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塗装工事 #1 チョーキング

塗装工事 #1 チョーキング_b0003400_1872393.jpg

木造アパートの外階段の、柱の部分です。
中心付近に見える色の濃い部分は、指で塗装面をこすってできたものです。
その際、こすった指のほうには、白っぽい粉状のものが付着してしまいました。
白っぽい粉状のもの・・・これがチョーク(白墨)のように見えることから、このような現象のことを塗装面のチョーキングと呼んでいます。

塗り上がったばかりの塗装面では、このようなことはありません。
チョーキングが発生するのは、塗り上がってからある程度時間が経った塗装面においてです。
このことからチョーキングは、塗装面の経年劣化を示す指標の一つであるといえます。

それでは、チョーキングが発生した塗装面は、すぐにでも塗替えないとまずいのか、という疑問が生ずるかと思います。
その疑問に対しては、たしかにこの段階で塗替えを行ったほうがよいとはいえますが、ただちにとまではいい切れません。
やはり、全体の状況を見た上での判断になります。

『チョーキングが発生しているので、すぐにでも塗替えないとたいへんなことになりますよ。』
などというセールストークは、いささか大げさに過ぎると思います。

ただ、塗装面が粉を吹いたような状況であると、見栄えは悪いですね。
また、そのような塗装面に触れてしまうと、チョークが身体に付いたようになります。
このような状況を嫌う方は、すぐにでも塗替えたほうがよいでしょう。
by safetycap01 | 2008-06-09 18:30 | リフォーム | Comments(0)