<   2007年 09月 ( 13 )   > この月の画像一覧

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天井のクロスを剥がした状態で、下地のほうに水染みがありました。
さすがに、水染みをそのままにして、工事を進めるわけには行きません。
新しい天井に水染みを作ってしまうのはまずいですからね。

ということで、天井の水染み部を破ってみました。
現在進行形で水が漏れているような場合には、天井裏各部が水気を帯びているはずです。
今回はそのようなことはなく、天井裏は水が漏った形跡だけで、乾いた状態でした。
その水漏れの形跡も、上階の床板が一番すごく、そこから水がしたたり落ちたような感じです。
つまり、この水染みは、上階の住人が水をこぼして出来たものでしょう。
こうなると一安心、このまま作業を進められます。

これが、現在進行形の水漏れだと厄介です。
原因を突き止めて、対策を施さないとなりません。
配管からの水漏れ程度ならば、水道屋さんを呼んでくれば済むのですが、浴室の防水層が傷んでいたりすると、上階の住居部分に入り込んでの工事になります。
これは、けっこうたいへんなんですよ。
建て主さんにとっては手間も費用もかかりますし、浴室がしばらく使えなくなるので、上階の住人にとっては大きな迷惑になります。
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これは天井です。
四角く開いた穴には、換気扇が取り付けられていたようです。
換気扇には店舗内の空気が集中するため、この近辺はクロスを剥がした状態でもかなり匂いました。
今までの店舗がラーメン屋さんだったため、油とニンニクが混ざった匂いがクロスの下地まで浸み込んでいたようです。
換気扇はほかにも数ヶ所取り付けられていたようですが、すべての換気扇周りが同じような状況でした。

営業中の店舗の匂いならば、このような匂いでもよい匂いと感ずることもあるでしょうが、閉鎖した状況でこの匂いはダメですね。
このままでは、次の借り手が見つからないかもしれません。

このくらいの匂いになると、クロスを張替えたぐらいでは、下地から染み出してきます。
下地からどうにかしないとダメでしょう。

今回は、古い下地の上に、新しい下地を重ねて張ることにしました。
思い切って張替えるとうい手もあるのですが、それだと予算オーバー。
商業物件のため、このへんは建て主さんもシビアです。
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これは内装材のクロスを剥がしたところです。
通常ならば、このまま新たなクロスを貼っておしまいです。
ところが、ここでは下地の状態が悪すぎて、このままでは新しいクロスを貼っても、一瞬の見た目だけがきれいになるだけのようでした。

つまり新たにクロスを貼ったとしても、近づいてクロスを見てみると凹凸が目立つ。
クロスを貼った壁そのものが頼りなく、しっかり張った感じがしない。
実際に壁に触れてみるとぶかぶかする、などということになってしまいます。

このようなことは、年数を経たクロスの張替え工事にはありがちなことです。
また、水周りなどの湿気が多い部屋のクロスを張替えるときにも、よくあることです。

それではどうするかというと、このような場合には下地からしっかりさせるしかありません。
今回は、既存の傷んだ下地の上に、新しい下地を重ね貼りを行いました。
傷んだ下地を剥がして、新たに下地を組む方法もあるのですが、その方法では剥がす手間と時間、剥がした下地の処理費用がかかります。

ただ、重ね貼りを行うとなると、新たに貼られた下地の分だけ、部屋が狭くなります。
また、壁が厚くなることによって、窓枠、出入口枠などがうまく納まらなくなることもあります。
そのへんは要注意ですね。
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下部が腐朽してしまった柱に、新たな柱を添わせたところです。
これは、その柱の上部の写真です。

新たな柱は、壁を破ってできた天井部の空間から、うまく差し込むことができました。
これは、柱を斜めに傾けられるだけの余裕が、作業スペースにあったから可能だったことで、その作業スペースがなければ、天井を破ることになったはずです。

天井を破る作業については、部屋の中間部の天井ならば、他の部位との絡みがなくて気軽に破れるのですが、部屋の壁際となるとそうはいきません。
柱・間柱との絡み、壁との絡みなどが出てくるため、天井を破る作業だけでなく、破った天井を復旧する作業でも、部屋の中間部より手間がかかります。
今回は、その作業がなかっただけラッキーでした。

天井裏に差し込まれた新たな柱は、上部の桁(けた)にあてがっているだけです。
ただ桁にあてがっただけでは、柱が外れてしまうため、新たな柱は既存の柱にボルト止めしています。
つまり、新たな柱は既存の柱に固定されることによって、桁と固定されているということです。
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先日紹介した腐朽した柱を、補修したところです。

補修方法は、腐朽した柱の脇に新たな柱を添わせることと、腐朽した部分を撤去して新しい柱を継ぎ足すことです。
強度的には柱を添わせることだけで、充分だと思います。
ただ、腐朽した部分をそのままにしておくのは、見栄えが悪く、気持ちのよいものではありません。
また、腐朽した部分を撤去して、それで済ませるという手もあるのですが、それも中途半端に見えると思います。
多少手間がかかっても、柱の形だけでも作っておいたほうがいいでしょう。

腐朽した柱については、柱そのものを新しいものに交換する方法もあります。
そのほうがすっきりとした仕上りになるのですが、今回の場合は、柱を交換するとなると天井をかなりいじらないと無理なようでした。
このあたりのところは、無理は禁物。
強度的に充分であれば、余計な仕事を増やすこともないと思います。
手間も工期もかかりますからね。
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柱の根元が腐っていました。
かろうじて、柱に抱き合わせてある間柱(まばしら)という材料で、もっているようなものです。

間柱というのは、幅は柱と同じですが、厚みが3cm程度の細い材料で、柱のように上からの荷重を支えるような役割はもっていません。
このような細い材料に上から荷重をかけると、くの字型に折れ曲がってしまうでしょう・・・これを座屈(ざくつ)といいます。
ところが、こちらの間柱は柱と抱き合わせてあるため、くの字型に折れ曲がりにくくなっています。
つまり、座屈に対しては単なる間柱よりも強くなっているということです。
これが、柱の根元が腐っていても、かろうじて上からの荷重に耐えていた原因だと思います。

とはいえ、いくら現状でどうにかなっているとはいえ、この状態をそのままにしておくわけにはいきません。
なんらかの方法で、柱そのもを交換するか、補強する必要があります。

この状況は、壁を剥がしたことで判明したことです。
リフォームは、こうゆうことがあるのでたいへんなんですよ。
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貸し店舗の現状復帰工事です。
飲食店として40年近く使っていた店舗を、契約時の状態に戻す工事です。

工事のほうは、賃借側手配の解体屋さんのほうであらかた済んでいるようですが、補修工事が何点か残されていました。

写真で、正面に写っている四角い穴は換気扇と厨房のダクトを外した跡です。
また、天井右手に写っている四角い穴も、厨房のダクトを外した跡です。
写真に写っていない部位にも、同じような穴がいくつも空いています。
このような工事が主な補修工事です。

以上の工事を行えば現状復帰ということになるのですが、さすがにそれだけでは継はぎだらけという感じです。
今回は賃貸側の手配で、継はぎではなく全体的に仕上げを行うことと、40年経って傷んでいる部分の補修工事です。
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エアコンのリモコンです。
このリモコンは、天井カセット式と呼ばれている室内機のもので、室内機と有線でつながっているワイヤードリモコンです。
これは店舗やオフィスなどでよく見かけるタイプで、一般の住宅では広めの居間などで使われていることがあると思います。
形はよくあるワイヤレスリモコンとは異なっていますが、機能についてはワイヤレスエアコンと同じと考えてよいと思います。

ワイヤレス、ワイヤードを問わず、一般にリモコンに表示されている温度は、この温度にして欲しいという設定温度だけです。
ほんとうならば、エアコンの温度設定は今現在の温度があって、その温度に対して何度に設定したいとなると思うのですが、それはリモコンだけでは不可能で、別途温度計を用意する必要があります。
それでは、リモコンに今現在の温度を表示することは、難しいことなのかというと、そんなわけはありません。
温度センサーを付けて、測定結果を液晶表示すれば済むだけの話です。

このような簡単なことを行わないわけは、設定温度と実際の温度が食い違うことが多いためだと思います。
リモコンに温度表示をした場合、表示された温度が、いつまで経っても設定温度に近づかないと、腹が立ちますからね。
腹立ちまぎれにリモコンを壊されてはたまりません・・・などと考えてしまいました。
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先日の壁掛けテレビに関連する話題です。
壁のコンセントを移設するには、どうすればよいかということです。

一般に、壁のコンセントにつながっている電線関係は、天井裏から壁の中を通ってコンセントの位置まで下りてきています。
ということは、壁の下のほうにあるコンセントは、壁の中を下りてきている途中で電線をつかまえれば、その位置に移設可能ということになります。
その際、下にあったコンセントについては、そのままにしておけば、壁の補修は不要になります。
つまりは、コンセントの移設ということではなく、コンセントの増設ということです。
そして、この工事は電気屋さんだけで可能ということです。
もちろん、下にあったコンセントを無くして壁にしてしまうことも可能で、そのためには建築工事が必要になってきます。

それでは、既存のコンセントとまったく関係のない位置に、コンセントを移設するにはどうするかということです。
正直、この場合は状況によりますね。
ただ、天井裏にもぐり込んで作業が可能ならば、天井裏で電線を分岐して、必要な位置に電線を下ろすことが可能です。
その場合は、壁をいじらずにコンセントの移設が可能と思ってよいでしょう。
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近所の神社の参道です。
段数は34~5段あるでしょうか。
見ているだけできつそうな階段です。

この階段を上のほうから見下ろすと、登ることのたいへんさよりも、降りることの怖さを感じると思います。
手すりが付いていなかったら、実際に降りるのに苦労するかもしれませんね。
後付けのステンレス手すりは、見た目の風情はありませんが、充分に役に立ってくれます。
正直、木を模したコンクリート製の手すりよりも、実用的だと思います。

あと、この階段に欲しいものは踊り場です。
この高低差だと、中間に2ヵ所も踊り場があれば、階段の昇降がずいぶん楽になりますし、安心感も出てくるはずです。

踊り場というのは、階段の中間部に設けるフラットな部分のことで、この部分で一息ついたり、後からくる人に先を譲ったりするためのものです。
さらに、万が一、階段から転落するようなことがあれば、一気に下まで落ちずにこの踊り場でストップすることも考えられます。
そして、以上のことから、踊り場があると心理的に安心ということもあるでしょう。

建築基準法などでは階段に踊り場を設けることが、義務付けられている場合があります。
しかしながら、一般の住宅ではその規模用途から、踊り場が義務付けられることはまずありません。
とはいえ、踊り場があると階段の昇降が楽になることは確かです。
スペースに半畳ほどの余裕があれば、階段に踊り場を設けてもいいと思います。
踊り場の下部は物入れにでもすれば、半畳分丸ごと踊り場に費やすというわけではないですからね。
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