戸当り
戸当りは 『とあたり』 と読みます。
開き戸の場合は、扉が開きすぎて壁などに直接ぶつからないようにするための、クッション材といってよいでしょう。
また、開き戸の戸当りには、フック状の金物が設けられているものがあり、このような戸当りは、扉を開いたままに固定する機能も持ち合わせています。
引き戸にも戸当りを設けることがありますが、引き戸の場合はクッション材としての役割りと、扉がそれ以上奥に入りすぎてしまうことを、防ぐ役割りを持つ場合があります。
ここで述べることは、開き戸の戸当りについてです。
一般に戸当りというものは、扉の上部か下部に設けられます。
この扉の上部に設けるか、下部に設けるかは、あまり気にしない方のほうが多いのではないでしょうか。
ところが、戸当りというものは扉の下部に取り付けてしまうと、掃除の際に邪魔になったり、扉を固定するためにフックを掛けるときに、しゃがまないといけないようになってしまいます。
ただ、戸当りを取り付ける立場としては、扉の下部のほうが木下地の関係で、金物の固定をするのに向いているということはいえますが。
私が戸当りを設ける場合は、出来るだけフックの操作性がよいところ(立ったまま操作できるところ)に取り付けるようにしています。
このようにすると、床掃除の際も戸当りが邪魔にならなくて、きれいに掃除できるようになります。
ただ、この際注意すべきことは、突起物である戸当りが人にぶつかってしまうことや、戸当りが目障りになってしまうことです。
現状で使いにくい戸当りならば、以上のことを考慮したうえで、使いやすい位置に移動してみる手もあります。
写真は、床に取付けられていた戸当りを、壁の上部のほうに付け替えたものです。
使い勝手はよくなったのですが、いささか目立ちすぎでした。
目立たない色のものを、選んだほうがよかったと思います。