店舗の現状復帰 柱の腐朽
柱の根元が腐っていました。
かろうじて、柱に抱き合わせてある間柱(まばしら)という材料で、もっているようなものです。
間柱というのは、幅は柱と同じですが、厚みが3cm程度の細い材料で、柱のように上からの荷重を支えるような役割はもっていません。
このような細い材料に上から荷重をかけると、くの字型に折れ曲がってしまうでしょう・・・これを座屈(ざくつ)といいます。
ところが、こちらの間柱は柱と抱き合わせてあるため、くの字型に折れ曲がりにくくなっています。
つまり、座屈に対しては単なる間柱よりも強くなっているということです。
これが、柱の根元が腐っていても、かろうじて上からの荷重に耐えていた原因だと思います。
とはいえ、いくら現状でどうにかなっているとはいえ、この状態をそのままにしておくわけにはいきません。
なんらかの方法で、柱そのもを交換するか、補強する必要があります。
この状況は、壁を剥がしたことで判明したことです。
リフォームは、こうゆうことがあるのでたいへんなんですよ。