<   2007年 02月 ( 19 )   > この月の画像一覧

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道路際にあった建物です。
道路の拡幅にともなって、道路に面した部分が一部解体撤去されていました。
このように、建物の一部だけ解体することを切取り解体といいます。

写真は、解体屋さんが切取り工事を行って、残った部分を仮にふさいでいる段階です。
このあと、建築屋さんが入って、仮にふさいだ部分を壁として正式に作っていきます。
つまり切取り解体とは、壊す工事と作る工事の2つの作業からなっているわけです。

切取り解体は、一見すると難しそうに見えます。
もちろん通常の解体工事よりは手間がかかりますが、一般の方が思っているほど難しいものではないというのが本当のところです。
実際、壊す工事と作る工事という点では、切取り解体はリフォーム工事と同様ですからね。

道路の拡幅といえば切取り解体のほかに、曳家(ひきゃ)という工事があります。
曳家は、文字通り、家・・・建物をジャッキなどで持ち上げて、曳いて移設してしまう工事です。
曳き家よりも壊して新しく建てることのほうを選ぶのか、曳いて持っていく先がないのか、こちらのほうは、あまり見かけることがなくなってしまいました。
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郵便受け、ポスト、メイルボックスなどと呼び名はいろいろありますが、和風の建物に合う品物はなかなかありませんね。
古材仕立てのような和風郵便受けをネットで見かけましたが、癖がありそうでそう簡単には使えそうもありませんでした。
洋風のポストについては、以前よりも種類が増えたようで、面白そうな製品が見受けられました。

写真は寺院の山門に取り付けられていたポストです。
苦労のあとが見受けられます。

製品は集合住宅などによく用いられている、ステンレス製のダイヤルロック式です。
色のほうはステンレスの生地仕上げではなく、黒っぽい着色仕上げ。
さすがに、金属色むき出しというわけにはいかなかったようです。

そしてポストの奥行きです。
山門の柱に隠れるような奥行きの製品でした。
こちらは正面から山門を望んだときに、柱の裏にポストが隠れるようにとのことでしょう。

堂々と取り付けられる、和風の建物に合うポストが欲しいですね。
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写真で白く印してある部分、瓦の凹部と軒裏の間に隙間が空いています。
この隙間から鳥が入り込んで、軒裏の黄色く囲ってある部分に巣を作っています。
鳥が直接建物に悪さをするわけではありませんが、気になるかたは気になるでしょうね。

対策としては、当たり前のことですが、瓦と軒裏の間の隙間をふさぐことです。
ただ、瓦と軒裏の間を、べったりふさいでしまうのはまずいと思います。
瓦と軒裏の間に、水が流れるような隙間を開けておく必要があります。
つまり、水は流れるけれど、鳥は入り込めないような隙間です。

写真で見る限り、工事のほうはそんなに難しいことはありません。
軒裏に入っている下地を利用して、ステンレスかアルミ製の金網を張ってしまえばいいでしょう。
準備と片づけを含めて、ものの30分もあれば充分だと思います。

では、なぜ隙間から入った鳥が、軒裏に巣を作ってしまったのでしょうか?
これも当たり前のことなのですが、この隙間が軒裏につながっているからです。

写真のように、屋根が2段に重なっているような場合、下の屋根の屋根材と、上の屋根の軒裏の間には、まともな仕事ができるような空間がありません。
屋根工事のほうは、アスファルトルーフィングを差し込むことによって、雨が漏らないようにしてはいますが、瓦のほうは外から見えるところだけ敷き込んでいるはずです。
軒裏工事のほうも、軒裏に用いる不燃材を、ある程度差し込んで終わりにしているだけです。
つまり、奥のほうまで軒裏の施工がされていないため、軒裏がなくなっている部分で、表からの隙間がつながってしまっているのです。

このような状態でも雨が漏ることはないと思います。
ただ、今回のように隙間から小動物や鳥が入り込む恐れはあります。
鳥ならばまだしも、イタチやハクビシンなどに入り込まれると面倒なことになるんですよ。
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鋼製水道管の継ぎ手から水が漏れるようになった場合、その水道管には寿命がきている場合があります。
水が漏れている継ぎ手だけを交換しても、近いうちに別の継ぎ手から水が漏れる可能性大です。
また、継ぎ手を交換して新しくすると、錆がなくなった分だけ水の流れがよくなり、他の継ぎ手から水が漏れだすこともあります。
つまり水が漏った部分の水道管を見て、錆が固まって付いているようならば、水道管全体の交換を考えてみてもいいと思います。

水道管の交換工事については、屋外部分ならば地面を掘り返して、水道管を埋め直します。
問題は屋内部分です。
壁の中に埋まっている水道管を、壁を破って交換するとなると、なかなかたいへんな工事になってしまいます。
ではどうするかというと、古い水道管は壁の中に埋設させたままにして、新たな水道管を壁をできるだけいじらずに、敷設することがよく行われています。
もちろん古い水道管には水を通さないように、元のほうから切断してしまいます。
これならば水道屋さんでほとんどの工事がまかなえ、他の職種は必要最低限で済んでしまいます。

写真は、トイレにつながっている水道管を交換したところです。
今まで地中から基礎を通って壁内に立ち上がっていた水道管を、基礎を通さずに外壁に立ち上げ、外壁を貫通させてトイレの中に飛び込ませています。
見栄えということを考えると、けっしてよくはないと思います。
ただ、水を使う部分は建物の裏側にあたることが多いため、人の目にそれほどさらされるわけではありません。
それが救いですね。
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写真に写っているパイプは耐衝撃性硬質塩化ビニール管・・・HIVPと呼ばれているもので、水道屋さんは単にHIと呼んでいることが多いようです。
今回の水道管の交換工事でも、新しい水道配管にこのHIVP管を使いました。

このパイプは単なる塩化ビニール管(VP)よりも強いパイプで、経年劣化も少ないようです。
また、切ったりつないだりの加工性にも、とくに問題はありません。
今現在、一般住宅では一番使われているパイプだと思います。
これがマンションになると、架橋ポリエチレン管などが使われることが多くなってきます。

加工性については、水道屋さんの仕事を見ていると、正直自分でもできるのではないかと思うぐらいなのですが、水道工事というのは、単にパイプを切ったりつないだりするだけではありません。
専門外のことに、中途半端に手を出さないほうがいいですね。

HIVP管は写真のように、黒っぽい色(濃紺、黒)をしています。
それに対してVP管は灰色です。
まさか新しく行う配管工事でVP管を使うことはないと思いますが、念のためにパイプの色もチェックしておけばいいかもしれません。
また、HIVP管よりも耐熱性能に富んだ、耐熱性硬質塩化ビニール管(HTVP)というパイプがあります。
熱に強いため、温水が流れる食器洗浄機などの排水管に使われることがあります。
こちらのほうは赤っぽい色をしています。
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水道管の継ぎ手は地中部分や壁の中など、管の途中だけとは限りません。
水道管の端部、室内にあらわれてくる部分にも継ぎ手はあります。
水栓金具などの器具と水道管を接続する部分も、継ぎ手といえると思います。

写真はトイレのロータンク部分です。
向かって左側の部分に水道管とロータンクをつなぐ部分があって、こちらからポタポタと水が垂れていたようです。
住まわれている方は、つなぎの部分が緩んだためかと思い、ペンチでギュッと締めたところ、つなぎの部分がポキっといってしまったようです。

水道管がポキっといってしまったあとはたいへんです。
われに返って、水道メーターのところで水道を止めるまで、水は出っ放しのままです。
結局あたり一面水浸しになって、大騒ぎというところです。
救いだったのは、このトイレが1階にあったことで、2階のトイレだったら1階まで水が垂れ落ちていたことでしょう。

こちらのお宅でも、水道管の内部には錆が団子状に固まって付いていました。
また、水道水から赤錆もかなり出ていたようで、トイレの手洗いや洗面化粧台のボウルが、錆で茶色くなっていました。
そして、トイレの継ぎ手部分がダメになってしまったということは、そのほかの継ぎ手部分も近いうちにダメになる可能性が高いということです。

このような場合は、堂々と水道管の交換をおすすめしますね。
気づかないうちに、壁の中の水道管から水が漏れて、土台や柱を腐らせてしまわないうちに、水道管を交換したほうがいいでしょう。
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写真は水道管の漏水補修工事を行っているところです。
上のほうに見えている太目の管は雨水配管で、今回の工事とは関係ありません。
下のほうに見えている細目の管が、今回交換をした給水管になります。

先日写真で紹介したとおり、水道管にはかなりの錆が付いていましたが、水道管自体の肉厚はまだ大丈夫なような状態でした。
では、どこから漏水したのかというと、水道管の継ぎ手部分からの漏水でした。
だいたい漏水というのは継ぎ手からのことが多いですね。

継ぎ手というのは管同士をつなぐ部分のことで、鉄管系の場合ではたいがいねじ込み式になっています。
このねじ部分が通常の部分より薄くなっているためか、どうしてもここでトラブルが発生しがちです。
また、樹脂コーティングやメッキを施されている管でも、継ぎ手部分がネックになるようで、継ぎ手部分は要注意箇所です。
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写真は40年程度地中に埋設されていた鉄製の水道管です。
管の中に赤っぽく見えるのはもちろん錆で、管の外側にも錆が付いていました。
40年も水分にさらされていれば仕方ないとも思えますが、やっぱり気色のよいものではありませんね。
とくに管内部の錆については、この錆を通ってきた水を利用していたのかと思うと、かなりのショックを受けたかたもいると思います。
飲料水については浄水器や市販の水を利用していたとしても、そのほかについてはこの水道管を通ってきた水を利用していたはずですからね。

ところが、このように錆びてしまった水道管は、すぐに交換しなければいけないのかというと、そうともいえないというのが本当のところです。
錆の影響が水道水にもっとも出てくるのは、朝一番で水道水を使い始めたときです。
これは水道を使わない夜中に、水が滞留して錆が溶け出すからなのですが、この朝一番の滞留水を流しだしてやることによって、水道水はかなりきれいになるはずです。
そしてこの状態の水ならば、気分の問題は別にして、飲んでしまっても大丈夫だと思います。

それでは、このままの状態でいいのかといわれると、正直困ってしまいます。
余裕があるのなら水道管を交換したほうがいいですよ、というしかありませんね。
ただ、今すぐにでも交換しなければならない、というほどのことはないと思います。
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街中で見かけた石垣です。
かなり古いもので、もしかしたら古い石垣の石を再利用したものかもしれません。

レンガの積み方にフランス積みという方法があるのですが、この石垣は見た目がフランス積みに似ています。
レンガのフランス積みとは、平面が写真中に黄色で示したようになるように、レンガを組み合わせて積み上げていく方法で、積み上げられた一段の正面からの見え方が、長辺と短辺の組み合わせになります。

イギリス積みは長辺だけの段、短辺だけの段が交互に見えるようになりますし、ドイツ積み(小口積み)は短辺だけの段のみが見えてきます。
また、長辺だけが見える積み方は長手積みといい、長手積みを何段か重ねたうえで、ドイツ積みを挟むとアメリカ積みです。

話を戻します。
レンガ壁はブロック塀と違って、ブロック1枚で構成されているわけではありません。
壁の奥行き方向に、レンガが隠れています。
そして、石垣というのはどちらかというと、ブロック塀に近いもので、レンガ壁のように奥行きがあるものではありません。

つまり、この石垣は正面からの見え方だけが、フランス積み風ということになると思います。
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この手の板塀のことを大和塀といいます。
古くからの住宅地などに見られる塀で、目にしたことがあるかたも多いと思います。

大和塀は、柱と柱の間に横に渡した貫材(ぬきざい)に、目隠しとなる板を表と裏から交互に打ち付けた塀です。
つまり貫材の厚さ分だけ、目隠し板の重なりの方向に隙間が開くわけで、その隙間から風が抜けてくれたり、表の気配をうかがうことができます。
使われる材料は、柱には桧などの腐りにくい材料、目隠し板には杉などが多いと思います。
ただ、杉板をそのまま使ってしまうと、さすがに寿命が短くなってしまいます。
それなりの塗装処理が必要ですね。

ここのところ、庭先のフェンスなどにラチスを取り付けられているお宅を、目にする機会があります。
洋風のラチスもいいのですが、住まいの様子によっては純日本風の板塀もいいかもしれませんね。
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