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犬小屋製作記 

犬小屋製作記 _b0003400_12304124.jpg

一見すると祠(ほこら)のように見えますが、屋外設置用の犬小屋です。
材料のほうは杉の無垢材をメインの軸組みとして、作業場にあった材料を組み合わせて作りました。
作ったのは、もちろん本職の大工さんで、屋根を葺いたのも本職の胴工屋さんです。

ここでは、犬小屋の作り方そのものを紹介するわけではありません。
犬小屋といえども、基本的な作り方は人間が住まう住宅と同じということで、犬小屋の製作過程を紹介しながら、木造住宅の作りかたの一部を紹介してみるつもりです。

まずは、この犬小屋を作った場所・・・作業場所です。
さすがに、これは犬小屋を置くお客さんの庭先で作ったのではなく、大工さんの下小屋で作りました。
下小屋ならば、道具、材料、工事用電力、工事用水道、さらにはトイレなど、工事に必要なもの一式がそろっていますが、お客さんの庭先ではそうもいきません。
また、工事で発生する音、廃棄材、散らかってしまうおが屑などの問題もあります。
犬小屋に限らず祠などを作る際にも、下小屋で作ってしまうことが多いんですよ。

ただ、下小屋で作ってしまうと、運搬がたいへんになることがあります。
人力でトラックに積み下ろしができる程度の重さが、下小屋で作るか現場で作るかの分かれ目です。

今回は、屋根葺き工事だけを現場で行うようにしました。
屋根のトタン板がないだけでも、ずいぶん軽く感じます。
by safetycap01 | 2007-11-01 17:42 | 大工仕事 | Comments(0)