<   2006年 03月 ( 23 )   > この月の画像一覧

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画像の正面の柱、途中で色が変わっているのがわかるでしょうか?
下側と左側のほうが少し濃い色になっています。
じつは、この部分で柱を継いでいます。

もともとは上から下まで1本の柱でしたが、根元のほうが傷んでしまったようです。
そのため傷んだ根元のほうを、新しい材料に交換しています。
このようなことを、柱の根継ぎ(ねつぎ)といいます。

根継ぎの方法にはいろいろありますが、ここで用いられている方法は、金輪継ぎ(かなわつぎ)と呼ばれている方法・・・継ぎ手です。
ここで、継ぎ手というのは、材木と材木を縦方向に組み合わせる方法のことです。

金輪継ぎは、組み合わせた材料が東西南北四方向にズレにくく、引き抜きの力にも強い継ぎ手です。
そのため、梁などの横架材の継ぎ手にも使われるし、柱の根継ぎにも使われる継ぎ手です。

この金輪継ぎ、飛び抜けて難しい継ぎ手というわけではありませんが、材木の加工自体に慣れていない大工さんには厳しいですね。
また、新しい材料同士を条件のよい場所で加工するのならよいのですが、柱が立った状態で加工するのはたいへんです。
難しいリフォームなんですよ。

このような古木造建築に限らず、一般の住宅でも、柱の根元が傷んでいることはよくあります。
そのような場合、まず金輪継ぎまでは行いません。
金物で継ぎ手を補強するか、傷んだ柱の脇に新しい柱を追加するかですね。

もちろん、可能であれば柱そのものを交換という方法が一番です。
根継ぎは柱が交換できない場合の、リフォーム方法ですからね。
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画像、左側が今回の建物です。
地面から立ち上がっているクリーム色の配管は、プロパンガス用です。
配管の根元に打ってあるコンクリートは、プロパンガスのボンベ置き場ですね。

一般に家庭で用いられるプロパンボンベは、50キロボンベといわれているもので、高さが130cm程度です。
50キロとは、ボンベに目いっぱい充填した場合のガスの量(重さ)。
ボンベ自体の重さが約40キロ。
合わせると、ボンベ1本の重さは最大で約90キロとなります。

重いことは重いのですが、思ったほど重いものではないですね。
じつはボンベの容積は約120リットル。
比重が1.0を切るので、水に浮くことになります。
材木並みかな?
どちらにしても、ボンベ置き場には大げさな基礎は必要なさそうです。


画像、右側は隣家です。
外壁と隣地境界までの距離は、ギリギリ民法50cmでしょう。
そのうえ、自敷地内にフェンスを設けていますので、敷地の有効寸法は40cm。

そのため、建物の一部を凹ませて、エアコンの室外機を設置しています。
外から見た限りでは、かなり苦しそうですね。
もう少し、やりようがあるのかもしれません。
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床はトイレを除いてすべてフローリングです。

フローリングは12mm。
もちろん無垢ではなく、合板フローリングです。
取り扱いは無垢フローリングよりも、合板フローリングのほうが楽ですね。
また、なによりも安価です。

いまは賃貸物件でも、フローリングが多いですね。
カーペットはまず見受けられませんし、和室で畳もごく少数です。
賃貸物件の床材といえば、フローリングかクッションフロアーという感じです。

これは賃貸物件のリフォームの場合も同様で、畳をフローリングに変えるリフォームは、よくあるリフォームです。
ただ、畳からフローリングに変えると、音の問題が出てきます。
畳は音の問題に対して有利なのですが、フローリングは音に対しては厳しいですね。
床材は畳のままにしておいたほうがいいのでは?というようなリフォームもままあります。


ここでのフローリングは、もちろん2重張りです。
床を支える根太(ねだ)を1尺(約30cm)ピッチに入れた上に、捨て張り(下地)合板を張り、その上に仕上げのフローリングです。
こうしておかないと、当初は何事もなくても、時間が経ってから出入口付近などの、よく通る場所の床が沈み込むことがあります。

2重張りは、手間も材料も余計にかかりますが、やらなければならない作業です。
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水周りは、今のところ広さがあるように見えています。
でも、ここに洗濯機、冷蔵庫、食器棚が入ってくると、いっぱいいっぱいですね。
このスペースを、身体を真っ直ぐにして歩くのは無理かもしれません。

キッチンセットは、システムキッチンではなく、一般タイプのキッチンです。
一般タイプのキッチンは、システムキッチンのような高級感はありませんが、安価で交換工事が簡単です。
長く使い続けるというのではなく、ある程度傷んできたら新しいものに交換して、新規の入居者にそなえるためのものですね。
この手のキッチン、物によっては設備関連業者さんの手を煩わせずに、大工さん1人で短時間で交換可能です。

キッチンの左横は冷蔵庫置き場、続いて洗濯機置き場です。
冷蔵庫置き場には、その付近にアース付きのコンセントが必要なだけで、この場所に限られるわけではありません。
一方洗濯機置き場のほうには、給水、排水、アース付きのコンセントが必要なので、この場所限定です。

以前の賃貸物件では、洗濯機を屋外に出して使ったり、浴室内で使うようなこともありましたが、さすがに新築ではほとんど見受けられませんね。

洗濯機置き場には防水パンを取り付けています。
この防水パンは、取り付けたほうがいいのかを迷うところです。
防水パンは下階への漏水を防ぐためのものですが、防水パンを取り付けると足元が狭くなったり、洗濯機の向きが限られてしまいます。

水周りが広く取れない場合は、防水パン無しでもいいかもしれませんが、土台部分への漏水を放置される怖いですね。
難しいところです。
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こちらの長屋は2Kです。
居室のほうは6畳と4.5畳。
想定している入居者は若夫婦か単身者です。
単身者のみならば、広めのワンルームも考えられます。

ここで、細かく区切ってあるのは、全体のプランニングの要請からでもあります。
建物北側・・・裏側に玄関を設けられれば、プランニングの自由度は上がっていたところです。

この2K、細かく区切ってあるおかげでの、使いやすさはありそうです。
小さくなってしまうとはいえ、部屋を区切ることが出来ると、寝ることを中心とした部屋、寝ること以外の生活の場と、部屋を分けることによって、生活にメリハリを付けやすいですね。
このことは、若夫婦だけでなく単身者にもいいかもしれません。

また、収納量はまずまずです。
すべて居室内に、計2.5畳分のスペースが確保してあります。

内訳は、中段付きの物入れが1.5畳分、中段無しでハンガーパイプ付きが1畳分。
ハンガーパイプ付きの収納のおかげで、ワードローブが不要となります。

中段付きの物入れにハンガーパイプを吊ってしまうと、ワンピース、コート関係の収納に困ることになり、長物が室内に出てきてしまいます。
中段の無い分は、衣装ケースなどで工夫すればいいことなので、ここは中段無しとしています。

収納に関しては、上を見るときりがありません。
ただ、入居者に工夫を出来る余地を、残しておくべきだと思います。
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今日で設備関係の器具付けが完了しました。

器具付けとは、内外の仕上げ工事が終わったあとに、照明器具や水栓金具など、設備関係の直接目に触れる部分を取り付ける、設備関係の仕上げ工事です。

工事の順序として器具付けは、クロスなどの仕上げを済ませてからの仕事になりますが、工期が押し迫ってくると、器具付けとクロス工事の順序が逆になる場合があります。
そうなると、クロス工事は取り付けられた器具を避けて貼ることになり、たいへんになってしまいます。
クロスの貼り上がりもよくないですね。

また、仕事の順序が逆にならないまでも、クロスを貼り終えたらすぐに器具付けとなる場合があります。
この場合はクロスの糊が生乾き。
クロスが乾かないうちに器具付けを行うと、クロスに傷を付けたり、クロスに汚れを染み込ませたりします。
これは設備関係の職人さんが嫌がりますね。

やっぱり順序どおりのほうが、出来上がりもよくなります。

明日はクリーニングです。
この規模ならば1日あれば充分です。
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いまだ不自由な足を引きずって歩いていると、困るのはこのようなところです。

この道路は片側1車線のバス通りです。
道路と接して建っているのは新築のマンション。
画面手前側は立体式の駐車場で、奥が一般住戸です。

道路に引いてある白線の向こう側は、側溝になっていて蓋が被せてあります。
この白線は、歩行者用の通路を示す白線ではないんですよ。
側溝の蓋には、雨を流し込むためと、蓋を取り外すための穴が開いていて、けっして歩くのに適切な場所ではありません。
蓋の穴に、松葉杖の石突がはまることはありませんが、女性靴のヒールは危なさそうです。

結局この道路に引かれた白線は、側溝の位置を示すためのものであり、側溝に車両が載って、側溝を傷めることを防ぐためのものでしょうね。

このような場所、何事も問題がない状態ならば、危ないと思う程度で通り過ぎてしまい、すぐに忘れてしまいます。
でも、これからはしっかりチェックしていきますよ。
自らの老後のためにもなりますからね。
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こちらは建物の裏側・・・北側です。
残った工事は、ガス給湯器の取り付けと整地だけです。
もしかしたら、追加で砕石敷きを依頼されるかもしれませんが、当初の予定はここまです。

戸建て住宅の場合、コンクリートの敷き込み・・・犬走りを施すことが多いのですが、賃貸物件の場合は、予算の都合もあり、これで完了の場合がほとんどですね。
本当は雑草の手入れなどを考えると、賃貸物件でこそ、犬走りを施したほうが良いのかもしれません。
家の周りに雑草が茂っていると、建物の床下の通気が悪くなりますし、じめじめ湿気ってしまいシロアリを呼び寄せることになる可能性もでてきます。
また、火災に対しても危険ですね。


建物の裏側には、有効で70cm程度の空間を確保しています。
これだけあると、人間が正面を向いてまともに歩けますし、足場も床面の付いた足場を組むことが出来ます。
この空間が民法50cmをぎりぎりクリアーだと、まともには歩けません。
足場もきちんとしたものは厳しいですね。
また、有効50cm程度だと通風も悪くなってしまいます。

とはいえ、ほとんど使わない北側に、余裕の空間を確保するのも難しいものです。
いつも悩むところです。
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現場は木工事が完了しました。
室内はクロス工事、設備関係の器具付け、クリーニングを残すだけです。
今週いっぱいでどうにかなるはずです。
途中、雨で工程が遅れましたが、挽回することが出来てホッとしています。

この冬は、年明けからの陽気に恵まれました。
昨年中の寒さだと、年明けに雪が何回かは積もるかと思いましたが、年明けの雪はたいしたことがありませんでした。
雪が積もると、思った以上に現場が遅れるんですよ。
場合によっては、1週間ぐらい現場が止まることがあります。
助かりました。


写真で、掃出し窓の前に取り付けてあるのは、既製品のアルミ製ベランダです。
大きさは必要最低限。
洗濯物と布団を干せて、エアコンの室外機を置けるだけ。
場合によっては、家庭ごみの一時置き場としても使えそうです。
ベランダというよりは、(外部)ユーティリティースペースと呼んだほうがいいかもしれませんね。

でも、このスペースがあると便利なんですよ。
単身者にとっては、広めのテラスより使い勝手はいいと思います。
ここに深めの屋根がかかっていれば、申し分ないでしょう。

このようなベランダ、1戸建住宅でも設置を検討する価値があると思います。
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3月17日に落慶開廟した横浜媽祖廟(まそびょう)です。
ちなみに、媽祖さまとは海の神様として祀られている女神様です。

この写真は、前面道路から門(牌楼)を撮ったものですが、架空電線が写り込んでしまい、ちょっと残念でした。
もちろん門の中に入ってしまえば、電線を写すことなくお堂を写すことができます。

中華街の公式サイトでは、この門を足元から見上げるようにして、写した写真を紹介しています。
そうすれば電線が写り込まないで済みますからね。
本来ならば、正面から門を通して、お堂を写した写真を紹介したいところでしょう。
苦肉の策ですね。

残念なことに、このような観光地でも、電線の地中化が進んでいないところが多いですね。
メインストリートはまだしも、1本裏道に入ってしまうと、電柱、電線だらけです。
せめて観光地ぐらいはどうにかならないでしょうか?


じつは、住宅建築に携わっている立場としては、住宅地の架空電線は悪いことばかりではありません。
架空だと電気、電話関係の引き込みが楽ですからね。
もちろんCATV、ADSL、光ファイバーなどの引き込みも簡単です。
あと、工事用の仮設電気の引き込みも楽ですよ。
たいへんなのは、建て方工事のときで、電線があるとレッカー仕事に障る場合があります。

一方、現状で地中に配管されている、水道の引き込みはたいへんです。
新たな引き込み、既設管の引き込み直しなどでは、道路の掘削工事が必要となるので、時間も費用もかかります。

住宅地の場合、架空配線と地中配管の、どちらがいいかは難しいところですね。
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