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降雪による被害 雨樋の脱落

降雪による被害 雨樋の脱落_b0003400_18104374.jpg

雪によって雨樋が脱落してしまった例です。
脱落してしまったのは雨樋だけではなく、雨樋を支えている樋受け金物も抜け落ちてしまっていました。
樋受け金物というのは、軒先の破風(はふ)と呼ばれている部分に、かなりがっちりと打ち込まれている金物で、そう簡単に抜けるものではありません。
このような場合には、樋受け金物が残って、雨樋だけが外れる例も多いぐらいです。

こうなると、樋受け金物が打ち込まれている、破風が傷んでいる可能性があります。
破風が痛んでいるとなると、厄介なことになります。
破風を新しいものに交換しなければ、樋受け金物を打ち込み直しても、早晩外れてくることがありますからね。

さらに具合の悪いことに、雨樋が外れた部位は総2階部です。
屋根の上から作業をするのはかなり危険で、論外です。
それでは、ハシゴをかけて下のほうから作業が出来るかというと、雨樋の外れが長い範囲に渡っているので、これもたいへんです。
ほんとうならば、足場を架けて作業を行うのがよいのですが、足場を架けるとなると費用がかかります。
住まわれている方としては、雨樋の外れぐらいで、こんなにも費用がかかるのかと思うぐらいの費用になってしまいます。

このような場合、雨樋無しでもしのげるのなら、しばらくの間は雨樋無しで済ますこととして、外壁の塗替えなりの際に、雨樋を直す手もあります。
その際、雨樋をぶらぶらさせておくと、風で飛ばされて思わぬ被害が起こることがあるので、雨樋は外したほうがよいと思います。
雨樋を外すだけならば、ハシゴでも可能なはずです。
by safetycap01 | 2008-02-15 17:59 | 住宅建築 | Comments(0)