トタン屋根リフォーム #11
トタン屋根の壁際に溜まっていたゴミです。
ほとんどが、土ぼこりが固まったもののようでした。
このゴミをそのままにしておくとどうなるのでしょうか。
ゴミの部分は水を含むため、雨が上がった後でも湿気を帯びたままになります。
湿気を帯びたゴミをトタン屋根の上に置いておくと、錆の原因になります。
しかも、今の土ぼこりには、トタン屋根を傷めるような化学物質などが、含まれているはずです。
また、トタン屋根を止めている釘なりボルトなりのところにゴミが溜まり、そのゴミが濡れた状態になると、釘穴やボルト穴から雨水が屋根の下に浸入してくることもあります。
さらに、ゴミがある程度まとまった量になると、屋根にへばりついていることができなくなり、まとまった形で雨樋に落ちてくることがあります。
まとまった形で雨樋に落ちてきたゴミは、雨樋を詰まらせることがあります。
それでは、トタン屋根の上にゴミが乗っていることの利点はないでしょうか。
じつは、ゴミを取り除いたあとのトタン屋根は、直射日光を浴びていなかったため、塗装の状態が良好であったりします。
直射日光のことを考えると、屋根の上にゴミはあってもかまわない。
しかし、湿気や化学物質、雨樋の詰りのことを考えると、ゴミはないほうがよい。
どちらの考え方にも一理ありそうですが、私としてはゴミはないほうが、すっきりしてよいと思います。