<   2004年 11月 ( 17 )   > この月の画像一覧

和室の天井は目透かし天井です。
竿縁(さおぶち)天井と並んでよく使われる天井です。

どちらにも共通しているのは、上からの釘止めが必要になることです。
洋室の場合はあらかじめ組んだ野縁に石膏ボードをしたからビス止めするのに対して、和室の天井板は天井裏から回り縁、竿縁に釘止めをします。
つまり和室では最後の一枚をどう止めるかが問題になってきます。
大工さんはどこで逃げを取るか、どのように逃げを取るかを考えて計画を組みます。

2階の場合は天井裏に潜れることが多いのであまり問題にはならないのですが、1階の場合は天井懐が狭いので下から上半身を天井裏に潜り込ませての苦しい仕事になります。
背の高い梁があったりすると梁と天井板の間に腕だけ突っ込んでの作業になったりします。
今回は押入れの天井板を落し蓋にして逃げることにしました。

画像は天井板と回り縁と付け鴨居です。
長押はこれから付け鴨居の上に取り付けます。
b0003400_23525067.jpg


画像は軒天の塗装下地処理が終わったところです。
あと一日で上塗りまで終える予定です。
b0003400_23545841.jpg

[PR]
和室は真壁、洋室は大壁っていいますね。
真壁では柱が表れてきます。
というよりも壁が柱の内側で納まってるって感じです。
大壁では柱の上に壁材を張り足していくんです。
当然その分部屋が狭くなります。
12mmの石膏ボードを張ると単純に片側12mm、両側で24mm狭くなるんです。
広いところの24mmって大したことないんですが狭いところでの24mmって結構効いてきますよ。
特に3尺巾の廊下なんかだと狭さが目で見てわかります。
だからといって柱を表すと高くつきますし・・・

和室の床面には柱と真壁の凸凹を埋めるための畳寄せが設けられます。
これが無いと畳を柱のところで欠かないといけないんです。
あんまり格好のいいもんじゃありません。

画像、柱の下部に横方向に取り付けられているのが畳寄せです。
中央付近、黒くみえるのが電気のコンセントボックス。
和室用のコンセントボックスは洋室用よりも薄く作られています。
b0003400_2348349.jpg

[PR]
1階の屋根・・・下屋の収納が出来上がりました。
大した収納量ではないけど、あれば便利ですね。

材料はシナランバーコア合板の21mm。
シナは漢字で榀、白くて肌理が細かい材料です。
ベニアは薄い板を重ね合わせた物だけどランバーコアは集成材で出来た板を薄い板で挟みこんだものなんです。
ベニアは面の方向へはビス、釘がよく効くんですけど、木口・・・切断面にはビス、釘の効きがよくないんです。
ランバーコアは切断面へのビス止めが良く効くし板の反りもあんまり出ないんです。
板と板をつき合わせて接合する家具なんかにはランバーコアが向いてますね。
ベニアは重ね合わせて接合するのに向いた材料です。

材料は4尺×8尺のサイズを用意して無駄が出ないように木取りをします。
墨を出した上で切断し鉋ですり合わせ。
完成後に見える切断面に木口塞ぎ用のテープを張って
高さ調節用のダボを埋め込んで組み立てます。
あとはあらかじめ準備しておいた位置に入れ込んで、ビスで固定をして完成です。
2階の洋室、各部屋に一箇所づつ取り付けました。
b0003400_18594790.jpg

[PR]
ここのところデジカメで撮った写真で、
屋内でストロボを使用したものに水玉模様が浮かぶようになってきました。
最初のうちは水玉の数が少なかったんですが、だんだん増えてきたんです。
デジカメを使い始めて間もないので、デジカメ固有の現象かと思いネットを調べまわりました。
良くわからないんです。
・・・いろいろ考えてふと思いつきました。
レンズでした。ホコリがしっかりと付いてました。
現場はホコリが多いんですね。

これからはレンズの清掃と現場の換気に気をつけないといけないですね。

画像は床の間の状況です。
床框を入れて床板を貼り付けています。
床板は上からバリと重石代わりの機械で押さえて接着しています。
床框は桧4寸角、床板はケヤキの突き板、床柱は桧7寸角です。
b0003400_21595361.jpg


今回から(株)建築資料研究社作成の建築・土木用語辞典にリンクを張らせていただいています。
図表が豊富なのでわかりやすいですよ。
[PR]
収納が追加になりました。
休みの日に現場を見て考えられたんでしょうね。
1階の屋根裏部分、下屋(げや)に室内側から使えるような物入れの追加です。
画像で断熱材を抜いてある部分です。

2階の屋根も同様ですが屋根裏って空いてるんです。
空いてるのを見れば収納として使いたくなりますね。
空いてるといってもがらんどうではないですから束や雲筋交いを避けての収納になります。
高さもあまり取れるものではありません。
高さ広さについては建築基準法との絡みもあります。床面積、階数参入に関してです。

当然屋根裏ですから、暑さがすごいんです。
夏場は断熱材をいくら入れても大した効果は上がらないでしょうね。
空気の入れ替えを図るか、暑くなっても平気なものを収納してもらうしかないでしょう。

それでも収納は欲しいんです。
工程的には進みすぎていますがご希望に沿うようなかたちで収納を追加することにしました。

今回はシナ合板で箱を組んで下屋部分に入れ込む形の収納を作ります。

b0003400_21323577.jpg

[PR]
和室の壁は塗り壁です。
珪藻土は使いませんが左官屋さんが仕上げを行います。
今日の時点で張れるところには全部ラスボードを張りました。

和室の壁は柱と柱の間に木下地として貫(ぬき)を入れます。
その貫にラスボードを張っていくんです。
ラスは英語でLath、塗り物の下地として材料がよく付着するような形状になっています。
ラスボードには凹みがつけられています。
留めるのはステンレスのスクリュー釘、錆が表面に浮いてこないためと簡単に抜けてくるのを防ぐためです。

画像はラスボードを張ったところ。
水色に写っているのがラスボードです。
b0003400_22375498.jpg


外部ではサイディングのシーリング工事を行いました。
これでサイディング工事は終了です。

画像はシーリングのための養生を終えたところです。
ピンクに写っているのが養生テープ、シーリング材のはみ出しを防ぐためです。
養生テープは剥がすときのことを考えて張っていきます。
上手く剥がさないとテープに付いたシーリング剤で建物を汚してしまいます。
慣れないと難しいですよ。
b0003400_22453219.jpg

[PR]
和室の内部造作って洋室に比べると時間がかかるんです。
造作を行う項目は同じようなんですが一つ一つの作業の手間が違うんです。

壁、天井を石膏ボード、クロスで覆う洋室では材料相互の納まりに和室ほど気を使わなくて済みます。クロスで隠れてしまうからです。
和室ではそうはいきません。
柱、敷居、鴨居、長押、回り縁など材料相互の納まり具合がそのまま現れてきます。
納まるべき位置に隙間なくきっちりと納まっていないといけないんです。
もちろん材料に傷は禁物です。

現場には昔ながらの大工道具が必要になります。
鋸、鑿、鉋、玄翁などを使って現場で材料を加工調整しながら納めていきます。
大工さんの腕の見せ所ですね。

和室は腕のよい大工さんに時間をかけて仕上げてもらいたいものです。

今日は敷居と鴨居を入れました。
敷居は出入り口、押入れの下の枠のことで、鴨居は上の枠のことです。
柱と隙間なく納めるために柱の微妙な変形・・・くせを敷居、鴨居に写し取ります。

画像は外壁のサイディングの状況です。
雨が降らなければ今日で終わっていたところでした。
b0003400_1354965.jpg

[PR]
火曜日から張り始めた外壁のサイディングは、今日の午前中で一層一面を残すのみです。
一番手がかかるところが残りましたが、午後から雨にならねければ今日で終わっていたでしょう。
サイディング工事には雨は禁物です。
外部で行う工事だし、電動工具を使うからです。

今回選んだサイディングは窯業系の製品です。
窯業系のサイディングはセメントに繊維を混ぜ合わせたものと考えてください。
セメントだけだと重いしもろいんです。
軽い繊維で嵩を増やして重さを減らし、繊維の引っ張りに対する強さでセメントの引張りに対する弱さを補います。
もちろん繊維は熱に強いものが選ばれています。

いま、サイディングといえば窯業系の製品がほとんどですね。
ほかにも金属系、樹脂系の製品がありますが少数派です。

窯業系のサイディングには水が禁物なんです。
水を含むともろくなってしまうことがあります。
また水を含んだり乾燥したりを繰り返すとサイディングが反り返ったり割れたりすることがあります。
濡らしていいのはサイディングの塗装した面だけなんです。
もちろん塗装がちゃんとしていることが肝心です。

画像は昨日の状態です。1階の1面と2階の4面が済みました。
b0003400_2253864.jpg

[PR]
12月21日の冬至に向かって日が短くなっています。
室内では3時のお茶の時間が済むと灯りが欲しくなってきます。
日の射さない奥のほうでは一日中灯りが必要です。

足場に養生シートがかかっているとなおさら暗くなるし、壁に下地のベニアを張っただけの状態では光の反射がないのでかなり暗くなっています。
壁、天井に石膏ボードを張るとかなり明るくなります。
石膏ボードの表面が明るく光を反射してくれるからなんです。

主に現場で用いる照明器具は200wの白熱球・・・裸電球です。
これ、熱くなるんですよ。
水滴がかかると割れちゃうこともあるし取扱には注意が必要です。
普通の電球よりも振動には強いんですが、夏場狭いところでは使いたくないですね。

画像は今日から始まったサイディング工事の様子です。
b0003400_23524911.jpg


こちらの画像は現場の夕日です。4時半で日が沈みます。
b0003400_0214516.jpg

[PR]
1階ホール階段部分の天井を30cmほど上げることになりました。
事前の打ち合わせは行っていましたが、階段が取り付き始めてからの要望です。
階段の昇降時に圧迫感があるとのこと・・・・頭が当たるわけではありません。
暖房の効力を考えて決めた高さでしたが、結局天井を上げることにしました。
現場の状況は天井の石膏ボードが張り終わり、壁の石膏ボードに取り掛かるところです。
大工3人で一日がかりの仕事です。

まず足場を組みます。
梁・・・平角(120×240)を一本高い位置に付け替えるのでしっかりした足場が必要です。
次に石膏ボードまで張った天井を野縁まで解体します。
この際、利用できるものは再利用します。
それから梁の付け替えです。
既存の梁が支えている母屋を仮の梁で支え、新たな梁を払い込みます。
柱、間柱、束を新たな梁の高さに合わせて切断し、新たな梁の上に固定します。
そうして不要になった梁を切断して下ろします。
最後に再び天井を組んで終了。

現場には不要になった梁が一本と使えなくなった石膏ボードが2枚残っています。

言葉にすると簡単ですが大変な工事でした。

画像は新たな梁を払い込んだところ。
このあと下の梁を切断しました。
b0003400_2150222.jpg

[PR]