっちりした床面に、直接張り込む施工法に用いられるものです。
つまり、直張り用はコンクリート床などの床面に、面で支えられるような施工法に用いられます。

この両者の違いは、フローリング材の厚みに出てきます。
線で支えられる根太張り用には、それなりの厚みが必要ですが、面で支えられる直張り用には、それほどの厚みは必要がないということです。

ここで、根太の上に合板を一枚張り込んだうえに、フローリング材を張り込む、捨て張りと呼ばれている施工法です。
捨て張りの場合は、表面だけを見ると、面で支えられているように見えますが、実際には合板の下の根太で支えられている状態です。
捨て張り合板の厚み・・・強度が大きくて、根太の存在を意識しないで済めば別ですが、通常用いられているような12mmや15mm程度の厚みのものでは、根太の存在を意識しないわけにはいきません。
ということで、通常は捨て張り用には、根太張り用のフローリングを用いることになります。
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フローリング同士を組み合わせている部分のことを、実(さね)といいます。
実を用いずに板を並べるとなると、隙間なくぴったり付けるのは、かなり困難なことであり、また、当初ぴったりと付いたとしても、時間が経つと板が収縮して、隙間が開いてしまうこともあります。

さらに、実が設けられていると、隣り合う板がある程度一体になることになります。
これは、一枚の板にかかった荷重が、隣の板にも伝わるということで、荷重を一枚の板だけど背負い込まずに済むということです。

ところが、実によって板同士が一体化することにも限界があります。
特定の板に大きな荷重が集中したり、その板が劣化したりしていると、その板だけが大きくたわむことがあります。
こうなってしまうと、実の部分で板がこすれ合って、音鳴りが発生することになります。
この音鳴りのことを、実鳴り(さねなり)などと呼ぶことがあります。

実鳴りについては、実の部分に潤滑剤をしみ込ませて、音を止める方法があります。
ただ、この方法は、あくまでも対症療法であって、根本的な解決にはなりません。
実鳴りを完治させるには、大きな荷重がかかっても大きくたわまないように根太(ねだ)を密に入れる、劣化した板を新しいものに交換するなどがあります。
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床と壁の取り合い部分に設けられているものが、巾木(はばき)と呼ばれているものです。
巾木の役割りには、床掃除の際に掃除機などから壁を保護するため、床と壁の間に生ずる隙間などを隠すため(いわゆるぼろ隠しです)、床と壁との間のアクセントとしてのため、などがあります。

正直、巾木がないほうが見栄えのほうはすっきりするのですが、時間が経つにつれて、壁の下部が薄汚れてきます。
その際、濃い色の巾木が設けられていれば、汚れが目立ちませんし、塗装品の巾木ならば、水拭きが可能です。

また、床と壁との境目をくっきりわかるようにしておくと、視力が落ちてきた際に、歩きやすくなります。
この場合は、濃い色の巾木よりも、明るく目立つ色の巾木のほうが、良いかもしれません。

今回フローリングを張替えた部位には、今まで巾木が設けられていなかったのですが、フローリングの張替えを機会に、新たに巾木を設けることにしました。
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フローリングの張替えの際に、行っておきたいことが、床のレベルを見ることです。
床のレベルというものは、新築時には水平に作られているはずなのですが、時間が経つにつれて、狂ってくることがあります。

狂いの原因が、地盤沈下にあって、その地盤沈下が進行中ということになると、小手先の手直し程度ではどうにもなりません。
しかし、地盤沈下が原因でも、その地盤沈下が落ち着いているとなると、床を構成する部材の手直しで、どうにかなることがあります。

また、地盤沈下に起因しないレベルの狂いということになると、その原因には、床を構成する部材の劣化、痩せ、反り、暴れなどがあります。
こちらに関しても、フローリングの張替え時ならば、手直しはそれほど難しいものではありません。

今回は、床板と根太を解体した段階でレベルを見たところ、大引き(おおびき)が盛り上がっていることが判明しました。
通常ならば、時間が経つと垂れ下がることが多いのですが、無垢材の場合は盛り上がることもありえます。
そのため、大引きの上端を1~2mmほど削ることによって、高さを合わせることにしました。
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