<   2007年 04月 ( 17 )   > この月の画像一覧

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キッチンセットを交換する場合、排水口の位置も問題になります。

写真のように、排水管にジャバラホースを使っている場合には、ある程度の融通が利くのですが、マンションなどではジャバラホースではなく、通常の硬い排水管を使っている場合があります。
この場合は、水道屋さんに任せたほうがいいでしょう。
下手にいじって漏水事故を起こしてしまったら、元も子もありませんからね。

ここで、ジャバラホースの場合、どの程度の範囲に納まっていれば、排水が接続可能なのかということです。
基本的には、排水接続用に開けられた穴から、視認できる範囲内に排水口があれば、ジャバラホースは接続可能と考えていいと思います。
視認できる範囲から外れていても、腕を突っ込んで接続工事は出来るのですが、接続状況を目で見ることが出来ません。
これでは、いささか不安だと思います。

それでは、視認できる範囲から排水口が外れている場合はどうするか?
手っ取り早い方法は、流し台の底に新たに穴を開けてしまうことです。
そして、使わなくなってしまった既存の穴は、樹脂や金属の薄板で塞いでしまえばいいでしょう。
ただし、この場合はジャバラホースの長さの範囲内でのことです。
ジャバラホースを延長してまでは行わないでください。

また、ジャバラホースは上から下まですんなりと排水が流れるようにすること。
ジャバラホースの中間にたるみを作ってしまうと、排水の流れの悪さ、排水の詰りの原因になります。
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一般に、システムキッチンではない箱型のキッチンセットでは、水栓金具をキッチンセット本体に取り付けることはありません。
水栓金具は流し台の前の壁から出したり、流し台の前に腰壁を作って腰壁の上から水栓金具を出したりします。
つまり箱型のキッチンセットでは、キッチンセットを交換する際に、水栓金具をいじる必要がないというわけです。

水栓金具を付けたり外したりするのには、水道屋さんの手を煩わせる必要があります。
水道屋さんが不要になるということは、費用と時間が節約できるということで、箱型のキッチンセットは、アパートなどに向いているキッチンセットといえます。

ただ、水栓金具の取り付けられている高さには注意が必要です。
既存のキッチンセットは、キッチンカウンターの高さが80cmの製品がほとんどで、80cmの高さに合わせて水栓金具が取り付けられています。
ということは、新たにカウンター高さ85cmの製品を取り付けようとする場合には、水栓金具の高さを変更することが必要になってきます。

水栓金具の高さの変更工事となると、水道工事が必要なのは当然ですが、木工事も必要になってきます。
そして、水栓金具が取り付けられている壁などの状況によっては、タイル工事、板金工事も必要になってきます。
一つ一つの工事自体は簡単な工事なのですが、工事の種類が増えると、費用と時間がかかります。
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こちらは既存のキッチンセットです。
アパート用で、幅がガス台を含めて1700mmです。

専用住宅用のキッチンセットの幅は、150mmの倍数になっているものが多いのですが、この1700mmのキッチンセットはそうではありません。
それでは、なぜ1700mmなのかというと、1700mmという寸法は、間口(まぐち)1間(1818mm)のところに納まりやすい寸法ということで、アパートなどで重宝する寸法というわけです。

一般に、システムキッチンではない箱型のキッチンセットは、流し部分とガス台とが別々になっていますが、このキッチンセットは流し部分とガス台が一体になっていなす。
ということは、運搬や取り付けのほうは面倒にはなりますが、流し部分とガス台の間に、隙間があかずに清潔といえます。
もちろん専用住宅で、このタイプのキッチンセットをセカンドキッチンとして用いても、なんら問題はありません。

今回は、このキッチンセットの交換です。

この既存のキッチンセットは、新築当初から付いていたものではなく、2代目になると思います。
このアパートが築40年程度なので、20年ほどは使われているのではないでしょうか。
このまま使い続けられないことはないと思いますが、新たな入居者の募集のことを考えると、交換すべきでしょう。
ちょっともったいないとは思いますが、入居者が入らないと困ったことになりますからね。
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ドラム式洗濯機を設置する場合に、注意しておいたほうがよいことを上げてみます。

まずは洗濯機の大きさです。
洗濯機本体の大きさは、ドラム式のほうが大きめで、奥行き方向に長くなっています。
一方、洗濯機の脚の寸法は本体よりも狭くなっているため、洗濯機用防水パンに納まる場合が多いと思います。
つまり、通常の洗濯機用防水パンならば、ドラム式洗濯機を置けることが多いのですが、洗濯機本体は洗濯機用防水パンから、はみ出してしまうことがあるということです。

また、通常の全自動洗濯機ならば、洗濯機上方から洗濯作業を行うので、洗濯機を横向きに置いても洗濯機を使えましたが、ドラム式の場合は洗濯機の前面にスペースがないと、洗濯機が使えません。
さらに、ドラム式の場合、洗濯槽の蓋の開き勝手も注意すべき点だと思います。
『この蓋が逆に開いてくれたらな~』 というような場面が、出てくる可能性があります。

次は洗濯機の重さと振動です。
ドラム式洗濯機は、通常の全自動洗濯機の倍程度の重さで、70~80kgはあるはずです。
この成人男性並みの重さの洗濯機が、脱水工程でかなりの振動を起こします。
備え付けの洗濯機用防水パンが、頼りなさそうな製品ならば、洗濯機用防水パンの取替えまで考えたほうがいいでしょう。
取替えが出来なければ、ドラム式洗濯機をあきらめるという選択肢もあります。

それでは、洗濯機用防水パンを使っていない場合はどうするか。
この場合は、床に一枚厚手の合板を敷き込んでみてください。
洗濯機をじかに置くよりも、床に対する負担が緩和されます。
そのうえで、防振ゴムなどを洗濯機の脚元に敷き込めば、振動もある程度は緩和されるはずです。
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洗濯機用防水パンで、赤く印を付けた部分が排水口です。
この排水口に、洗濯機からの排水ホースをつなぎ込みます。

また、排水口の周囲はスリット状になっていて、洗濯機から垂れてきた水は、このスリットから排水口に流れ込むようになっています。
ちなみに、このようなスリットが付けられている蓋のことを、目皿(めざら)または排水目皿といいます。

この排水口は、ただ単に洗濯機からの排水を流すだけではなく、トラップという仕組みを持っていて、排水の下流から臭気や虫などが上がってくるのを、防ぐ役割を持っています。
トラップというのは、排水を一時的に滞留させて、その滞留した排水で、臭気や虫をシャットアウトするものなのですが、排水を一時的に滞留させるゆえに、ゴミなども溜まってしまうことがあります。
そして、溜まってしまったゴミは、そのままにしておくと、排水の詰りの原因になるため、定期的に目皿を外して掃除を行うことが必要になります。

そこで問題になるのが、排水口の位置です。
洗濯機の真下に排水口があると、足元がすっきりしていいのですが、排水トラップの掃除をするには、洗濯機を動かす必要があります。
縦型の全自動洗濯機ならば、それほど重いのもではありませんが、ドラム式の洗濯乾燥機になると、かなり重いものになりますからね。

洗濯機置き場を考える際には、排水口の位置のことも忘れずにいてください。
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洗濯機用防水パンは、洗濯機用パン、防水パンなどと呼ばれることがあります。

その適用範囲をBL認定基準で見てみると、洗濯機から排出される泡、泡によって逆流する排水、洗濯機用給水栓から滴り落ちる水、洗濯物の移動にともなって垂れる水を、有効に排出するためものとなっています。

ここで注目して欲しいのは、洗濯機用給水栓から給水ホースが外れたり、洗濯機の排水ホースが排水口から外れたりして、激しく水が流れ出すようなことは想定されていないということです。
つまり洗濯機用防水パンは、洗濯機の周囲から滴り落ちるような、少量の水を対象としているということです。

実際に、給水ホースが外れたりすると、洗濯機用防水パンなど有っても無くてもおなじ事で、洗濯機の周囲はびしょ濡れになってしまうと思ってください。
それでは、洗濯機用防水パンは不要なのかというと、そこまで言い切ってしまうのは、いささか躊躇してしまいます。
結局、洗濯機用防水パンを付ける付けないは自己責任で、ということですね。

ちなみに、我が家の洗濯機は3階部分に置いてありますが、足元が狭くなるため洗濯機用防水パンは付けずに、直接排水トラップに接続しています。
その代わり、排水の接続部分にはビニールテープをしっかり巻き付けて、ちょっとやそっとでは外れないようにしてあります。
また、洗濯機用給水栓は、洗濯機の陰になるようなところではなく、常に目に入るところに取り付けてあります。
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台所に設置することになった、洗濯機置き場の給排水工事の様子です。

台所には給排水設備が整っているからといって、それだけでは洗濯機を置けるわけではありません。
既存の給排水管への接続工事が必要になります。

接続工事のほうは、まずは既存の給排水管の経路(通り道)を探すことからはじめます。
とくに築年数が経っているような場合、給排水経路は壁や床を開けてみなければわからないことが多く、この作業が重要になります。
今回はキッチンセットの交換工事も行うことになっているので、古いキッチンセットを撤去して、キッチンセット下の床板を一部剥がしてみました。

その結果、給排水ともに床を剥がした部分から、手の届く範囲にあることが判明。
そのまま、既存の給排水管から分岐、延長することが出来ました。
これが、都合の良い場所に給排水管がなかった場合には、床に開けた穴を人間が入れるまで広げて、床下にもぐって作業を行うことになります。

その作業は、床の上から作業を行うよりもたいへんそうに思えますが、現実にはそれほどたいへんではありません。
小さく開けた穴から、窮屈な思いをしながら作業を行うよりも、確実に作業を行えます。
ただ、床の補修工事が出てきてしまうのが難点です。
しかし、今回の工事では、台所の床全面をクッションフロアに張替える工事も行うため、床を大きく開けるようになったとしても、床の補修工事は合板で蓋をするだけで済みます。
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浴室内に置かれた洗濯機をほかの場所に移すのは、それほど簡単ではありません。
それは、洗濯機用のスペースの確保と、設備の接続が必要になるからです。
両方ともに満足できるような移転先は、台所、玄関内部、ベランダでしょう。

ベランダは外部になるため出来れば避けたい場所です。
それに、ベランダは水周りから離れていることが多く、給排水の接続がたいへんになります。

それでは玄関はどうか?
玄関は水周りに近いことが多く、給排水の接続はどうにかなることが多いと思います。
ただ、玄関そのものが狭いことが多いため、洗濯機を置くスペースを捻出するのは至難の業です。
それこそ、横歩きをしなければ通ることが出来なくなりそうです。

では、台所はどうか?
こちらは給排水ともに問題はないですね。
スペースも玄関よりは確保しやすそうです。
ただ、あくまでも玄関よりは確保しやすそうということであって、絶対的なスペースは少ないはずです。

今回は、勝手口扉をつぶして、洗濯機置き場のスペースを捻出しました。
こうゆうのは何かを犠牲にしないと、うまくいかないものです。
何を犠牲にするかが、一番のポイントでしょう。
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こちらの浴室の広さは1坪あります。
今の2DKのアパートだと、0.75坪程度の広さの浴室がほとんどでしょう。
それに比べると贅沢な広さのようにも思えるのですが、実際にはそれほど広いものではありません。

このアパートが建てられて40年前には、アパートに屋外設置型の給湯器を付けるのは一般的ではなく、ほとんどのアパートがバランス釜を取り付けていました。
写真の正面、浴槽に脇に取り付けられているのがバランス釜です。
また、洗濯機置き場を別途設ける例は少なく、洗濯機を浴室内に置く例がよくありました。
こちらは写真向かって右のほうに見えている、蛇口とホースが洗濯機のためのものです。
つまりバランス釜と洗濯機を浴室内に設置するには、1坪程度の広さが必要ということです。

今回のリフォームでは、浴室はクリーニング程度で済ませました。
通常ならば、浴室については、出入り口の木枠、窓周りの木枠程度は交換する必要があるのですが、木枠関係については、前回のリフォームで交換済みのようでした。

ただ、浴室内に洗濯機を置くのは、さすがに入居者募集上うまくありません。
別途、台所に洗濯機置き場を設けることにしました。
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当然ですが、クッションフロアには厚さがあります。
一般的な製品で1.8mm、そのほかにももっと厚手の製品もあります。
この厚さの存在が、壁や天井に張るクロスと違うところです。
もちろんクロスにも厚さはありますが、その厚さは無視してもよいぐらいのものです。

クッションフロアの場合でも、閉じられた一部屋全体に張る場合には、その厚さは問題になりません。
単にクッションフロアの厚み分だけ、床が高くなるだけですからね。
ところが写真のように、クッションフロアが途中で止まるような場合には、クッションフロアの厚みが問題になってきます。
このような部分を、単にクッションフロアを張ってお終いにしてしまうと、クッションフロアの切断面が見えてしまい、見栄えが悪くなってしまいます。
また、厚みによって生じる小さな段差が転倒事故の原因にもなりえますし、転倒しないまでもこの段差の部分から、クッションフロアの端部がめくれ上がってきます。

それでは、このような部分をどう納めるかというと、端部処理用の金物を被せることによって納めることになります。

じつは写真の場合は、玄関框(げんかんかまち)の高さを上げて、クッションフロアが玄関框と同じレベルで納まるようにしています。
ところが、このようにうまくいくことは滅多にありません。
通常ならば、¬型の金物を被せて納める例です。

金物にはほかに、への字型をしたもの、-型をしたものなどがあり、これらの金物を適宜選んで納めることになります。
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