<   2006年 05月 ( 18 )   > この月の画像一覧

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写真は儀星丁番(ぎぼしちょうばん)です。
一般の住宅の開き戸に、よく使われている丁番ですね。

このタイプの丁番の特徴は、丁番の芯棒を取り外せることです。
芯棒を取り外してしまえば、ドア自体を取り外すことができます。

ドアから家具などを入れるときに
『このドア、もう少し広ければよかった』
などと思ったときに、ドアを外して少しだけ出入口の幅を広げることができます。

儀星丁番の芯棒の外し方は、儀星部分と丁番本体部分の境目を、こじ開けてやることです・・・写真でマイナスドライバーをこじ入れている部分です。
硬いときにはシリコンスプレーなどの潤滑剤を塗布するなり、ドライバーのお尻を叩くなりすると外れるはずです。

その際、注意すべきは芯棒を外してからです。
ドアがいきなり外れることがありますからね。
できれば2人で作業を行ったほうがいいでしょう。
特に、外したドアを取り付けるときには、慣れない方には1人だと無理でしょう。

あとは外した部品を失くさないことですね。

また、外されてバラバラになった段階で、丁番の清掃も忘れずに行ってください。
丁番部分にはホコリがかなり溜まっているはずです。
このホコリが無くなると、ドアのキシミ音が消えることがあります。
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これは外構工事で使われていた、インターロッキングブロックです。
普通は、単にインターロッキングと称することが多いようです。

こちらはマンションのエントランス周りですが、住宅ではカーポートや玄関周りに使われている例が見受けられます。

インターロッキングの特徴としては、見た目の柔らか味があります。
タイル張り、アスファルト舗装、コンクリート舗装などと比べると、硬さが少なく感じられます。
物としてはコンクリートを固めて作ったものなので、けっして柔らかくはありませんし、車道に使われている例もあるぐらいです。

インターロッキングの施工は、タイルのように底面を固定するのではなく、置いて据付けるだけです。
そのため、インターロッキングを据付ける面をきちんとしておかないと、インターロッキングが暴れてくることがあります。

写真のインターロッキングが、まさにそのようになっていました。
こちらはマンションのエントランスということもあり、引越し用の車両、リフォーム用の車両が乗り上げてしまったようです。
いわば予期せぬ荷重がかかってしまったせいもあるようですね。

このような場合には、インターロッキングを一度剥がしたうえ、底面を固めることによって、補修が可能です。
住宅のような小規模な範囲ならば、日曜大工さんでも可能かもしれません。

インターロッキングの凸凹が気になるようでしたら、自分での補修も考えられますよ。
もちろん、最初から自分で施工することも可能です。
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床板を支えているのが、根太(ねだ)です。

よく使われているのは、35mm×45mm程度の角材で、材質は米ツガやヒノキなどが用いられています。
米ツガ、ヒノキともに強度のある材料ですが、ヒノキのほうが湿気には強いですね。
もちろんお値段も高め。
使えばいいことはわかっているのですが、なかなか使い切れません。
このように、仕上がってしまうと見えなくなるところにこそ、よい材料を使いたいのですが現実には厳しいですね。

こちらでは根太の間隔が1尺5寸間(455mm)でした。
板張りの床にしては間隔が開きすぎです。
通常、板張りの床の根太間隔は1尺間(303mm)程度で、畳敷きの床で1尺5寸程度です。
この根太間隔の5寸の差は、もちろん畳自体に強さがあるためです。

板張りの床での1尺5寸と1尺の差は、床が張りあがった当初はそれほど目立ちませんが、時間が経ってくるとはっきりわかってきます。
根太の中間部で、床が沈み込むのがはっきりわかります。

こうなってから直すとなると面倒です。

できれば最初からチェックしておきたい項目のひとつですね。
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サッシ交換のついでに、濡れ縁も新しくしました。

というよりも濡れ縁を外さないと、サッシ交換が出来なかったからです。

サッシのフレームは四方にフランジ(ツバ状のもの)が出ていて、そのフランジを外壁に固定します。
つまり、サッシのフレームは実際に見えている部分よりも、ひと回り大きいんです。
そのため、サッシを取り付けるには見えている寸法よりも、大きな開きが必要になってきます。

となると濡れ縁はサッシを取り付けるのに邪魔。
きれいに外せれば再利用も可能かもしれませんが、せっかくサッシが新しくなったのに、濡れ縁だけ古いままというわけには行きません。

まして濡れ縁は雨、風、紫外線にさらされる物。
ガタがきていると危険です。
既存の濡れ縁も取り替えてもいいころでした。

新設の濡れ縁は桧製です。

寝そべると桧の香りが漂ってきていいものですよ。
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サッシ交換を終えたところを、室内側から写した画像です。

サッシとフローリングの間に、白っぽく写っているのは新たに入れた敷居です。
今までは、フローリングと同一の面に、掃き出し窓の敷居が納まっていましたが、旧敷居は撤去して新しい敷居に交換です。

旧敷居には木製の建具が取り付けてあったため、木製の建具に擦られてだいぶ磨り減っていました。
再利用するのは、ちょっと難しい状況ですね。
旧敷居の上にサッシフレームを乗せることが出来れば、手間はかなり少なくて済みます。
残念でした。

新しい敷居は、フローリングよりも少し高さを上げて取り付けています。
そのほうがフローリングとの取り合いが良いからです。
フローリングと敷居の間をよく見てもらえばわかるのですが、フローリングと敷居の高さの差は一様ではありません。
これは、フローリングの高さが一様でないためです。

リフォームではよくあることですが、狂いや暴れが出ているところに、真っ直ぐな材料を取り付けると、どうしてもこのようになってしまいます。
ぴったりと同一の面で納めるには、既存部分の狂いや暴れまでも直す必要が出てきます。
そこまで行うとなる大仕事。
既存部分の狂いや暴れが許容範囲内ならば、そこまで行うこともないでしょう。

そのため、新たな敷居のほうを少し上げることによって、既存部分の狂い暴れを目立たなくしています。
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こちらは大工さんの仕事が終わったあとに、サッシ屋さんがサッシの調整をしているところです。
調整を行う部位は、戸車の高さ、クレセントの具合などで、ほとんどがプラスのドライバー1本で可能ですが、ある程度の熟練は必要です。

慣れていない人が行うと
『あちらを直せば、こちらがおかしくなる』
のような状況に陥ってしまい、結局最初の状態のほうが良かった、ということになってしまい勝ちです。

サッシは使っているうちに、建て付けが悪くなったり、クレセントの掛かりが悪くなったりなどの、狂いが出てきます。
その際にも、ほとんどの場合はプラスのドライバー1本で調整が可能です。
最初は調整に苦労するかもしれませんが、職人さんを頼むとなると、それなりの費用が発生します。
どうせならば慣れておいたほうがいいかもしれませんね。

ちなみに、プラスのドライバーには、番号であらわされている大きさがあります。
サッシの調整には1番と2番が必要です。
大きさを間違えて使うと、ネジ山を壊すことがあるので注意してくださいね。
また、1番と2番のドライバーを揃えておけば、家庭内のネジ関係のほとんどを回せると思います。
あると便利な工具ですよ。
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こちらは雨戸の戸袋を取り付けているところです。
向かって左側が戸袋で、右側がアルミサッシの本体部分になっています。

中央部にベニヤ板が見えていますが、これはベニヤ板の直線部分を利用して、本体と戸袋の高さを合わせているところです。
ベニヤ板の1.8mの直線部分を、本体と戸袋を跨ぐように置いて、高さを合わせる。
これは、単純なようですが確実な方法です。

また、ベニヤ板の直角になっている角も、大きな直角の定規としての使い道があるんです。

通常、大工さんは直角を確認するためには、差金(さしがね)を使いますが、直角を確認する対象が大きい場合は、差金では役不足となることがあります。
今回の場合では、サッシフレームの縦横の直角を確認するには、差金では小さすぎます。
このようなときにはベニヤ板を、サッシフレームの角にあてがって、直角を確認することがあります。
これも、単純なようですが確実な方法です。


じつはこのベニヤ板、材料としての行き先があります。
定規として持ってきただけではないんですよ。

行き先は雨戸の戸袋の裏側。
戸袋の裏に張ることによって、戸袋内部から建物内部への雨水の浸入を防ぎます。
よってベニヤ板には完全耐水合板を使っています。
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こちらはサッシ交換です。
木製の掃き出し窓と雨戸を、アルミサッシに交換です。

この木製の掃き出し窓は、よく使われる部位であり、木部が磨り減りだいぶ傷んでいました。
雨戸のほうも建て付けが悪くなって、開け閉めにひと苦労という状態でした。
もちろん隙間風もかなりあったようで、石油ストーブを使っても自然に換気が行われるようでした。

この隙間風がサッシ交換の直接の理由ですね。
これだけ隙間風があると、さすがに冷暖房の効率が落ちます。
冬の寒い時期が終わって、夏がくる前。
いまがサッシ交換のよいチャンスでしょう。

写真は木製の掃き出し窓の敷居と雨戸の戸袋を外し、アルミサッシのフレームを取り付けたところです。
掃き出し窓の敷居はだいぶ磨り減っていたため、新しいものに交換。
この際、気をつけるのは既存の床の高さとの絡みです。
新しい敷居の高さによっては、いままでの掃き出し窓と勝手が違ってきます。
こうゆうのは、お客さんに確認しながら作業を進めないと、あとから面倒なことになります。
ちょっとした確認作業を怠ると痛い目にあうんですよ。

写真、向かって左側は雨戸の戸袋を外したところです。
見えているのは内壁の下地材です。
木製の雨戸の戸袋は、このような建物と絡みの多い状態で取り付けてある例がほとんどです。
取り外すときには注意して行わないと、余計なところまで壊してしまう可能性があるんですよ。
ある程度の経験と慎重さが必要です。
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玄関ホールの床と玄関框が新しくなったところです。

かかった時間は延べ3日間でした。
大工仕事のほうは正味1日で済みましたが、途中でシロアリ駆除業者さんに入ってもらったり、玄関框絡みの左官工事が入ったため、この工期です。
その間、玄関からの出入が不自由になりましたが、お客さんはひとまず安心されたようです。


シロアリに関しては、シロアリが住み着きにくいような建物を作ることが、いちばん重要です。
まずは床下に湿気が溜まらないようにすること。
基礎部分に設けられている床下の換気口を、物などを置いて塞がないようにしてくださいね。

あとは雨漏り、水漏れと壁内部での結露。
建物そのものが水分の補給源になっている場合があります。
シロアリの種類によっては、建物の上部のほうに住み着くことがあります。
屋根部分の雨漏りがシロアリの住み着く原因になることもあるんですよ。

シロアリの予防駆除に用いている薬剤については、効果が持続する期間に限りがあります。
昨今の事情からあまり強い薬剤を使えないため、10年は持ちません。
持続期間は5年程度と考えておいたほうがいいでしょう。
こうなってくると、自分でシロアリ駆除剤を散布することも、考えなければいけないのかもしれませんね。
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玄関ホールの床を開けたところです。

こちらの玄関ホールの基礎部分は、コンクリート基礎に囲まれているため、通常ならば縁の下での人間の出入はできません。
ところが、写真の正面の方向には、コンクリート基礎だけで土台は無し。
これならば、どうにかもぐりこめます。

一般にコンクリート基礎があると、人間の出入は阻まれてしまい、縁の下での行き来は不可能です。
こちらのようにコンクリート基礎があるのに、人間が行き来できることは、まれなことだと思ってください。

そのような状況で、縁の下での仕事を行う場合があります。
その代表がシロアリ関連工事ですね。

コンクリート基礎に邪魔され場合、大工さんは床を開けて目的の場所まで行きます。
ところが、一部のシロアリ駆除業者さんのなかには、コンクリート基礎を斫って・・・壊して目的の場所に行ってしまうことがあります。
これは止めさせないとダメですよ。
せっかくの基礎が台無しになってしまいます。

このような場合には、大工さんを呼んで床を開けるようにしてください。

開ける場所は、和室の畳の下、物入れ押入れの床、家具等を置くので目立たない場所、補修工事が比較的簡単なクッションフロアーの部分、補修跡が目立つような場所に開けることはないでしょう。
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