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トタン屋根リフォーム #2

トタン屋根リフォーム #2_b0003400_21384176.jpg

トタン板を継いでいる部分です。
正確には重ねている部分といったほうが、よいかもしれません。
重ねて葺く場合には、水下側から敷き込んだトタン板の上に、ある程度の重なりを確保して、水上側に敷き込んでいきます。
もちろん、溶接などは行わずに、単に重ねて置くだけです。
ということは、重なる部分の長さが少ないと、雨水が逆流することがあります。
また、重なる部分を長く確保したとしても、屋根の勾配が緩いと水が逆流します。
特に強い風をともなった雨のときには、厳しいことになります。

早い話が、屋根は水下から水上まで、一枚物で葺き上げること。
これが雨仕舞い(あまじまい)には一番です。

写真で、トタン板が重なっている部分あたりに、黒っぽいものが付着していることがわかると思います。
これは錆ではなく、屋根に吹き上げられた土が、流されてきて溜まったものです。
土が溜まるということは水も溜まるということで、この部分に水が滞留していることを示しています。
また、今のところ土が溜まっているだけですが、溜まった土はトタン板を錆びさせます。
近い将来、この土の下のトタン板は錆びてくるはずで、トタン板に生じた錆びは、雨漏りにつながります。
by safetycap01 | 2008-04-24 18:34 | リフォーム | Comments(1)
Commented by 転職支援 at 2008-04-28 16:14 x
へぇ~~。
勉強になりました。