<   2005年 02月 ( 19 )   > この月の画像一覧

ベニヤが続いたので目先を換えて生垣について記してみます。

画像は小規模な賃貸マンションです。
鉄筋コンクリート造4階建て、外壁タイル張りのワンルームタイプ。
エントランスホールがあってテンキータイプのオートロックと宅配ロッカーが付いています。
女性の単身者からの引き合いも多そうな建物ですね。

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一階南側、位置指定道路(私道)に面した部分は生垣になっています。
生垣の高さは現状で1m60cm程度で生垣に近寄らないと部屋の中は覗くことが出来ません。
感じの良い外観だと思います。
ブロック塀を設けたり金属製のフェンスを立てたりするよりはいい感じですね。

生垣の短所は手入れが必要なことだと思います。
伸ばしっ放しではみっともないですからね。
今、外から覗かれることは一方的な短所にはなりません。
外から覗かれないところで、どんなことが行なわれるかわかりませんからね。

生垣はフェンスのように手をかけて乗り越えることが出来ません。
無理やり通り抜けるしかないんです。
不法侵入者にとっては嫌なことでしょうね。

樹種は中木にレッドロビン・・・和名は西洋ベニカナメモチです。
これからの時期、赤い若葉が生えてきて綺麗ですよ。

高木はコニファー(常緑針葉樹)のエレガンテシマです。
カイヅカイブキは枝が伸びて暴れやすいのでエレガンテシマを植えているようです。
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ベニヤというとラワンベニヤを思い浮かべることが多いと思います。
ところが現在は針葉樹を用いたベニヤの割合が増えているんです。
特に建物の外壁や屋根に使われる構造用合板では針葉樹合板の割合のほうが多くなっていますね。
針葉樹合板への転換の理由として挙げられているのが資源問題です。

ラワン材のような南洋産の広葉樹は計画生産が難しいので伐採しっぱなしになってしまうのは事実でしょう。
それに比べると針葉樹のほうが人の手で再生産しやすいのでしょうね。

針葉樹と言ってもいろいろな種類があります。
代表的な樹種に、ラーチ、ラジアータパインがありますが、現場では針葉樹合板のことをラーチ(合板)と称することが多いですね。
生産地はロシア、北米、ニュージーランドなど他にもいろいろです。
本来ならば国内産の杉材などをどんどん使ってもらえると良いと思いますけど・・・

針葉樹合板の特徴は年輪と節の存在でしょう。
広葉樹合板はある意味無機質の材料ですが針葉樹合板では木の特徴がそのまま出てくる感じです。
これは表面の見た目だけではなく合板としての強度にも関係してきます。
節だらけの合板は強度が低くなるんです。

針葉樹合板では表面、裏面の等級をA,B,C,Dの組み合わせで表しています。他にも針葉樹合板の等級の表し方がありますが、それについてはURLを参照してみてください。
PDFです→  http://www.jpma.jp/shiryo/tebiki_kouzou/1_8.pdf 

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ベニヤについて思いつくままに挙げてみます。

まずは寸法ですね。
大きさは畳一枚より少し大きめの910mm×1820mmが一般的です。
業界では3尺6尺で『サブロク板』って呼んでいます。
この上のサイズに4尺8尺『シハチ板』などもあるんですが取り扱いに苦労しますね。
でも長手の8尺はちょうど天井の高さぐらいなんです。
床から天井まで継がずに貼れるので新築工事で使うことがあります。

900(600)mm×1800mmとキリのよい寸法の製品もあります。
これはコンクリートの型枠用や構造用などに多いですね。
在来木造のモジュールとは関係なしに使うからなんです。

厚さはいろいろあります。
一般的にホームセンターで扱われている製品は、3mm、4mm、5,5mm、9mm、12mm、15mm・・・あとは3mm刻みに続きます。

3mm、4mmぐらいまでなら大型のカッターナイフで切断できます。
それ以上になると鋸が必要でしょうね。
目の細かい鋸を使うと綺麗に切断することが出来ます。
目の粗い鋸だと切り口が毛羽立って汚くなってしまいます。

プロは切断する長さが長いときには電動丸鋸を使います。
でも、電動丸鋸は慣れないと危険ですよ。長い距離を切断するときにはホームセンターのカットサービスを利用されたほうが良いでしょう。

切断面に手が触れるような部位では切断面を紙ヤスリで処理してください。
切りっ放しだとベニヤの棘が刺さることがあります。
ベニヤの棘は刺さると抜くのが大変です。
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今の建築では好むと好まざるとに関わりなくベニヤをかなり使います。
本来、ベニヤ(veneer)は単板のことで、単板を繊維方向に直行して奇数枚重ね合わせたものを合板(plywood)と言います。

ベニヤは日曜大工でも良く使います。
今回は簡単にベニヤの種類を紹介してみます。
なお一般に目にすることがないものについては触れていません。

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ベニヤはJAS規格(日本農林規格)で定められています。
JIS規格でもないし建築基準法関連の規格でもありません。

種類は、普通合板、コンクリート型枠用合板、構造用合板の3種類があります。
普通合板は一般的に良く目にする合板でコンクリート型枠用合板はいわゆる”コンパネ”と呼ばれコンクリートの堰板に使われるものです。
構造用合板は建物の筋交いと同じような役割で使われることが多いですね。

何が違うのかというと接着剤が違います。
耐水性能が違ってくるんです。
種類と関連して特類から3類まで4種に類別されています。
特類が一番耐水性能があるんです。
一般に室内で使うには2類で充分でしょう。
屋外に使う場合には1類にペンキを塗ればよいと思います。

等級は表面の品質をあらわしています。
ラワンベニヤのような広葉樹では1~2等。針葉樹ではA~Dですね。
等級については見て判断するのがいいですね。

☆マークはホルムアルデヒドの発散量です。
☆☆☆☆・・・4つ星マークはほとんどホルムアルデヒドを発散しません。

次回も引き続いてベニヤについて書いてみます。
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税金の申告の時期です。
現場に出る機会が減りそうなので、しばらくは身の回りの事柄で書いてみるつもりです。

画像はCRC5-56とシリコンスプレーです。
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向かって右側の5-56はたいていのお宅にもあるのではないでしょうか?
主に金属部分の滑りを良くするのに使っていると思います。
家の中には無くてもガレージや車の中にあるかもしれません。
もちろん使ったことがある方も多いと思います。

左側はシリコンスプレーです。
メーカーはKUREだけではなく他社からも『シリコンスプレー』の名で出ています。
こちらは知らない方も多いでしょう。
でも、一本備えておくと便利ですよ。

用途は5-56と同様ですが金属だけでなく木部にも使えます。
また油ではないので粘りついたり埃をよぶことがありません。
木製建具、木製家具の引き出しなどの可動部分。
丁番、鍵穴・・・5-56だとスプレーした当初は順調ですがしばらく経つと埃が付いて粘って堅くなります。
ファスナーの滑りを良くするのにも使えますし、靴の撥水処理にも使えます。
アパレル関係、縫製関係でも使われているみたいですね。
一度試してみられてはいかがでしょうか。

商品はホームセンター、自動車用品店等で入手可能です。
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窓面から冷たい空気が流れ下りてくる現象をコールドドラフト(cold draft)と言います。
木製建具ほどではありませんがアルミサッシでも隙間風のような現象が起こります。
隙間風は外の冷たい空気が直接部屋の中に入り込みますが、コールドドラフトは室内の空気が窓ガラスで冷やされ重くなって床に流れてくるんです。
そのため足元が寒くて頭が暖かくなってしまいます。

対策として窓の断熱性を高めることがありますが、窓の断熱性能を上げるのには限りがあります。
壁面並みの断熱性を確保するには壁のような窓になってしまいますね。
いろいろなサッシ、ガラスが商品化されていますがコールドドラフトは発生するものとして考えたほうがよいと思います。

コールドドラフト対策としてカーテンボックスがあります。
カーテンと窓ガラスの間で冷やされる空気の流れにカーテンボックスで蓋をするんです。
カーテンボックスを付けると天井付近からの空気の流入を防ぐことが出来ます。
カーテンレール上部から空気が供給されないとコールドドラフトは少なくなります。
カーテンを天井まで上げても同じような効果があります。
ようするにカーテンで文字通り窓を覆って空気の流れ込みを断ってしまうことです。

あとは暖房器具の置き場ですね。
カーテンに気をつけて窓付近に置くと効果があります。
ビル建築で窓際に空調の吹き出し口を見られたことがあるかと思います。
この吹き出し口は冬場のコールドドラフト対策にもなっていますね。

逆に窓と反対の室内側に暖房器具を置くとコールドドラフトを助長することもあります。
移動可能な暖房器具を使う場合にはいろいろ置き場所を試してみてもいいですね。
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壁と壁が出会った内側の部分を『入りすみ』といいます。
壁が直行する場合に90度になる部分ですね。
270度になるほうは『出すみ』といいます。

入りすみに窓が接しているとカーテンを束ねてタッセルをかけたときにちょっと困ります。
出来れば入りすみからカーテンをためる分だけ窓を離したほうがいいですね。

室内側から見るとあまり違和感はないんですが、室外から見るとカーテンの様子が綺麗に見えません。
左右のバランスが取れないんです。
在来木造では1尺5寸、455mm入りすみから窓を離したいところですが、それでは窓が小さくなりすぎる場合もあります。
そんなときには柱1本分離すだけでも大分違います。

画像は入りすみに窓を接して付けた例です。
入りすみにこの大きさの窓を付けなくてはならなかった例です。
室内側からは特に違和感はありません。
室外からも見られる場所ではないので入りすみ接して窓を付けています。

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カーテンを開けたときに束ねておくひも状のものをタッセルと言います。
靴のタッセルスリップオンに付いているタッセルは単なる飾りですがカーテンのタッセルはカーテンを束ねると言う役目があります。
そのタッセルをかけるフック状の金物がふさかけです。

ふさかけも壁面に固定します。
固定方法はビス止めか両面テープです。
窓の両側には通常は柱が入っているはずです。
出来れば柱を利用してビス止めしてください。
木枠を利用する場合は木枠が無垢材の場合ならよいのですが、新建材系の場合はビスが抜けやすいのでやめたほうがよいかもしれません。

高さはカーテンの下端から3分の1ぐらいの高さがよいでしょう。
タッセルを使わないでカーテンホルダーを使う場合にも下端から3分の1がよいでしょう。

画像は私の部屋のカーテンです。
カーテンの丈が長すぎて邪魔です。
当初予定していなかった家具配置をしてしまいました。次にカーテンを作るときは短めにしないといけないですね。

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大事なことを忘れていました。
カーテンの寸法の測り方です。
オーダーする場合にも既製品を買う場合にも寸法が大事ですね。

W寸法・・・幅は簡単です。
カーテンレールの端にカーテンを固定する輪状の金具、もしくは穴があります。
その間を測ればOKです。

H寸法・・・高さはちょっと注意が必要です。
カーテンレールに付いていて開閉する金物をライナーと言います。
シャーシャーカチャカチャ音がする金物です。
上端はライナーから吊り下がっている輪の中心から測ってください。

問題は下端です。
掃き出し窓の場合は床までの寸法を測ってください。
その寸法から1~2cm短くした寸法がH寸法になるんですが、オーダーの際には床までの寸法を相手先に知らせてください。短くする加減は相手先にやってもらいましょう。

既製品を購入する場合は既製品の寸法でいくしかないですね。
でも、ライナーに吊り下げるフックで数センチの調整は可能です。
販売店のかたにあらかじめ測っていったH寸法を知らせて、相談にのってもらってください。

腰窓の場合は窓の下枠よりも10~20cm程度長めでおさえる場合と、床面まで持ってくる場合があります。
床面まで持ってくるのは窓からのコールドドラフトを防ぐためと、同じ部屋に掃き出し窓と腰窓が混在する場合にデザインを統一するためですね。
コールドドラフトについては、あらためて書くつもりです。

画像は装飾レールを使ったカーテンです。
装飾レールの場合は通常のカーテンレールより高めに取り付けたほうが見栄えがいいです。でも、あまり高く取り付けるとエアコンの室内機に当たる場合があります。
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今日はカーテンレールの取り付けを行なってきました。

昨年、引渡しを済ませたお宅なのですが、ホールの部分にもカーテンが欲しいとのこと。
通常、カーテンは居室を中心として取り付けます。
廊下やホールには特に希望がなければ取り付けはしません。
でも、取り付けることに不都合はまったくありません。
ちゃんとカーテンレールが取り付くようにしてあります。

金曜からの3連休中に自分で取り付けようとされたようです。
ホームセンターでカーテンレールを購入して付け始めたところ
どうもうまくいかなかったようです。

そんなに難しい仕事ではありません。
レールを取り付ける位置を決めて取付金具をドライバーでねじ込むだけです。
下地はカーテンレールが取り付けられるように工事段階であらかじめ入れてあります。
ドライバーもプロが使う電動ドライバーでなくても手回しのドライバーじゅうぶんです。
人数は2人いれば楽ですが1人でも可能です。
2人いなければ出来ない仕事ではないんです。

でもダメだったようです。
午後から伺って1時間ほどで3か所取り付けてきました。

仕事上の注意点を何点か挙げておきます。

*足場の確保・・・ちゃんとした脚立を用意してください。椅子では低すぎます。
カーテンレールが胸の高さにくるくらいがいいでしょう。足場が低いと手回しドライバーに力が入りません。

*ビスの用意・・・カーテンレール付属のビスでは短いことがあります。下地に石膏ボードを張っている場合には付属のビスより10mm程度長いビスを用意してください。

*レールの長さ・・・ホームセンター等で購入したレールはスライドさせて長さを調節できると思います。レールの長さは窓枠より片側で10cm、両側だと20cmほど長くするとよいでしょう。

*レールの高さ・・・窓の上には少なくとも3cm厚程度の板材が水平に入っているはずです。そこを狙ってビスを止めてください。
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