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際根太は、きわねだと読みます。
文字通り、壁際の部分に設ける根太(ねだ)のことです。

通常の根太というものは、床板の短辺方向を支持するものなのですが、際根太は床材の長辺方向を支持します。
写真でいうと、白い矢印が床材を張る方向で、通常の根太はその矢印と直行する方向に設けることになります。
一方、際根太のほうは、白い矢印と同じ方向・・・床材と平行に設けることになります。

床材にかかる荷重は、根太がしっかり受け止めているため、際根太がなくとも問題はありません。
また、実際に際根太を設けない例も、よくあることです。
ただ、このように際根太を設けておくと、壁際での床材の沈み込みを防ぐことができるということです。

際根太は床下の架構によって、簡単に設けられる場合と、設けられない場合があります。
簡単に設けられるものならば、設けたほうがよいでしょう。
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一般に、フローリング床を支えている根太(ねだ)の間隔は、1尺(303mm)ピッチです。
通常ならば、この1尺ピッチで問題はないのですが、時間が経つと通行が激しい部分では、フローリングがたわんでくることがあります。
たわんだ部分のフローリングを解体してみると、合板を構成する層がはがれて、ばらばらになっていることがほとんどです。
合板というものは、何枚かの薄い板を接着して作るものなのですが、その接着剤の効果がなくなってしまったということです。

このことは、ひと昔前までの合板でよく見られたことであり、最近の合板では接着剤の性能が上がったこともあり、今後は少なくなるのではないでしょうか。
ただ、少なくなるといっても、ゼロではありません。

それに、一度たわみが発生したような場所で、以前と同じ形でフローリングを張替えるということとなると、住んでいる方にとっては、納得できない部分もあるはずです。
このような場合は、住んでいる方が納得できるような形をとる必要があると思います。

今回は通行の激しい部分・・・たわみが発生した部分の根太のピッチを、密にしました。
今まで1尺(303mm)ピッチであったところの中間に、1本根太を追加することによって、5寸(151mm)ピッチとしました。
他にとりうる手としては、フローリング材を厚手のものにする、フローリングの下に一枚合板を追加する、などがありますが、このようにしてしまうと、床の高さが上がってしまいます。
今回は他の部位との絡みがあるため、床の高さ今までどおりとしておきたいため、根太を追加する方法を採用しました。
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フローリングと根太を撤去したところです。
床下に散らばっているのは、フローリングの切れ端です。
当然ですが、この切れ端は次の作業に取りかかる前に、きれいに掃除しなくてはいけません。

ここでフローリングの切れ端を掃除するときの注意です。
フローリングの切れ端は、絶対に素手で取扱わないことです。
確実に、手にトゲが刺さります。

これはフローリングを含めた合板材一般にいえることですが、合板材というものは、無垢材よりもトゲが刺さりやすいものです。
普段、大工仕事をして手の皮が厚くなっている大工さんでも、素手で合板を取扱うとトゲが刺さることがあります。

合板材を取扱う際には、必ず手袋を使用してください。
手袋をすればトゲが刺さる可能性が減ってくれます。

これは切れ端だけに限らず、合板全般にいえることなので、ホームセンターなどに行くときには、手袋持参で行くようにしてください。
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フローリングの張替えで、面倒なのは壁際の部分です。
新築時に壁が先行して施工され、壁の後に床が張られていれば、床をはがすのに苦労しないで済むのですが、床が先行して施工されていると、床をはがすのに苦労します。
なぜならば、このような場合にはフローリングの上に壁が乗ってしまっているからで、壁が乗っているままでフローリングをはがさなければならないからです。

フローリングの上に壁が乗っているということは、壁に中にフローリングがもぐり込んでいるということで、壁の中でフローリングが根太(ねだ)なり壁下地材に、釘やビスでがっちり固定されていることが一般的です。
つまり、壁際の部分のフローリングは、壁から引っ張り出そうとしても、そう簡単に引っ張り出せるわけでもなく、壁を大きく解体しないと、はがすことができないということです。
また、どうにかしてフローリングを引っ張り出せたとしても、新しく差し込んだフローリングは、釘なりビスなりで固定することができません。
このような場合には、フローリングを壁際で切断して、壁の下にもぐり込んでいる部分を残すようにします。

ここで壁の中に古いフローリングを残しておいて、大丈夫なのかという疑問があるかと思います。
これについては、一般的に壁の中の床の構成は、根太、フローリング、壁となっており、フローリングの下が中空になっているわけではないため、多少フローリングが傷んでいても問題はないはずです。
もちろん予算と時間さえ許せば、壁をあるていど壊したうえで、すべてのフローリングを新しくすることは可能です。
ただ、一般的なフローリングの張替えでは、そこまでのことは考えていないはずなので、打ち合わせの段階での確認が必要です。
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既存のフローリングをはがしているところです。

まずは、フローリング床の構成について、簡単に説明してみます。
一番上・・・表面はフローリング材です。
そのフローリング材を支えているのは、根太(ねだ)と呼ばれている部材で、呼び寸法1寸3分×1寸5分(実寸法35mm×45mm)程度の大きさです。
その根太を支えているのは、大引き(おおびき)と呼ばれている部材で、3寸角(90mm×90mm)程度の大きさです。
その大引きは、端部を基礎、土台で支えられ、中間部を床(つか)で支えられています。

これが一番単純なフローリング床の構成なのですが、現在では、フローリング材と根太の間に、一枚合板を加えることがほとんどです。
つまり床材が2重になるわけで、その分、床が丈夫になるということです。

それでは、リフォームの機会に床を2重にして、丈夫にしようと考えられる方がいると思います。
しかし、床を2重にするということは、単純に一枚加えてしまうと、床が高くなってしまうということ。
床の高さを変えずに2重床にするとなると、束、大引きからやりかえる必要が出てきます。
思ったよりも大がかりな工事になってしまいます。

写真で、根太の上にへばりついているのは、根太とフローリングを接着していた接着剤です。
この接着剤は、ごく普通の木工用ボンドなのですが、いったん張り付いてしまうと、簡単にはがすことができません。
接着剤をはがす作業と、根太を交換する作業を比べ、結果によっては根太を交換してしまいます。
今回は、根太をすべて交換してしまいました。
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フローリングの張替えです。
張替えた部位はまとまった部屋全体ということではなく、階段上り口の畳半畳ほどの大きさです。
畳半畳ほどの面積ではありますが、階段の上り口ということで、人の通行がある場所です。
また、狭い場所であったため、屋外で下作業を行っていたところ、突然の雷雨に遭ってしまいました。
結果、畳半畳ほどの広さでしたが、ほぼ一日がかりの作業になってしまいました。
条件さえよければ、2~3時間の作業でした。

フローリングの張替えを考えた理由は、フローリングがたわむようになったからです。
フローリングのような合板というものは、たわみながらもかなり持つものなのですが、万が一踏み抜いてしまうと、無垢材よりもたちが悪いものです。
それは、無垢材ならば踏み抜いても板が割れるだけですが、合板の場合は板がきれいに割れずに、板の中に足を突っ込むような形になるからです。

板の中に足を突っ込んでしまうと、抜くに抜けなくなり、無理やり足を抜こうとすると、板のささくれが足に刺さってきます。
もし、そのような事態に陥ってしまったら、レスキュー隊を依頼したほうがよいと思います。
これは、突っ込んだ足を、反射的に抜こうとした際にも起こることなので、充分な注意が必要です。
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先日、トイレの便器洗浄ボタンと、呼出しボタンについて書いてみました。
http://safetycap.exblog.jp/d2008-09-11

その中で、便器洗浄ボタンと呼出しボタンを並べて取り付けると、押し間違える可能性があるため、便器洗浄ボタンのほうは便器から離して取り付けてはどうかと書きました。

二つのボタンを並べてしまうと、押し間違える可能性があることはたしかなのですが、目の不自由なかたにとっては、各種ボタン類は集中しているほうがわかりやすいということがあります。
そのため公共施設においては、各種ボタン類を便器周りにまとめて取り付けるようにされています。
(JIS S 0026:2007 高齢者・障害者配慮設計指針-公共トイレにおける便房内操作部の形状,色,配置及び器具の配置)

ただ、これは、いろいろなかたが使う公共施設においてでのことであって、個人の住宅にあてはめることはありません。
個人の住宅では、住まわれるかたにとって使いやすければよいと思います。

具合が悪くなってうずくまってしまったときのために、床面近くにも呼出しボタンを設けておく、などということもよいでしょう。
足で蹴飛ばしてスイッチを入れられるような呼出しボタンも考えられます。
それこそ、考えうる場所すべてに呼出しボタンを取り付けるなどということも、あってよいと思います。
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手洗いカウンターに開けられているスリットは、手すりの機能を持つ仕掛けだと思います。
洗面ボールを挟んで2箇所に、このようなスリットが開けられていました。

このような仕掛けは、なにごともない人にはわかりにくいのですが、松葉杖生活を経験した身には、ありがたい仕掛けだとわかります。

手を洗うときには、身体を前かがみにして、手を手洗器に差し出します。
身体を前かがみにするということは、なにごともない人には問題のない動作なのですが、足元が不自由な状態では、かなり厳しいものです。
その際、手洗器の横に平らなカウンターがあるだけでも、手を乗せることができるため、身体が安定して助かります。
さらに、手でつかめるようになっていると、さらに身体が安定します。
これは、松葉杖利用者だけでなく、足元が不自由な方にとって助かる仕掛けです。
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ここ1年ぐらいでオープンした店舗のトイレで見かけたものです。
便器横の壁面に、便器洗浄用のボタンと呼出し用のボタンが、並ぶように取り付けられていました。

便器の洗浄といえば、便器のロータンク周りに取り付けられている、レバーなどを操作して行っていたものでしたが、ここのところ、便器とは離れた位置から、ボタンなどで操作するタイプのものを、目にする機会が増えてきました。
これからは、手洗いをロータンクの上で行わないトイレでは、この方式が主流になるのではないでしょうか。
どちらにしても、目に付きやすく操作しやすい位置に、便器洗浄用ボタンを取り付けられるということは、便器を使う側としてはありがたいことだと思います。

また、呼出しボタンのほうは、トイレ内で具合が悪くなった人のために取り付けられているもので、いざというときに頼りになるものです。
こちらも目にする機会が増えてきました。

便器洗浄ボタンと呼出しボタンは、どちらもトイレを使う側にとってありがたいものです。
しかし、二つのボタンが並ぶように取り付けられていると、押し間違える可能性はあります。
このような場合には、便器洗浄用ボタンを便器のそばに設けるのではなく、便器から離れた位置にもって行く手があります。
なにも便器洗浄ボタンは、便座に座ったままで操作する必要はないですからね。

便器洗浄ボタンと呼出しボタン その2

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ここのところ見かけるようになった歩道です。
今まで、歩道というと車道よりも高く設定されていましたが、このタイプの歩道は車道よりもそれほど高くなっていません。
このような歩道のことを 『セミフラット』 といいます。

セミというからには、単なるフラットという歩道もあるわけで、そのフラットタイプというのは、歩道と車道の高さが同じになっているものです。
車道と歩道の高さを同じにしてしまうと、車道の両端に溜まった雨水が歩道に流れ込んで、歩道が水浸しになってしまう可能性があります。
もちろん、歩道に水が溜まらないように、透水性の舗装を施すなどということもあるようですが、透水性自体いつまでも維持できるものではありません。
また、集中豪雨時には透水性舗装にも限りがあります。
そのことを考えると、フラットよりもセミフラットなのではないでしょうか。

また、今までのように歩道が車道よりも、かなり高くなっているタイプの歩道のことを、マウントアップといいます。
世の中の流れは、マウントアップからセミフラットへ、ということです。

ただセミフラットに慣れていない身としては、縁石の出っ張りに、かなりの違和感を感じてしまいます。
視線の持って行きようによっては、縁石の出っ張りが目に入らないとこもあるはずです。
特に、視界が狭くなっているような、ご老人の方には注意が必要ですね。
バリアーフリーのためのセミフラット歩道で、つまずいて転倒骨折などしてしまったら、それこそ本末転倒でしょう。

このような生活にかかわる部分の変更に関しては、大きくアナウンスすべきだと思います。
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