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ペンキ塗りも、クロス張りと同じように下準備からです。
ペンキを塗る周囲の片付け清掃はもちろんのこと、隙間などはパテ処理を施します。
クロス張りと違うのは、ペンキ塗りでは養生を行うことでしょう。

ペンキ塗りの養生とは、ペンキが余計なところに付着しないように、ペンキを塗らない箇所をカバーすることだと考えてください。
カバーするのに使う材料は、接着テープ付きの養生材が市販されているので、それを使えばいいのですが、その養生材を張っていく作業が手間がかかって面倒です。
もちろん養生を行うのには、ある程度の経験や技術も必要なのですが、一番大事なのは面倒くさがらずに行う根気かもしれません。

写真は、養生を済ませ、シーラーを塗り終え、ペンキを塗り始めたところです。
シーラーは乾ききるまで、数時間程度の時間がかかります。
この、シーラーが乾くのを待つということも、大事な作業のうちだと思ってください。

ペンキ塗りの作業は、端部の細かい部分をハケ塗りすることから始めます。
ちょっと慣れてくると、塗り際の部分までローラーで塗ってしまいたくなるものですが、これも面倒くさがらずにハケを用いることです。
そして、細かい部分の作業を終えてから、広い部分をローラーで転がしていきます。
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繊維壁のリフォームには何通りかの方法があります。
過去紹介してきた方法は、繊維壁を再び塗り替える方法と、繊維壁の上にクロスを張る方法の2通りでしたが、今回は繊維壁の上にペンキを塗る方法を紹介してみます。

ここで、こするとぽろぽろ剥がれ落ちてくるような繊維壁に、ペンキを塗っても大丈夫なのかという疑問があるかと思います。
もちろん、簡単に剥がれ落ちてくるような状態の繊維壁に、そのままペンキを塗っても意味はありません。
繊維壁の上にペンキを塗る場合は、いきなり繊維壁の上にペンキを塗るのではなく、下処理をして繊維壁を固めたうえで、ペンキを塗ることになります。
そして、このような作業は外壁のモルタル壁などのリフォームで行われている方法です。
つまり、雨風紫外線にさらされるような外壁で大丈夫ならば、それよりも条件のよい室内でも可能ということです。

この作業のポイントは下処理・・・下処理に用いるシーラーにあります。
シーラーとは下地を整えるための下塗り剤のことで、用途に応じていろいろな種類の製品があります。
ということは、シーラーの選択を間違えなければ、この作業はほぼ成功ということです。
では、どうようなシーラーがいいかというと、浸透性シーラーというタイプの製品が一番強力です。
このタイプならば、下地まで浸透して繊維壁を固めてくれるはずです。
ただ、このタイプの製品は有機溶剤を含んでいるため、有機溶剤に弱い人には向いていません。

それでは、有機溶剤を含んでいないタイプの製品ではダメなのかというと、付着力では劣りますが、水性タイプの製品でも、製品の適用、用途が合っていれば大丈夫だと思います。
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こちらで張ったクロスは、量産品とか普及品などと呼ばれているタイプのクロスです。
早い話が一番安いクロスなのですが、アパートリフォームで用いるのには適しています。
それは、クロスの張り上がりの粗(あら)が目立たないからです。

リフォームの場合は、新築のときよりも下地の状態が悪いことが多いのですが、その下地を新築並みに直すことは、かなりたいへんな作業になります。
完全に直そうとすると、木下地からやり直さなければならなくなることもあります。
通常のクロスの張り替え程度では、そこまではやり切れるものではありません。
ではどうするかというと、できるだけ粗が目立たないクロスを選んでしまえばいいわけです。

量産品クロスは、表面に凹凸があって、そこそこの厚さがありますが、クロスの機能面・・・防汚性、防カビ性、防火性では劣っています。
ただ、シックハウス対応はなされているので、通常に住まう分には問題ありません。

ちなみに、量産品の上のクラスは、一般品とか1000円クロスなどと呼ばれていて、このクラスが専用住宅ではよく使われています。
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写真はパテ処理を行った状態です。
パテをかけたのは、釘の頭の部分と、ベニヤのつなぎ目です。

釘の頭のほうは、引っ込んでいることが多いのですが、点々とパテをかける程度で済みます。
一方、ベニヤのつなぎ目のほうは、釘の頭よりは大がかりにパテをかけることになります。

パテ処理の際に気をつけなければならないのは、先を急がないことです。
このことは、塗り物作業全般にいえることですが、きちんと乾くのを待ってから、次の工程に進んでください。
冬場でしたら一晩はそのままにしておく、暖かい時期でしたら半日置くぐらいの感じでいいと思います。

乾かないうちに次の作業に取り掛かるのだけでなく、乾いたか乾かないかの確認のため、塗ったパテに触るのも止めておいたほうがいいですよ。
パテは乾くと、乾いた色に変わってきます。
それを待ってください。

あと、付属のマニュアル類はきちんと読むことですね。
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ベニヤを張り終えたら、クロス屋さんの出番です。
とはいっても、いきなりクロスを張り始めるわけではなく、クロスを張れるような状態にするための下準備からです。

まず行うことは、クロスを張る際に、邪魔になる器具の取り外しです。
スイッチ、コンセントのプレート、照明器具などの電気関係。
水周りではタオル掛け、鏡などの小物関係。
場合によっては、扉、手すり、棚板、洗面化粧台、吊戸棚なども外すこともあります。

つまりビス止めしてある器具で、取り外したほうが綺麗にクロスを張れるような器具は、取り外しの対象なのですが、取り外す労力との兼ね合いもあります。
もちろん、あまりにも手間がかかるような場合には、そのままでクロスを張ってしまうこともあります。

以上の作業が終わると下地のチェックです。
下地が不安定な部分はないか、下地が出っ張っている部分はないか、下地が引っ込んでいる部分はないかなどです。
つまり、前工程である大工さんの仕事のチェックになるわけです。
なかなか厳しいですよ。
クロスを張ってしまえば、クロスの凸凹はクロス屋さんのせいにされてしまいますからね。

下地が不安定な部分は、釘やビスであらためて固定します。
下地が出っ張っている部分は、パテでなだらかに処理できるようならば、パテ処理で済ませることもあります。
下地が引っ込んでいるような部分は、おもにパテ処理です。
そして、クロス屋さんで処理しきれないような場合は、大工さんが呼ばれてしまいます。
そうなってしまうと、大工さんとしては恥ずかしい話になるわけです。
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こちらでは、ベニヤを留める釘は、エアーコンプレッサーを使った釘打ち機を使って打っています。
釘打ち機を使うと、釘打ち作業は早く済むのですが、釘を打ち込みすぎることがあります。
もちろん釘打ち機のほうで打ち込み具合は調整できるのですが、打ち込みを甘く調整すると、釘の頭が飛び出してしまうことがあります。

釘の頭が飛び出していると、そのままではクロスが張れません。
となると、飛び出した頭を手で打ち込みなおさなくてはならないため、手数がかかってしまいます。
本来は、ちょうど良い具合で釘が止まるように釘打ち機を調整すればいいのですが、なかなかそうはいかないのが現実です。
これが、手で釘を打つのでしたら、1本1本手で加減しながら釘を打つのですが、釘打ち機の場合は、手加減が難しいというか、出来ないというのが実際のところです。

それでは、釘を打ち込みすぎた場合はどうするかというと、打ち込みすぎた釘はそのままにして、新たにちょうど良い具合に釘を打つことになります。
そうすれば、見栄えは良くありませんが、強度的には問題ありません。

このようなことが問題になるのは、主に合板などの薄手の材料です。
厚みがある材料では、釘の頭がめり込むぐらいに、がっちり釘を打ち込んでも問題はありません。
ただ、材料の割れには注意が必要です。
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クロスの下地板を留めるのは、ステンレス釘、内装用ボードビスなどがいいでしょう。

クロス張りの場合、下地を留める釘なりビスなりが錆びてしまうと、クロスの表面に錆が浮いてきてしまいます。
ステンレス釘、内装用ボードビスともに、建物内部で水がかからないようなところに使う分には、まず錆びることはありません。

こちらで使ったのはステンレス釘で、首下部分がスクリュー型になっているタイプです。
ビスほどではありませんが、引き抜きに強いタイプです。
釘の頭の形状には2通りあって、頭が平らなタイプ、頭が丸くなっているタイプがあります。
クロス下地を留めるときのような場合には、頭が平らなタイプを用い、仕上げ材を直接留めるような場合には、頭の丸いタイプを用いると体裁よく仕上がります。

ただ、ステンレス釘は一般の釘よりは高価です。
そして、ステンレス釘とおなじ色合いと形状で、スチールにユニクロメッキを施した釘があるのですが、こちらはある程度時間が経ってから、錆びる可能性があります。
また、もとの材質がスチールなのにステンレスとおなじ形状のため、ステンレス釘よりも強度が落ちます。
この2点、区別の方法は磁石を用いることです。
ステンレス釘に使われているステンレスはsus304という種類で、このsus304は磁石には付きません。
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下地材を張る上での注意すべき点をあげてみます。
これは、今回のように下地としてベニヤ板を張る場合にかぎらず、石膏ボードを張る場合にもいえることです。

黄色で囲ってある部分は、板と板を平部で継いでいるところです。
このような部分は、多少ならば隙間が空いてもかまいません。
もちろん、見てくれは悪いのですが、板と板の隙間はクロス屋さんがパテで埋めてくれます。
この隙間を、板を押し付けて無理やりふさごうとすると、板がせり出してしまうことがあります。
そうなってしまうと、始末に悪いんですよ。

また、この隙間を埋めようとして、板材の反対側に隙間が空いてしまうことがあります。
板材の反対側もこのような平部ならばいいのですが、反対側が隅になっているとまずいことになります。

ここで白色で囲ってある部分です。
こちらは板と板が入り隅になっています。
入り隅が空いてしまうと、その部分は空洞になってしまい、クロスを張り付けようとしても、張り付けようがありません。
つまり、入り隅部分や、クロスの端部にあたる部分には、隙間を空けないようにしないといけません。
そうしないと、クロスが浮いてしまったり、そこからはがれてしまいます。

一方、壁が出っ張っている部分・・・出隅は、きっちりと隅を構成しなくともかまいません。
出隅は、クロス屋さんが既成のコーナー材を張って処理してくれます。
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クロスの下地はベニヤ板にしました。

ベニヤ板の上にクロスを張ると、ベニヤから出る灰汁(あく)が、クロスの表面に染み出してくることがあるのですが、灰汁止め処理をクロス屋さんと相談の上での決定です。
正直、灰汁止め処理はクロス屋さんにとって、手間がかかることなんですよ。

ただ、建物はベニヤを張った分だけがっちりします。
正規の耐震補強では、床下の梁から天井裏の梁まで、ベニヤを張り込まないとならないのですが、床や天井をバラしてそこまで行うのはたいへんです。

しかし、このように柱から柱までベニヤを張ることでも、ある程度の耐震性は得られます。
しかも、今回の場合は、部屋全体にベニヤを張ることになるため、耐震性能はかなり向上すると思います。

このようなリフォーム方法は、正規の耐震補強方法からは外れてしまいますが、現実的な方法といえるのではないでしょうか。
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繊維壁にクロスを張る場合、直接繊維壁にクロスを張るのではない限り、壁の仕上げ面が手前に出てきます。
繊維壁に直接板材を張る場合には、板材の厚さだけ壁が手前に出てきますし、柱に板材を張る場合は、柱より手前に壁が出てくることになります。
ちなみに、このように壁が手前に出てくるようなことを 『壁がふける』 とか 『壁をふかす』 などといいます。

このように、壁がふけてきた場合、困るのはスイッチやコンセント類です。
スイッチやコンセント類は、既存の壁面で納まるようになっているため、壁がふけてしまうと、スイッチやコンセントが壁に埋もれてしまいます。

スイッチやコンセント類が壁に埋もれないようにするためには、スイッチやコンセント類のベースとなっているボックスを、手前に出せばいいのですが、じつはボックスをいじることは、電気工事士でないと出来ない事になっています。
ボックスを手前に出す作業自体は、ボックスを固定しているビスをいじるだけで、電線を切断したりつなげたりする必要はないのですが、これを電気工事士以外の人が行ってしまうと、電気工事士法施行規則に触れてしまいます。

ただ、ボックスの移動の作業自体はビスをいじるだけ。
私のほうから言えるのはここまでです。
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