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昨日から仮設工事に取り掛かりました。

こちらの現場は、崖の高いほう低いほうともに隣家が迫っているため、擁壁を作るスペース以外に余分なスペースはほとんどありません。
つまり崖地を切り開いて行かないと、奥のほうにたどり着けないような現場です。
そして、奥のほうから擁壁を完成させながら、手前側に逃げてくる。
このような状況では手間はかかりますね。

とはいっても、そもそも家が崖の近くにあるからこそ、擁壁を作ることになったような現場です。
不満など言っていられる場合ではありません。

写真は重機、ダンプなどの建設機械が奥まで入っていけるように、崖をある程度切り崩したところです。
本来ならば崖が崩れないような措置・・・山止め工事をしたうえで、一気に掘ってしまいたいところですが、そのままでは山止め工事用の機械が入っていけません。
まずは、山止め工事用の機械が入っていけるような状態にすることです。

山止め工事は11月2日からの予定になっています。
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擁壁と書いて 『ようへき』 と読みます。
いわゆる土留めのことです。
本日から延長30メートル強、高さ4メートル弱の擁壁工事の開始です。

擁壁の場合は高さが2メートルを超えると、建築基準法上の工作物申請が必要になってきます。
この2メートルというのは地上に現れている部分。
そして2メートル以下ならば工作物申請は不要です。
だからといって2メートル近い擁壁を、軽易なブロック積みなどで簡単に作ってしまうと、大雨や地震のときに崩れる可能性があります。
2メートルはけっこうな高さですからね。

ここで、工作物申請とは建築物における建築確認申請と同じようなものだと思ってください。
当然、構造計算も必要ですし、完了検査などの検査関係も必要です。
また、完了検査に合格すると検査済証も交付されます。

じつは、この検査済証は建築物の検査済証と同様に大事なものになんですよ。
擁壁がきちんと検査に合格していることを、保証するものですからね。
これは擁壁付近に建物を建てるときに必要になってきます。
ただ検査済証があっても、擁壁が古くなったりして危険な状態になっていると、検査済証は意味を失いますが・・・


写真は擁壁工事前の敷地の状況です。

工事は隣家が迫っているため、なかなかたいへんです。
そのため工期のほうは年内いっぱいかかるかもしれません。
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写真はテラス屋根を組み立てているところです。

テラス屋根はテラスの上部にかける屋根のことですが、こちらの屋根は正確には外部設備用屋根とでも言うべきでしょうか。
1階外壁部分に取り付けた給湯器などの設備を、雨や霜から防ぐために取り付けた屋根です。

外壁設置型や外置型の設備機器は、当然のように雨に濡れることを考えられて作られていますが、やはり屋根があるとないとでは持ちが違います。
寿命にして何年長くなる・・・とまでは明言は出来ませんが、屋根の下でかなり古い型の設備機器が、現役で稼動している姿を目にすることは珍しいことではありません。
屋根は外部設備機器にとって、よいものであることはたしかですね。

ところが、屋根をかけるには費用がかかります。
屋根をかけるには、屋根をかけるための費用と、設備機器を更新するための費用との比較が大事になってきます。
かといって屋根をかけることによって、どれだけ寿命が延びるのかはわからない。
また、将来更新する際の設備機器の値段もわかりません。
これでは比較ができませんね。
個人的には屋根をかけることをお勧めしたいのですが、なかなか難しいところです。

今回設置したテラス屋根は間口が1間半(3m弱)、出幅が4尺(約1.2m)で屋根材はポリカボネート。
この程度の大きさならば、どの業者さんに頼んでも10万円前後で充分に設置可能だと思います。
ただし屋根だけですよ。
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写真の左側が通常のガラスブロックで、右側はサッシタイプのガラスブロックです。
ガラスブロックの厚さは、通常のガラスブロックが95mmで、サッシタイプのガラスブロックが50mmだと思います。

サッシタイプのガラスブロックのほうは、以前単独で使ったことがあるのですが、なかなかいいものでした。
でも、2種類のガラスブロックが並んでしまうと、差を感じてしまいますね。
通常のガラスブロックのほうが、質感、重みがあります。
正直、サッシタイプのガラスブロックは、ちょっと見劣りがする感じです。

似たような製品を見比べられるような位置に取り付けるときには、このようなことが起きる可能性があります。
要注意ですね。

あと、サッシタイプのガラスブロックは50mm厚のものがほとんどです。
サッシタイプのガラスブロックを単独で使う場合にも、通常のガラスブロックよりも厚さが薄いということを、建て主さんにしっかり伝えておかないとまずいでしょう。
95mm厚の製品が取り付くことを想像されてしまうと、困ったことになりそうです。
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写真、右側は築40年程度のアパートです。
2階の軒先の部分の雨樋・・・軒樋が無くなってしまっているのがわかるでしょうか?

軒先に点々と付いているのが、軒樋を支えていた半円形の金物です。
つまり軒樋本体が無くなってしまって、軒樋受け金物だけが見えている状態です。

軒樋が無くなってしまったのは、劣化した軒樋が雪に押し流されてしまったことだと思います。
古くなった樹脂製の軒樋は、紫外線などの影響で硬く脆くなってしまいます。

新品の樹脂製軒樋ならば、長さ方向に二つ折りにしても元に戻るぐらいの弾力性があるのですが、時間が経って軒樋の表面が白っぽくなってくるとダメですね。
ちょっと無理な力をかけてしまうと、バリバリに割れてしまいます。
まして冬場の寒さではいっそう脆くなってしまいます。
そして積もった雪が軒樋を割ってしまい、押し流してしまった結果がこの写真でしょう。

軒樋が無いと屋根に降った雨が、滝のように流れ落ちてきます。
落ちた雨水は、土砂混じりの跳ね返りになって壁を汚しますし、場合によっては勢いが付いた雨水が隣地にまで飛んでいくこともあります。
ここでは左側のお宅からクレームがついたようです。

軒樋自体の取り付け工事は、そんなに高額なものではありません。
ただ、こちらの場合には足場がないと工事は無理です。
今回は足場の費用のほうが、高くつくでしょうね。
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今日は朝からトイレの詰りの連絡です。

『へ~そうなの?たいへんだね』
当事者以外の方にはこの程度のことですが、朝トイレが詰まってしまったお宅ではたいへんな騒ぎです。
なかなかたいへんな朝でした。

トイレに何か詰まってしまった場合、すべきことは詰まったものを引っ張り出すことです。
そのために吸盤状のラバーカップを用意されているお宅もあると思います。

ラバーカップの役割は吸盤状の形状が示すとおり、詰まったものを吸い出すことであって、詰まったものを押し込んでしまうことではありません。
ということは、トイレ側から針金などを差し込んで、ぐいぐい押し込んだりするのはあまり懸命な方法ではないということです。

今回、水道屋さんは詰まった状態のトイレを見たあとは、外の汚水配管のほうにまわりました。
これは汚水の出口方向から、詰まったものを押し戻すためです。

写真は汚水マスの蓋を開けたところです。
こちらから写真の左側に写っている黒いワイヤーを、詰まったトイレに向かって差し込んで、詰まったものを押し戻します。

実際の作業時間は10分程度。
無事開通しました。
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戸襖は 『とぶすま』 と読みます。
片側が襖状の和風で、もう一方が板張りやクロス張りの洋風になっている、和洋折衷の戸のことです。
使われている部位は、和風と洋風の境目・・・和室と廊下の出入口などが主です。
今回のリフォーム工事では、写真の正面の引き戸が、リフォーム前は戸襖でした。

戸襖は両側の面材が異なっているため、温度や湿度の影響で戸が反ってしまうことがあります。
一般に戸というのは多かれ少なかれ反るものなのですが、その中でも戸襖は反る可能性が高い戸といえます。

戸が反ってしまうと、開き戸ではきっちり閉まらなくなってしまったり、引き戸では戸がこすれてしまい開け閉めに困ることがあります。
戸の反りについてはそれなりの調整方法もあるのですが、一度反ってしまった戸については、戸の性質上また反ってしまう可能性が高いといえると思います。
正直、戸襖は使わないで済むのなら、使わないで済ませたい部材ですね。

今回は、今まで付いていた戸襖を洋風のフラッシュ戸に交換してしまいました。
和室自体が簡易な仕様だったため、大きな違和感はありません。

戸襖の反りに悩まされている場合、このような手もありますよ。
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通りがかりに目に入った光景です。
場所は築20年以上経ったデパートの屋外通路。

最初は外壁の清掃でもしているのかと思ったら、どうも外壁タイルの補修工事のようでした。
その気になって他の部分を見渡してみると、他の外壁・・・柱の部分・・・にも補修箇所を指示するための印が、べたべたと貼り付けてありました。
柱に張ってあるタイルは、半数以上補修が必要なのかもしれません。

よく行なわれている外壁タイルの補修工事は、剥がれそうなタイルを剥がしてしまい、下地を整えた上で、再度張り付けるという作業を行ないます。
ところが、この方法だとタイルを剥がすときと下地を整えるときに、ホコリや騒音が発生します。
さすがに、この場所でこの方法ではまずそうです。

こちらで採られた補修方法は、タイルに穴を開けてピンを打ち込み、エポキシ系の接着剤で固定する方法のようでした。
ホコリはバキュームで吸い込み、穴開けの音も気になるほどではありません。
これなら、この場所でも大丈夫です。
また、補修期間も短くて済みそうです。

タイルはきっちりとした仕事さえしておけば、そうそう剥がれるものではありません。
ただ、なんらかの要因で剥がれ始めると、連鎖的に剥がれる恐れがあります。
定期的なチェックが必要ですね。
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写真で、襖の上にあるのが鴨居です。
鴨居は引き戸などの上部にあって、ちょうど敷居と対になった溝付きの部材です。
もちろん、溝は引き戸などが外れないようなレールの役割ですね。

一般的な書院系の和室では、この鴨居の上に長押(なげし)が付きます。
そして、長押と鴨居は装飾的にペアとなる部材だと思ってください。

長押というのは、引き戸の有無に関わらず、部屋中にぐるっと取り付ける部材です。
引き戸があるところには鴨居がありますが、引き戸がないところには鴨居がありません。

それではどうするか?
引き戸がないところを、引き戸のあるところと同じように見せるために、形だけ似せて付けたのが 『付け鴨居』 です。

もともと長押というのは構造部材でしたが、早い時期に装飾部材になってしまいました。
つまり、長押はあってもなくてもよい部材であり、実際に長押のない簡略化された書院系の和室もあります。
その際、取りやめたのは長押だけで、付け鴨居だけが残ったのが、写真の和室です。

説明が回りくどくなってしまいました。
簡単にいうと、付け鴨居は、鴨居の高さで水平方向に取り付けた鴨居状の部材のことです。
そして、付け鴨居はフックを取り付けたりして、物を掛けたりする場所として重宝する部材です。
和室の場合、直接塗り壁に物を掛けるのはたいへんですからね。
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巾木が壁より出っ張っていると、困るのは写真のような場合です。
家具などをぴったりと壁に付けようと思っても、簡単にはいきません。

写真の場合は家具といっても、建築工事の一環としての作り付け家具のため、家具の部分の巾木取りやめることによってぴったりと壁に付けることが可能でしたが、一般的なタンスなどではこうはいきません。
家具を巾木にぴったり寄せても、壁際に巾木の厚み分だけ隙間が空いてしまいます。

家具をぴったりと壁に寄せるにはそうするか?
そのような場合に考えられる方法は二通りです。

ひとつは、この写真のように家具の部分の巾木を取りやめてしまうこと。
もうひとつは、巾木を壁から出ないようにすることです。

両方とも、言葉にすると簡単なんですが、現実には手間と費用が余計にかかります。
ということは、逆に手間と費用がかかることを納得していただければ可能ということです。

ちなみに、可能ならば家具のほうを切り欠くという手もありますよ。
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