<   2005年 05月 ( 23 )   > この月の画像一覧

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エアコンの室内機には何種類かのタイプがあります。
通常よく使われている壁掛け式、床置き式。
天井裏に室内機本体を埋め込む天井カセット式。
壁の中に室内機本体を埋め込む壁埋め込み式などですね。

やはり埋め込むタイプを選ぶ人は少ないようです。
どうしても故障、交換のことを考えて、室内機が外に表れているタイプを選ぶことが多いようです。
また壁掛け式のエアコンならば家電量販店での取り扱いも多いので、性能、機能、値段など選択の幅も広そうです。


和室に壁掛け式の室内機を取り付けるには、エアコンの幅が重要になってきます。
関東間の場合、半間(909mm)の柱間に室内機を納めようとすると、コンパクトタイプのエアコンを選ばないと納まりません。
柱間の内法寸法は3寸5分角(105mm)を使用した場合、909-105=804mmです。
4寸角(122mm)を使用した場合には787mmです・・・実際に測ってみると多少のブレはあるはずです。
3寸5分角ならばほとんどのコンパクトタイプの室内機は納まるんですが、4寸角の場合には注意が必要です。

柱間に納まらない、もしくは納めない場合には台座を壁に取り付けます。
柱の出寸法分の厚みの板材を、台座として壁に取り付けた上で室内機を取り付けることになります。
じつはこの方法は室内機を壁にしっかり取り付けることにもなるんです。

通常、和室の京壁に室内機を取り付けるには、京壁とラスボード越しに下地までビスを揉み込みます。
台座を取り付けると台座に直接ビスを揉み込めるので、京壁越しの場合よりしっかり取り付けることが出来ます。
長い間のことを考えると台座を取り付けたほうがいいかもしれませんね。
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画像は内法(うちのり)です。
内則と表したり、単に内法材と言うこともあります。

一般に内法とは内部の実寸法・・・部屋だったら対面する壁から壁まで、床から天井までの寸法のことを示すと思いますが、現場では材木の種類を示す言葉としても用いられています。

幅は柱と同じ幅で、高さが1寸5分(45mm)程度の断面を持つ材です。
材種は柱と同様で、桧、杉、栂などが多いですね。
使われるのは和室です。
和室の敷居や鴨居などに使われている材を総称して内法と言います。

内法は和室の柱と同様にカンナで仕上げて使われます。
節の無い、もしくは節の少ない素直な材料が適しているんです。

根太や垂木のような材にも内法と同じような断面を持っている材があるんですが、こちらは内法とは呼ばずに羽柄材と称します。
根太や垂木は仕上げて使うわけではないので、節があっても問題は少ないですからね。

内法は敷居や鴨居に使うので、狂いや暴れが少ないほうがいいんです。
襖や障子の開け閉てが出来なくなると困りますからね。

といっても無垢材には狂いや暴れはつき物です。
材を選ぶときには狂いや暴れが少なく、かつ予測可能な材を選びます。
そうすれば変形を見越して材の使い方を考えることが出来ます。

一般に敷居や鴨居は、建具の開閉に不都合がでないよう中央が開くように材を使います。
中央が窄まると建具が動かなくなりますからね。

とはいっても予想通りにいかないことも間々あります。
そのときには建具を削って動くようにすることが多いですね。
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和室の隅、押入れ付近を写した写真です。
数奇屋風の造作をしているわけではないのに、柱、鴨居、長押などが見えていません。

もともとは洋室として計画されていた部屋を、工事の途中で和室に変更したようですね。
荒木のままで立てられてしまった柱を大壁にして隠してしまったようです。

和室と洋室では用いられている柱が違います。
和室には節の少ない、もしくは節の無い仕上げられた柱を使います。
洋室に用いられる柱は壁に隠れてしまうので、機械で製材したままの柱でかまいません。

そのため和室から洋室へは簡単に変更が可能ですが、逆は手がかかるんです。


今回はこの和室を当初の計画どおり洋室へと戻す、再度の変更工事になります。
当初、手がけた大工さんには頼みにくい工事かもしれませんね。

変更箇所は床、壁、天井、建具、サッシと部屋全体に及びます。
床は畳からフローリング。
壁は京壁からクロス。
天井は天井板からクロス。
建具は引き戸、戸襖から洋風のドア。
サッシは肘掛窓から腰高窓。

こちらからは珪藻土の塗り壁を提案してみるつもりです。
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和室の敷居と廊下の間に備え付けれれている物が『すりつけ板』です。
断面が直角三角形をしていてスロープを形成しています。

これは樹脂製の既製品ですね。
ホームセンターなどで購入できると思います。

和室に限らず日本の家屋には部屋の出入り口に段差を設けることが普通のことでした。
和室では畳の厚さほどではありませんが、床全体が高くなっていました。
また、洋室と洋室の間には敷居が床から出っ張っていました。

出入り口に段差があることには、本来何がしかの経緯があったんだと思います。
でも、最終的には『今までそうしてきた』ってことになってしまったんだと思います。
建物を作るうえで『段差を付けざるを得ない』というほどの理由はありませんからね。

床の段差を無くすことに設計上、施工上の不都合はありません。
それゆえ、現在の新築工事ではほとんどの建物で床の段差を無くしています。
とりあえず新築工事では床の段差のバリアーフリー化は進んでいる状態ですね。

問題は既存の建物の段差です。

大掛かりな段差の解消法は二つあります。
単純ですが一つは床を下げることで、もう一つは床を上げることです。
両方ともそこそこ大掛かりな工事になってしまいますが、しいて言えば床を上げるほうが簡単かもしれません。
床を上げる工事は既存の床の上に、もうひと床組めばいいのに対して、床を下げる工事は床板の下・・・根太、大引きまで触らないと出来ないですからね。

それらに対して、簡便な段差の解消法が『すりつけ板』ですね。
ちょうど良い高さの『すりつけ板』を見つけてきて、床に固定すればお終いです・・・置いただけでは危ないですよ。
高さが合わない場合、品物によっては削って高さを下げることが出来ますし、敷居のほうを少し削ってもいいかもしれません。
こうゆうところのちょっとした段差ってかえって危険ですからね。

あとは、すりつけ板の側面に注意してください。
側面が切りっ放しになっていると、側面につまづくことがあります。
側面も斜めにカットされているような製品がいいと思います。
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今日はアコーデオンカーテンの移設を行ってきました。
既存家屋の建て替えにともなう、仮住まいの整備のためです。

いま住んでいる家を建て替えるときには、一時的にアパートなどに住まいを移します。
このことを仮住まいといいます。
この費用って馬鹿にならないんです。
もちろん労力もかかります。

仮住まいに際しては、出来るだけ今あるものを使いたいですよね。
既存の住まいから仮住まいに持っていけるものって何点かあるんです。
エアコン、照明器具、カーテン、アコーディオンカーテンなどです。

エアコンは専門家に移設してもらわないとダメですが、その他のものは場合によっては自分でも移設可能です。

今日行ったアコーディオンカーテンの移設は1間幅のところに取り付けてあったものを、半分に縮めて半間幅のところに付け替えたものです。

まず、長すぎるレールを切断しないといけないですね。
レールはアルミ製なので金ノコで簡単に切断できます。
サンダーを使うよりきれいに切断できると思います。

本当ならこのままレールを取り付けて終わりなんですが、今回は丈も長いようでした。
当初取り付けられていた高さは5尺8寸(ごはち)、今回のところは5尺7寸(ごしち)でした。
1寸・・・3cmほど切り詰めないといけないんです。

じつは、見てくれを気にしなければ、3cm程度なら切り詰め可能です。
こちらも金ノコとハサミ、カッターで簡単に切り詰められます。
新居に持っていかないのなら、自分で切り詰めてしまったほうがいいですよ。

画像は余ったレールとアコーディオンカーテンの片割れです。
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郵便受けが周りから浮いてしまっています。
このような和風の玄関にはそぐわないですね。
画像で見てもそう感じますし、実物でも違和感があります。

こちらの郵便受けはステンレス製で、集合住宅などでよく使われるタイプです。
ステンレスの輝きと材料の薄さが目に付いてしまいます。

和風の玄関周りにマッチする郵便受けってあんまり見かけませんね。
あまり自己を主張せず、使い勝手の良い郵便受けが欲しいところです。

郵便受けは外構計画の一環として門柱や門柱付近に設けることも多いんです。
この場合はいろいろな製品から選択することが出来ます。
でも、郵便受けを玄関周辺の雨の当たらないところに取り付けたいかたも多いんです。
困ってしまうのはこの場合です。

本来ならば洋風和風を問わずに、玄関サッシと合ったデザインの郵便受けがあればいいと思います。
ところが玄関サッシと郵便受けということになると、玄関サッシに郵便受けを組み込んだものになってしまいます。
集合住宅などで玄関周りに余裕の無い場合に見受けられるタイプで、種類が少なく選択の幅が狭いんです。

専用住宅に玄関サッシと郵便受けが独立していながら、統一されたデザインの製品が欲しいですね。
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画像は玄関周りを写したものです。
玄関に向かって左側にインターフォンが付いています。
訪問してインターフォンを使用してみたところ、動作の流れが不自然でした。

私が右利きのせいもあるので、取り付け位置は右側のほうが自然でしたね。

こちらのお宅、玄関は引き違い戸で向かって右側の戸が開きます。
そのため訪問者は右側の戸の前に立って待つほうが自然です。
左側にインターフォンがあると、インターフォンを操作してからの動作が不自然ですね。
これは右利きでも左利きでも不自然さに変わらないかもしれません。

また、こちらではインターフォンを通話型からカメラ付きの製品に換えています。
通話型からカメラ付きに換えるときに、インターフォンの高さを換えなかったようですね。
ちょっと高さが低いようです。
通話型のインターフォンからカメラ付きのインターフォンに換えるには、配線をそのまま使える場合がほとんどです。
配線はそのまま使って室内親機と玄関子機だけ換えて済ましたみたいですね。

さらに、こちらではカメラ付きインターフォンに画像記録機能が付いています。
画像を記録するには訪問者がインターフォンのカメラに向き合わないといけないんです。
カメラの赤いライトを訪問者が見ないと通じないようです。
中腰になってインターフォンに向かい合ってる図って間が抜けてますね。

じつはこの事実、住んでいる人は気づいてなかったようです。
自分の家のインターフォンを使う機会が少なかったんでしょう。

こちらで指摘したら高さを上げて欲しいとのことでした。
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画像は床下換気口です。
現場では風窓(かざまど)と呼ばれていたりします。
築13~14年とは思えないぐらいきれいな状態です。

こちらのお宅は暴れ川のそばなので、地盤はけっして良くありません。
通常ならば地盤沈下によって床下換気口の下端から斜めにひびが入っているでしょう。
また、犬走り・・・基礎の外周のコンクリートと基礎との間に隙間が開いていてもおかしくないですね。
今回見た限りでは全く問題はありませんでした。

これは基礎工事に充分な費用と手間をかけたおかげだと思います。
基礎がこのように良好な状態に保たれていると、土台から上の状態も良いはずです。
こうゆうお宅のリフォーム工事は楽なんですよ。
建物の歪みや沈み込みの補修をしないで済みますからね。


じつは比較的新しい住宅にはこのような床下換気口が設けられていない例が多いんです。
基礎パッキン、床下換気扇などの違う方法で床下の換気を図っているか、基礎内部に防湿処理をしている場合などですね。

正直言って、どの方法が一番良いのかは判断が難しいですね。
というよりも判断、評価が定まっていません。
設計者、施工業者でいろいろな方法が採られています。

とはいえ、今現在の主流は基礎内部に防湿処理をしたうえで基礎パッキンで床下の換気を図ることです。
とりあえずこちらの方法がベターだとは思います。
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画像はコロニアルの一文字葺きです。
横のラインが強調されるような葺きかたになっています。
ほとんどのコロニアル屋根はこのようになっていると思います。

じつはコロニアルの場合、葺きかたというより製品自体の端部形状の違いで見え方が違ってくるんです。
一文字葺きでは製品の水下側・・・外に表れる端部の形状が一直線になっているんです。
端部の形状が乱葺き風の製品を用いると乱葺き風の葺きあがりになるんです。
工法としてはどちらも同じで、一文字葺きというよりは横葺きになるんでしょうね。


一文字葺きは金属屋根にもあります。
昨日の銅板の腰葺きは一文字葺きです。
瓦屋根の腰の部分に、銅板を一文字で葺いたものですね。

金属屋根の場合にはいろいろな工法・・・葺きかたがあります。
大きく分けると横葺きと縦葺きですね。

横葺きは一文字葺きのように水下側から横方向に一列ずつ葺き上げていく工法で、瓦やコロニアルを金属に置き換えた工法と考えてもいいかもしれません。

縦葺きは金属屋根特有の工法ですね。
水下から水上まで縦に1枚の金属板で葺き上げてしまいます。
それを横方向に続けていくことによって屋根を葺き上げます。

金属板1枚だけの雨仕舞いは、他の屋根よりも良好ですね。
金属板間の雨仕舞いをきちんと行えば他の屋根では出来ないような、緩い勾配の屋根でも葺くことが出来ます。
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画像は銅板の上に一文字瓦を葺いたものです。
この銅板の部分を腰葺きといいます。
腰葺きは額縁葺き、やっこ葺き、さらし葺きなどとも呼ばれているようです。

屋根全体を瓦で葺き上げると建物全体の印象が重く感じられがちです。
軒先部分を銅板で葺くことにより屋根を軽くすっきり見せる効果があって、数奇屋風の仕上がりになります。
もちろん軒先まで瓦を葺くと、実際にも瓦の分だけ重たくなりますね。
もっとも強風による吹き上げには軒が重いほうが有利です。

腰葺きの場合、瓦と銅板のプロポーション・・・バランスが重要です。
基本的には軒出の部分を銅板で葺いて、建物本体部分の範囲を瓦で葺きあげます。
建物本体部分は遮音性、断熱性の点からも瓦のほうがいいですからね。

プロポーションの細かな調整は銅板の出幅で行います。
一文字瓦を用いるため瓦の寸法は決まってしまうので、銅板の出幅で細部のプロポーションを調節することになります。

そして銅板部分の出幅は木工事で決まってきます。
木工事を担当する大工さん、銅板を葺く銅工屋さん、瓦を葺く瓦屋さん、以上三者の早めの打ち合わせが必要になります。

腰葺きの場合、銅板の上に瓦が載ってきます。
この瓦と銅板の重なり付近の銅板の傷みが激しいんです。
瓦に積もった塵や埃、酸化物、硫化物などがこの部分の銅板に溜まったり、瓦の裏に廻り込んだ雨水が乾かないままになっていたりします。

そのため銅板が腐食して薄くなったり穴が開くこともあります。
少なくともこの部分には少しぐらい腐食しても大丈夫なように、厚手の銅板を使っておかないといけないんですよ。
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