<   2005年 09月 ( 18 )   > この月の画像一覧

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2階屋根の軒先の状況です。
勾配屋根の部分は野地合板。
勾配屋根の先端部分、画像で白っぽく写っている部分は広小舞(ひろこまい)といい、桧の貫板(ぬきいた)です。
広小舞から垂直に下がっている板は、杉板で破風(はふ)といいます。

こちらの屋根仕上げは、コロニアルを予定していますので、軒先の納まりは軽快かつ単純ですね。
場合によっては、野地合板を延長して、広小舞と兼用させることもあります。
これが瓦屋根になると、広小舞に厚い板を使い、広小舞そのものを見せるような納まりになります。
また破風も素木のままとなるため、腐りに強い材料を使うことが多くなります。

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こちらは室内から屋根を見上げた画像です。

屋根の野地板を垂木に留める釘は、エアーコンプレッサーを使って打ち込むことがほとんどです。
エアーコンプレッサーを使うと、釘を打つときの手応えが無いので、垂木を外れて釘を打ってしまうことがあるんです。
そのため、裏側からの確認が欠かせません。
室内側から見上げて、垂木以外の部分に釘が出ていないかを確認します。
垂木を外して打っていると、けっこう恥ずかしいものです。

このあと、屋根関係の大工仕事は、軒裏関係だけを残すだけです。

明日は屋根屋さんが、屋根に防水紙を敷いて雨時舞を行います。
工事は順調に進んでいます。
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今日で足場が組み終わりました。

建前の前に組んだ先行足場は、1階の外周部だけです。
建前の前には1階の屋根部分が出来ていないので、1階の屋根に乗る足場は、とうぜん組めていません。
建前後の今日、1階の屋根下地・・・野地(のじ)が出来上がったので、さっそく残った足場を完成させました。

この1階の屋根に乗る足場がないと、2階の屋根の軒先の作業が出来ないんです。
危険ですからね。

屋根部分の作業は、基本的に軒先のほうから進めていきます。
そのため軒先が決まらないと、屋根工事が進みません。
屋根工事が進まないと、雨で作業に影響を受けてしまいます。
また、集成材、合板を多用する、いまの建築工事には水がかりは、出来るだけ避けたいところです。
建前後は、雨が降らずに順調に屋根工事が進むことを、祈りたい気持ちですね。

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こちらは2階屋根の軒先部分です。
2階屋根部分の工事は、このあと軒先を切り揃えるところから始まります。
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建前2日目は、1階と2階の屋根を中心に行いました。

屋根の骨組みとなる、束(つか)及び母屋(もや)。
束、母屋を拘束する雲筋交い(くもすじかい)。
屋根の下地となる垂木(たるき)。
以上の取り付けと、金物関係の取り付けです。

屋根関係の作業は、とうぜん高所作業になります。
しかも垂木を固定する釘は、風による吹き上げに抗するために、長めの釘でしっかり母屋、桁に留めます。
足元の悪い高所で、長い釘を使う、なかなか大変な作業になります。

上の画像は垂木を取り付け終えたところです。
だいぶ家らしい形になってきました。

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こちらは屋根の小屋組み内部です・・・小屋組みとは、屋根の骨組みのことです。
縦に立っている短い柱が『束』
束の上に横に渡っている梁が『母屋』
母屋の上に斜めに渡っているのが『垂木』
束と母屋にたすき掛けに渡っているのが『雲筋交い』
これが一般的な和小屋・・・日本風の小屋組みです。
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今日は建前の1日目でした。
大工さんが手伝いを入れて8人。
鳶さんが2人。
あとは雑工さんが2人ほどです。
通常より多めの人数だと思います。

建前の作業は、レッカーを据え付けるところから始まります。
あらかじめ材料を積んである場所、建前当日に搬入される材料を荷受する場所、架空の障害物などを勘案して、事前に決めた場所にレッカーを据え付けます。
レッカー自体は自走式なので、作業途中での移動は可能なのですが、ほとんど最初に据え付けた場所から動かすことはありません。

レッカーは車を止めて、サイドブレーキをかけただけで作業をするわけではありません。
アウトリガーと呼ばれる足を出して、レッカー自体を安定させた状態で作業を行います。
アウトリガーの分も含めてレッカーを据え付ける場所を考えると、据え付ける場所の選択肢はそう多くないんです。
事前の施工計画が重要になってきます。

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こちらは2階の柱梁まで組みあがった状態で、柱の建て入れを調整しているところです。
建て入れの調整とは、柱が垂直になるように調整することです。
基準になる柱を決めて『下げ振り』という道具を使って、垂直を確認しながら、骨組みの歪みを取り去ります。
この作業、いい加減に行うと、内部造作にまで響いてきます。
大事な作業です。

建て入れ調整でよしとなったら、仮の筋交いを取り付けます。
じつはここで取り付ける仮筋交いは、2度目の仮筋交いなんです。
1度目は、建て方の作業途中で、骨組みを安定させるために、大まかな垂直を見ただけで、取り付けてしまいます。これを行わないと、揺れてしまって梁の上を歩けませんからね。

明日の作業は屋根、下屋周りと、金物の取り付けが中心となります。
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今日は建て方開始の1日前でした。
現場の作業は資材の搬入と、土台の敷き込みです。

搬入する資材は材木、金物、施工用の道具などです。
特に材木関係は、どこにどのように置くかが問題になります。

レッカーの作業状況を考慮しつつ、使う順から上積みになるように、材木を配っておきます。
ここで間違えて使うべき材料が下積みになっていたりすると、立て方の作業時に、怒号が飛び交うこともあるんです。
建て方・・・建前は木造住宅の建築作業では、いちばん大きなイベントなので、職人さんも平常の神経ではなくなっていることが多いんです。

やっぱり事前の段取りが大切ですね。


土台入れのほうは、建て方の前に現場で済ませる作業です。

土台伏せ図をもとに、土台を配ったうえで、アンカーボルト用の穴を土台に開けます。
その後、基礎パッキンを基礎上に配り、継ぎ手、仕口の状況を考慮し、アンカーボルトを通したうえで、土台を基礎上に敷き込んでいきます。
この作業では、横から差し込む仕口の部分が、厄介ですね。
仕口を差し込む横の動きと、アンカーボルトを通す縦の動きを、うまく処理しないと納まりがつかなくなるんです。

土台が敷き込まれたら、事前に出してある逃げ墨をもとに、土台を正規の位置にアンカーボルトを締めて固定します。

今日の作業は以上まででした。
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昨日、1層4面、一部2層だけ足場を架けました。
建て方の前に足場を架ける、先行足場です。

いまの木造の現場は、ほとんどが足場を先行して架けるようにしています。
以前は、建て方が終わってから足場を架けていました。
足場を先行して架けていたのは、ビル、マンションなどの現場だけだったですね。

やっぱり建て方のときに足場があると安全です。
いまは職人さんレベルで建て方時の足場を要求されます。

先に組む足場は、全面ではありません。
ほとんどの場合、部材を建物内に運び込むために、1面だけ組まないでおきます。
また、2階より1階が出ている場合には、1階の屋根の上に足場を組むことになるため、1階の屋根板が終わってからでないと、2階の足場が組めません。

足場を組む手間は、建て方が終わってから、一度で組むほうがかからないですね。
もちろん費用もかかりません。
でも、やっぱり安全第一です。

建前の予定は9月28日。
台風が心配です。
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こちらは和室に使う柱です。
すべて桧の役物で、細く見える柱は4寸角、太く見える柱は6寸角です。

今回、材木は工場で加工を行う、プレカット品を用います。
そのため、下小屋で大工さんが刻み(きざみ)・・・材木の加工を行うのは、和室用の役物だけになります。
ここにある桧の柱は、大工さんが刻んで、カンナをかけて仕上げることになります。


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こちらは4寸角のほうです。
〇方と記されているのは、面のことです。
一方ならば1面。三方ならば3面です。
〇節は表面の状態を表しています。
無節は節の無い状態で、上小節は小さな節が少しだけあるような状態です。

これらの材木をどこに使うのかを決めることが、大工さんが頭を悩ませるところです。
すべて無節でそろえることが出来ればいいんですが、なかなかそうもいきません。
節が隠れるように、もしくは目立たないように、適材適所に材木を配します。
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先週の土曜日の状態です。
埋め戻しと、内外の土間コンクリートを打ちを行いました。

埋め戻しは、掘った穴を埋めて、元に戻すことです。
コンクリートの型枠が外れてから行う作業ですね。

今回は型枠を解体してから時間があったので、その間に外部配管工事を行うことが出来ました。
型枠解体から埋め戻しまでに時間がない場合は、埋め戻しを優先させて、外部配管工事で水道屋さんが、もう一度配管用の穴を掘ることがあります。
タイミングが合わないと、二度手間になってしまいます。

埋め戻しでは、土の沈み込みを考慮して、埋め戻しの高さを設定します。
最初に、設計地盤面までで高さをおさえてしまうと、雨で土が締まったときに、地盤が下がってしまいますからね。
埋め戻しの作業は、根伐りの作業より人力に頼る部分が多いんです。
最初に、きちんと埋め戻しの高さを指定しておかないと、設計地盤面までしか、埋め戻しが行われないことがあります。


今回打った土間コンクリートは、玄関周りと勝手口周りです。
荒打ちといって、仕上げの下地となる部分です。
仕上げより数センチ下げて、一度コンクリートを打っておいて、最終段階でタイル屋さんや左官屋さんが仕上げを行います。
この作業を後に回すと、コンクリート打ちの作業に手間がかかったり、建物を汚したり、傷を付けたりすることがあります。
よいタイミングでできたと思います。
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天端均し(てんばならし)は、基礎の上面・・・土台を据え付ける面を水平に均すことです。

天端が水平でないと、土台も水平でなくなり、建物も水平ではなくなります。
また、天端に凹凸があると、基礎と土台の馴染みがよくありません。
基礎と土台の馴染みが悪いと、建物の重さがうまく基礎に伝わらなくなってしまったり、土台の一部分に無理な力がかかってしまうこともあります。
そのため、天端均しは骨組みを造る前の、重要な作業になります。

天端均しには、3通りの方法があります。
一つは、直押さえ(じかおさえ)といい、基礎立ち上がりのコンクリートを打設するときに、直にコンクリートを均してしまう方法です。
作業としては難しいのですが、工期、コストともに節約が出来て、天端を均したモルタルが割れることもありません。

もう一つは、今回行った方法です。
型枠を解体したあとで、厚さ15mm前後のモルタルで基礎天端を均します。
作業は左官屋さんが行い、型枠解体後に一工程増えることになります。
以前から行われている工法で、作業自体は難しくはありません。

最後は、セルフレベリングやレベラーと呼ばれている方法です。
こちらは型枠があるうちに、液状になった材料を、型枠内に流し込んで、水平面を作り出す方法です。
この方法は、高さ、厚さの管理が馴れないと難しいですが、今後の主力になってくると思います。

基礎関係の残った作業は、埋め戻しと内外土間コンクリート打設です。
順調に建前を迎えられそうです。
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今日、現場には左官屋さんと、水道屋さんが入りました。
左官屋さんは、基礎の天端均し(てんばならし)、水道屋さんは外部配管です。

水道の外部配管は、この時期を逸すると、足場が外れてからになります。
足場が外れる時期は、工程的には押し詰まってくる時期です。
また外壁の仕上げも終わっているため、土を掘り起こす外部配管工事は、綺麗に仕上がっている外壁に、傷や汚れを付けてしまうこともあります。
出来れば今のうちに済ませておきたい工事ですね。

今日の作業は、基礎コンクリートを打設する前に入れておいた、スリーブから先の工事になります。

建物に沿って、メインの排水管、給水管を敷き、それらの管に建物からの管をつなぎこみます。
ここの現場は、重機が入らない箇所が多いため、管を敷設するための穴を掘る仕事が、労力の大きな部分を占めます。
今日のように暑い日には、特にそうですね。

排水管は『VU』で硬質塩化ビニル管、給水管は『HIVP』で耐衝撃性硬質塩化ビニル管です。
VU管は灰色で、HIVP管は黒っぽい灰青色、またHIVP管のほうは対衝撃性にすぐれています。
いずれも接続は、接着剤を用いて貼り合わせていきます。
金属管のように、ネジを切ったり、ハンダ付けをするよりも、作業は簡単で確実だと思います。

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