<   2005年 10月 ( 27 )   > この月の画像一覧

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正面に写っている、掃き出し窓の左側にあるのが雨戸の戸袋です。
戸袋は四方の枠と、表に取り付ける鏡板で出来ています。
表に対する裏・・・建物側には、そのままでは何もありません。
この建物の場合だと、外壁の合板がむき出しのままになってしまいます。

そのため、ここでは雨仕舞いのために裏側にカラー鋼板を張っています。
この、カラー鋼板は戸袋用のもので、幅が戸袋裏側にぴったり納まるような寸法になっています。
あとは戸袋のH寸法に合わせて切断すればOKです。
戸袋裏側の雨仕舞いには、カラー鋼板のほかに、耐水ベニヤを使っても問題はありません。
この場合には、戸袋用の耐水ベニヤはありませんので、縦横ともに切断もしくは継ぎ足しが必要になってきます。
工事のほうは、カラー鋼板張りだと銅工屋さん。
耐水ベニヤ張りだと大工さんの仕事になってきます。

リフォーム工事のように数が少ないと、大工さんに耐水ベニヤで行ってもらい、新築工事のように数がまとまってくると、銅工屋さんに行ってもらうようにしています。

この戸袋の裏、サイディングを張ったり、モルタルで仕上げたりはしません。
下地の状態に戸袋を取り付けて、仕上げ材を戸袋に被せるような納まりが、メーカーの標準納まりです。
これは、シャッターの場合も同様で、シャッターボックスの裏には仕上げを施さない場合がほとんどです。

戸袋、シャッターボックスの裏にも、仕上げを施すような納まり、つまり外壁を仕上げてから戸袋、シャッターボックスを取り付けるような納まりがいいと思うんですが・・・
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こちらはトイレの配管の様子です。
グレーの配管が排水管、黒っぽく見える配管が給水管です。

排水管は無理なく配管できていますが、給水管は苦労のあとがうかがえます。
土台、際根太(きわねだ)・・・壁際の根太、筋交いをよけての配管になっています。
壁の中を立ち上がる給水管、給湯管は、どうしてもこうなってしまいます。

これが排水管だとまずいですね。
これだけ配管を取り回すと、詰まりの原因になる可能性大です。
排水管は、素直に下方に抜いてあげるのがいいのかと思います。
横方向に排水管を抜くときには、排水経路を出来るだけ単純にしたいですね。

じつは、この排水管、根太の位置にちょうど当たっています。
画像中で、1本根太が抜かれているのがわかるかと思います。
こうなってくると、大工さんの出番ですね。
排水管を除けた位置に、根太を追加、移動しないといけません。

まれに、そのまま床板が閉じられてしまうことがあります。
水道屋さんは、大工さんに伝えたつもり。
大工さんは、そんなこと聴いてないよ。
もしくは、水道屋さんがどうにかするだろう。
ありがちなことなので、要注意です。

土日は大工さんは現場を空けています。
電気屋さん、水道屋さんにとって、存分に仕事が出来る日となります。
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ラスボードは内壁の左官仕上げ用下地材です。

画像で青っぽく写っている材料で、石膏ボードに凹みが付けられ、左官材料の付着性が高められています。
ここで左官材料というのは厚手の材料のことで、ボードに直接、薄く塗る珪藻土のような場合には、凹みが付けられていない通常の石膏ボードを使います。
珪藻土を自分で塗ろうとされるかたは、ラスボードではなく、石膏ボードを購入するようにしてくださいね。

ラスボード、厚さは7mmのものをよく使いますが、通常壁に使う12.5mmの石膏ボードに比べると、ずいぶん軽く感じます。
そのため、材のたわみは大きいですが、取り扱いは楽ですね。

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下屋に葺いたコロニアルの様子です。
今日は午後から雨。
新品のコロニアルが、雨をはじくように流しています。
このような状態が理想的ですね。

たまには屋根の状態を診てみるのも、必要だと思います。
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今日から洋室天井の石膏ボード張りです。
天井に張る石膏ボードの厚さは9.5mm。
大きさはサブロク(910×1820)です。

天井に張るには9.5mm厚の石膏ボードでも重いですよ。
しかも、自重でたわんでしまうし、端部はぶつけるとすぐに欠けてしまいます。
取り扱い注意ですね。

天井の石膏ボードを1人で張るのは、なかなかたいへんです。
両手だけでなく、冶具や頭・・・文字通り頭のてっぺんで石膏ボードを支えながら作業を行います。
しかも足場の上での作業になります。

本来は3人1組で作業を行うと能率がいいんです。
石膏ボードをカットする人が1人。
石膏ボードを支える人が1人。
ビス止めする人が1人。
足場の上に2人で、下に1人です。

今回は2人1組の作業になりました。
若い大工さんが、下で石膏ボードをカットして、足場に上がり支えます。
年配の大工さんは、足場の上でビス止めと石膏ボードの採寸です。
若い大工さんはバテ気味でしたが、それでも、1人で張るよりだいぶ能率は上がります。

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こちらは石膏ボードを張り始める前に、天井裏にあげた断熱材です。
断熱材は、石膏ボードを張り終えたあとで、天井裏にあがって、敷き込んでいきます。
そのほうが、能率よく、きれいに敷き込めるんです。

画像で見えている、オレンジ色の管は電話用の配管・・・CD管です。
グレーの配線は電灯線。
緑色の配線はアース線。
白っぽい配線はテレビ用の配線です。
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昨日の土庇を上から見下ろした画像です。
下のほうに見えているのが、秋田杉板目(いため)の野地板・・・無垢材です。
野地板というよりは、天井板といったほうがいいかもしれません。

張り方は羽重ね(はがさね)といって、板の端部を刀刃状(かたなばじょう)に削って、板と板の端を重ね合わせます。
板目は木の模様・・・年輪が現れてくるので、模様を合わせたうえで、作業を進めます。

野地板の上には、実際に屋根材を支えるための、上野地(うわのじ)を組みます。
こちらは米ツガの垂木に、野地合板としました。
そのあと、アスファルトルーフィングを敷いて、雨仕舞いがひとまず完了し、銅工屋さんの金属板葺きを待ちます。
幅2間(3636mm)、出幅1間(1818mm)程度の土庇でもたいへんな作業になりました。

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こちらは内部配管の様子です。
2階のベランダに取り付ける給湯器に関連する配管類ですね。
左から、ガス管、給湯器リモコンケーブル、給水管、給湯管になります。

ガス管、給湯器リモコンケーブルはガス屋さんの施工。
給水管、給湯管は水道屋さんの施工。
ほかに給湯器の近くに、電気屋さんが電源を出します。

給湯器の位置を変更するには、以上の各業者さんへの連絡が必要になります。
忘れると面倒なことになってしまいます。
要注意ですね。
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天井の下地を、野縁(のぶち)といいます。
洋間の場合、1尺5寸角(455×455)程度に、下地を組み上げる場合が多いですね。
もちろん、野縁の次に張る材料の大きさによりますが。
今回、野縁の次に張る材料は、3尺×6尺(909×1818)の石膏ボードなので、1尺5寸角に野縁を組むとちょうどよい具合になります。

野縁の具体的な組み方は、大工さんによっていろいろです。
あらかじめ床上で細工をして、天井部分での作業を少なくする方法。
いきなり天井での作業を始める方法。
それぞれの方法内でも、細部にいろいろなパターンがあるようです。
どれが正解ということではなく、慣れ親しんだ流儀で行うのがいいと思います。
肝心なことは天井が下がってこないこと、ですね。

今日は2階の洋間の野縁組みが、ほぼ完了しました。

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こちらは、土庇の状況です。
壁側に垂木掛けを取り付けて、垂木を刺し掛けます。
広小舞(ひろこまい)、登り淀(のぼりよど)を取り付けて、野地板を葺きます。
このあと、金属屋根の下地として、さらに垂木を1段渡して、その上に野地板を葺きます。

化粧垂木、広小舞、登り淀は桧。
最初に葺いた野地板は杉。
屋根材は銅メッキを施したステンレス板・・・カッパーソフテンの予定です。
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画像は壁の入り隅部分です。
壁と壁がぶつかるところに、柱が立っていて、その柱にイニイッサン(30×40mmの角材)が両脇から取り付けられています。

柱や梁のように大きい部材に、イニイッサンなどのような小さい部材を取り付けることを、『ぶつける』ということがあります。
この場合の取り付けは、柱などを欠き込んで組み合わせるような取り付けではなく、材料同士を単純に釘留めする取り付けです。
文字通り『ぶつける』ような取り付けですね。

ここでは、柱にぶつけられている、イニイッサンを『ぶつけもの』といいます。
この場合、ぶつけものの役割は、壁を固定するためのものとなります。

平面や出隅では、柱にじかに壁を固定できますが、入り隅ではそうはいきません。
ぶつけものを介して、柱に壁を固定することになるんです。
方法としては2通りあります。
片側の壁を柱に固定したあとで、壁越しにぶつけものをして、もう1方の壁を固定する方法。
これだと、ぶつけものが1本で済みます。
もうひとつは、ここの場合のように、あらかじめ柱の両脇にぶつけものをする方法。
この場合は、ぶつけものをすべて済ませてから、壁の仕事に取り掛かれます。
つまり、ぶつけものの工程と、壁の工程が重なり合わないで済むことになります。

以上、どちらが優れているというより、大工さんの流儀によるところが大きいと思います。

今日は天井下地・・・野縁を組み始めました。
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玄関前の土庇(どびさし)です。

土庇は玄関などに付く庇で、独立柱を立てて支える出の大きい庇です。
雨、日射しを除けるだけでなく、建物の顔というべきものかもしれません。

今日の作業は、土庇の勾配、軒の出寸法を決めることが中心でした。
土庇の独立柱、桁については、建前のときに組んで、仮置きしてあるため、位置の確認をまず行います。
柱の位置が決まったところで、仮の垂木とコンパネを庇に見立ててさし掛けます。

そのあとは、検討会ですね。
玄関アプローチのいちばん土庇が目に付く位置から土庇を眺め、土庇の勾配と軒の出寸法を決めます。
こうゆうことは、図面上ではなかなか決められないもので、実際に現場であれこれ行うのが、手っ取り早く、確実だと思います。

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こちらは2階ベランダの取り付け金物です。
ベランダは建物本体に金物を取り付けて、片持ちで支えるタイプです。
施工のほうは専門業者さん。
この段階で、ミリ単位の寸法精度が要求されるようで、なかなか苦労していました。
もう少し、取り付け寸法に幅があったほうがいいのかもしれません。

土庇とベランダが取り付くと、サイディング工事に入れます。
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こちらは2階の洗面化粧台です。
下から立ち上がっている複数の配線は、1階の分電盤からのものです。
この位置で、1階から2階の天井裏に配線を立ち上げて、2階の各部屋に配線を行います。

電気の配線は、内部間仕切り壁の下地が組みあがって、できれば天井の下地・・・野縁(のぶち)を組み始める前が、電気屋さんにとって都合のよいタイミングです。
壁下地が出来ていないと、天井から各部屋に配線を下ろすことが出来ないし、野縁を組まれてしまうと、屋根裏の配線に手間がかかるようになります。
でも、大工さんにとっては、電気配線がないほうが仕事はやりやすいですね。
なかなか難しいところです。

現場の工程としては、この段階までにコンセント、スイッチ、照明器具などの位置が確定していると、電気工事が無駄なく進められます。
とはいっても、この段階ですべてが確定していることは、まずありません。
内部間仕切り壁の下地が組みあがってからでないと、部屋のイメージがつかめないし、部屋のイメージをつかんでから出ないと、コンセント、スイッチ、照明器具などの位置も確定できないことのほうが多いと思います。

こちらの現場では、数日前に建て主さんと現場での打ち合わせを行いました。
まで、迷っている部分はあるようですが、概ね確定しました。

今日、明日は大工さんが現場を空けます。
電気屋さんの配線日和ですね。
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和室、肘掛け窓にサッシを取り付けたところです。
画像はサッシの下枠の部分で、ここには障子が入ります。
そのため、サッシの枠は仕上げられた敷居の上に乗っています。

画像は下枠部分ですが、上枠のほうには敷居と対になった、鴨居が取り付けられています。
もちろん鴨居も仕上げられていて、障子が走る溝が切られています。
ちなみに敷居は内法材(うちのりざい)・・・1寸5分(45mm)×3寸5分(105mm)程度ではなく、3寸5分角を柱の面内(めんうち)で納めています。

両脇の柱も化粧柱なので、和室のサッシ周りの木工事はこれで完了です。

洋室の場合は、仕上げていない荒木の下地材にサッシを取り付けてから、別途、化粧枠を取り付けるため、サッシが取り付いたあとに木工事が発生します。

和室、洋室どちらがたいへんかというと、和室のほうがたいへんだと思います。

まず、現場での工事の手間は、和室のほうがかかりますね。
仕上がった状態の敷居、鴨居を、これまた仕上がった化粧柱に取り付けるのは、なかなか手間と技術が必要なんですよ。

また、今日、取り付けた敷居、鴨居は別途下小屋で加工したものです。
一方、洋室枠のほうは既製品を用いることが出来ます。
準備段階での手間も和室のほうがかかります。

今日は和室のサッシを3本入れて、外回りが少し残りました。
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