カテゴリ:大工仕事( 530 )

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古い紙障子を解体したところです。
玄能(げんのう)で叩いただけで、この状態まで解体できます。
組み立てるのに、釘や接着剤を用いていないため、このようなことが可能ということです。

ただし、障子紙を剥がすなり、破るなりしておかないと、こうはいきません。
障子紙が釘や接着剤の役割を果たしているということです。
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在来木造住宅の天井を撤去したところです。
見えているのは、屋根を支えている束、母屋、棟木、垂木、野地板などです。

ここで母屋と棟木の端のほうが白っぽくなって、泥がついたように見えています。
じつは、この白っぽいものは泥ではなく砥の粉(とのこ)です。
砥の粉は和室の柱や造作材など、カンナで仕上げられた材料に塗られるもので、こちらでは仕上げられた材料に塗られたものだと思います。

ここで見えている母屋と棟木は、天井が貼られてしまうと隠れてしまうため、汚れ防止を施す必要はありません。
ではありますが、こちらの建物は切妻屋根であり、母屋と棟木は妻面から外部に伸びています。
そして、妻面から外部に伸びている部分については、塗装などを施さず現し(あらわし)仕上げとなっています。
そのため、その部分についてはカンナで仕上げており、汚れ防止に砥の粉を塗ったということでしょう。
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こちらは木工用のビスで、長さ51mmのものです。
上のほうは、途中までしかネジを切っていない、半ネジと呼ばれているものです。
一方、下のほうは、首下までネジを切っている、全ネジと呼ばれているものです。
一般に長めのビスは半ネジがほとんどであり、短めのビスでは全ネジがほとんどです。
全ネジ半ネジの境は51mm程度であり、当方は51mmのビスで全ネジ半ネジの両者を用意しています。

ここで、全ネジと半ネジの使い分けです。
まず、全ネジはネジが切られている部分が長いため、引き抜きに強くなっています。
一方、半ネジでは、ネジが切られている部分を、手前のほうに引き寄せるようになっています。
そのため、2枚の材料を接合ずる場合において、ネジが切られている部分が奥のほうの材料に位置していれば、奥のほうの材料を手前のほうの材料に引き寄せることになります。
これが全ネジであったならば、奥のほうの材料も、手前のほうの材料も、同様に引き寄せてしまいます。
つまり半ネジで2枚の材料を接合すると、2枚の材料が密着するのに対して、全ネジでは密着しないということです。
全ネジで2枚の材料を密着させようとするなら、ビスを用いる前に、何らかの方法で2枚の材料を密着させておく必要があります。

つまりは、はじめに半ネジで2枚の材料を密着させ、そのうえで全ネジを用いればよいのですが、そこまでやるのは、かなり面倒です。
実際の現場ではそこまでやる人はいないでしょう。
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トイレの壁の貼り替えを行っているところです。
便器をまたいで1.5mの脚立を掛けています。
通常の室内ならば0.9mの脚立で間に合うのですが、便器をまたぐように0.9mの脚立を掛けてしまうと、脚立が便器に当たってしまい、うまく掛からないことがあります。
脚立がうまく掛からないと、当然ながら危険な作業となってしまいます。
そこで用いたのが1.5mの脚立です。
これならば、便器をまたいでも安全に掛けることができるということです。
こちらでは、0.9mの脚立と、1.5mの脚立の2台用いて工事を行いました。

蛇足ながら、便器の上に乗っての作業は止めておいたほうが賢明です。
便座が壊れてしまったり、便器の床への固定が緩んでしまうことがあります。
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盆踊り用櫓(やぐら)の、胴差し(どうざし)と呼ばれている部材です。
この胴差しは四本の通し柱を、中間で結ぶ横架材です。
よく見ると、端部が垂直に加工されていずに、微妙に斜めに加工されているのがわかるかと思います。
これは盆踊りの櫓の柱が、垂直になっていずに、裾広がりになっているからです。
その裾広がりに対応するように、胴差しの端部が斜めになっているということです。
このような裾広がりの形状を、四方転び(しほうころび)といいます。
四方転びの例としては、お寺の鐘楼や手水場、昔ながらの木製の踏台などがあります。
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後付けのカーテンボックスを作ってみました。
このカーテンボックスをひっくり返して、窓上に取付けます。
カーテンレールは、カーテンボックスに取付けることになります。

できうるならば、メーカー既製品を取付けたかったのですが、思うようなものが見つからずに、手作りとなってしまいました。
手作りならば、好きなサイズで作れるのですが、やはり手間がかかります。
このカーテンボックスも、材料の入手から加工までで、丸一日かかっています。
さらに塗装を行うとなると、塗料の乾燥時間を考慮して、あと二日ぐらいかかりそうです。
手作りは思ったよりも費用と時間がかかります。
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こちらはメーカー製のユニット建具で、ガラス入りになっているものです。
ガラスを交換するには、ガラスを押さえている押縁(おしぶち)のネジを外して行います。
ところが、メーカーによっては、建具とガラスが一体成型されていて、ガラスを外すことができないものがあります。
そのような場合、ガラスが割れてしまった時にはどうするのかというと、ガラスの交換ではなく、建具ごとの交換になってしまいます。
ただし、ガラスは割れにくくなっていたり、ガラスではなく樹脂板になっていたりしますが。

じつは、ガラスが交換できるメーカーは少数派であり、多くのメーカーは建具ごとの交換になってしまいます。
建具を選ぶ際には、ガラスだけの交換ができるのかできないのかが、選択肢の一つとなってきます。
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釘打ち機で用いる、長さ32mmのステンレススクリュー釘です。
ホームセンターなどで、1箱あたり5000円程度で販売されています。
1箱あたり4000本入っているので、1本あたり1円強となります。
一方、ステンレスではなくユニクロメッキ製のスクリュー釘は、1箱あたり3000円程度であり、1本あたり1円弱となります。
ステンレス、ユニクロメッキ1本あたりの価格は、それほど違いはありませんが、1箱あたりの価格となると、2000円程度の差になります。

さてどうでしょうか。
この釘を1箱だけ購入しようとなると、安いユニクロメッキで済まそうかと考えてしまいそうな価格差です。
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こちらでは、古い木製サッシがアルミサッシに交換されていました。
交換方法は、木製サッシの木枠を残し、その木枠にアルミサッシをはめ込んだ形です。
木枠とアルミサッシの間には、シーリングが施されていました。
防水処理は、単純明快にこのシーリングだけです。
今のサッシ周りの防水処理に比べると、簡単なものではありますが、このような防水処理でも室内への漏水は無いとのこと。
だからといって、今のサッシ周りのリフォーム工事で、このような防水処理で済ますわけにはいきません。
それなりの防水処理が必要となってきます。
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ソーホース(sawhorse)、直訳するとノコギリ馬でしょうか。
上部の横架材の部分に材料を乗せて、ノコギリで切ったり、ノミで掘り込んだり、カンナで削ったりの加工作業を行います。
早い話が作業台のことです。
そして、日本の大工さんは、このような台のことを馬と呼びます。
洋の東西を問わず、考えることは一緒のようです。

こちらのソーホースは、2×4材とソーホース用ブラケットを用いて作りました。
見かけはいささか心もとないのですが、105角や120角の柱材などを加工するには問題ありません。
ただし断面の大きな梁材などでは、このままで使うよりも、脚の間に斜め材を渡したほうが安心です。

既製品のブラケットを用いることにより、このソーホースは簡単にできます。
また脚の長さや横架材の長さを換えるのも簡単です。
ブラケットは一対1000円弱なので、試しに使ってみてもいいと思います。
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